ろ座銀河
名称:ろ座銀河
小分類:楕円銀河
属する銀河群:局部銀河群
属する星座:ろ座
地球が属する太陽系は、銀河系にふくまれています。その銀河系とアンドロメダ銀河を中心として、半径300光年ほどの範囲の銀河集団を局部銀河群と呼んでいます。不確定メンバーをふくめると、その数は30個以上になります。ろ座銀河(Fornax)は、そのメンバーのひとつで、1938年に発見されました。地球から約60万光年の距離にありますが、暗い矮小楕円銀河なので、あまり目立たない存在です。
1.見つけ方のポイントは?
ろ座は、くじら座の南にある秋の星座です。8月から2月の約7カ月間見ることができます。南の空低く位置し、宵から明け方まで地平線上に出ていることはありません。ろ座銀河は見かけ上では、このろ座の近くにあります。しかし極端な低密度と散開構造であるため、アマチュアの望遠鏡で見るのはむずかしいようです。
2.どのような特徴があるの?
ろ座銀河の形は楕円で、北東から南西方向に向いています。星の分布は一様で、はっきりした集中はありませんが、5個の暗い球状星団が認められています。そのうち、もっとも明るいものがNGC1049で、実視等級は12.9等です。他の4個の球状星団のみかけの明るさは、それぞれ13.7、13.9、14.1、16.6等です。
3.どれくらいの大きさなの?
直径約6000光年4.地球からはどれくらい離れているの?
約60万光年
※参考文献:ロバート・バーナムJr./斉田博・訳「星百科事典」地人書館、国立天文台・編「理科年表平成9年」丸善、沼澤茂美脇屋奈々代「星空ガイド」ナツメ社
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