みのわ千成【ミノワセンナリ】(果樹)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第10757号 |
登録年月日 | 2002年 11月 14日 | |
農林水産植物の種類 | もも | |
登録品種の名称及びその読み | みのわ千成 よみ:ミノワセンナリ |
|
品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | 2005年 11月 15日 | |
品種登録者の名称 | 戸田七郎 | |
品種登録者の住所 | 長野県上伊那郡箕輪町大字東箕輪508番地の2 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 戸田七郎 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、野生ももの自然交雑実生から選抜、育成されたものであり、果形が円、果実の大きさが極小、果皮の地色が緑黄、果肉の色が緑白の育成地(長野県上伊那郡箕輪町)では9月上旬に成熟する加工向きの品種である。樹姿は開張、樹の大きさは中、樹勢はやや弱である。枝梢の太さはやや細、節間長は短、枝梢の色は緑である。葉の形はやや短、葉縁の波打ちは少、葉の大きさは中、葉の色は濃緑、光沢は多、蜜腺の形は球腎である。花形は普通咲、花の大きさは小、花弁の数は単弁、形は円、波打ちは有、大きさは小、色は淡桃、雌ずいの健否は無、花粉の有無は有、がく筒内壁の色は濃黄、がく筒の形は鐘、がく片先端の形は鈍である。果実の外観は円、果頂部の形は平、凹みは浅、梗あの深さは浅、広さは中、赤道部及び果頂部の縫合線の深さは浅、果実の大きさは極小、果皮の地色は緑黄、果皮の着色の多少は少、濃さはやや淡、形はぼかし、果面の毛じの有無は有である。切った直後の果肉の色は緑白、果肉内の着色は無、核周囲の着色は多、果肉の粗密は粗、果肉繊維の多少は多、果皮の剥離性は難、肉質は半不溶質、果汁の多少は中、甘味はやや少、酸味及び渋味は中、苦味は微、香気は少である。核と果肉の粘離は離核、核の形は楕円、大きさは小、色は褐、核面の粗滑は中である。開花期及び発芽期は中、成熟期(満開から成熟までの日数)は121~130日で育成地においては9月上旬である。果実の着色の難易は難、生理落果の多少、核割れの多少及び裂果は無である。「おはつもも」と比較して、果汁が多いこと、核の色が褐色であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和50年に育成者の自園(長野県上伊那郡箕輪町)において、同町の山中に自生していた野生ももの自然交雑種子をは種し、54年にその実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
- みのわ千成のページへのリンク