みほひめ【ミホヒメ】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第10707号 |
登録年月日 | 2002年 9月 30日 | |
農林水産植物の種類 | ゆり | |
登録品種の名称及びその読み | みほひめ よみ:ミホヒメ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | 2003年 10月 1日 | |
品種登録者の名称 | 児島洲介 | |
品種登録者の住所 | 広島県庄原市宮内町578-1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 児島洲介 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、ヤマユリに「カサブランカ」を交配して育成されたものであり、花はかなり大輪の黄白色で中肋部が淡黄色のヤマユリ型の切花及び鉢物向きの品種である。草丈は100~129㎝、茎の直径は5.0~9.9㎜、上部及び中部の色は淡緑、下部の色は淡褐、毛じは無、節間長は茎の中央部は10~19㎜、止葉下は40~59㎜である。葉序は3/8、葉の全体の形は長楕円形、ねじれは無、葉幅は20~29㎜、葉長は12~15㎝、光沢は有、数は中、着生角度は60~89゜である。つぼみの形はⅦ型、花の向きは60~89゜、花房の形状は総状花序、全体の形はヤマユリ型である。花径は210~239㎜、内花被の幅は50~59㎜、長さは13~17㎝、外花被の幅は40~49㎜、長さは12~15㎝である。花色は花弁の基部は浅黄緑(JHS カラーチャート3304)、地色は黄白(同2502)、中肋部は淡黄(同2503)、縁部は黄白(同2701)、裏面は黄白(同2502)である。内花被及び外花被1枚の斑点の数は70以上、つぼみの色は黄白(同3302)、内花被の形はⅦ型、外花被の形はⅧ型、内花被先端の形状及び反転の程度はⅣ型、外花被先端の形状はⅥ型、反転の程度はⅣ型、花被のねじれは1/8未満、花被上の乳状突起は有である。花糸の色は白、花粉の色は赤褐、第1花梗の長さは60~89㎜、花梗の太さは中、色は淡緑、花梗への葉の着生は有、第1花梗の向きは60~89゜、1花茎の花数は中、花の香りは強、開花期は晩である。「カサブランカ」と比較して、花弁中肋部の色が淡黄であること、内花被及び外花被に斑点が有ること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和63年に育成者のほ場(広島県庄原市)において、ヤマユリに「カサブランカ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成5年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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