みなみさやか【ミナミサヤカ】(工芸作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第3932号 |
登録年月日 | 1994年 3月 14日 | |
農林水産植物の種類 | 茶 | |
登録品種の名称及びその読み | みなみさやか よみ:ミナミサヤカ | |
品種登録の有効期限 | 18 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 宮崎県 | |
品種登録者の住所 | 宮崎県宮崎市橘通東2丁目10番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 古野鶴吉 上野貞一 間曽龍一 田原誠 安部二生 向井康 平川今夫 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,出願者の所有系統どうしを交配して育成された固定品種であり,育成地におけるほう芽期及び摘採期はやや晩生で,輪斑病抵抗性が強く,やや多収,西南暖地の茶栽培地帯に適する煎茶用品種である。 樹姿は直,樹勢はやや強,株張りは中,葉層の厚さはやや厚である。摘採期の茶芽の揃い及び芽数は中,摘芽長はやや長,摘芽の本葉の開葉数は中,百芽重はやや大である。新葉の形は長楕円,大きさはやや大,厚さは中,光沢はやや多,葉色は濃緑, 葉質は中である。成葉の形は長楕円,大きさはやや大,厚さは中,葉面のしわは少,葉縁の波は中である。枝条の分枝数は中,節間長はやや長,着葉角度はやや太,ほう芽期及び摘採期はやや晩,挿木の発根性はやや良,幼木の収量性は中,成木の収量性はやや多である。製品の外観の形状,色沢及び内質の香気は上,水色は中上,滋味は上である。赤枯抵抗性及び炭そ病抵抗性はやや強,青枯抵抗性は中,裂傷型凍害抵抗性及び輪斑病抵抗性は強,カンザワハダニ抵抗性はやや強である。 「やぶきた」と比較して,ほう芽期及び摘採期が晩いこと,炭そ病抵抗性及び輪斑病抵抗性が強いこと等で,「かなやみどり」と比較して,摘芽の百芽重が大きいこと,新葉の色が濃緑であること,成葉の大きさが大きいこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,宮崎県総合農業試験場茶業支場(宮崎県児湯郡川南町)において,昭和45年に出願者所有系統である「宮A-6」と「NN27」を交配し,その実生の中から選抜,育成された固定品種である。47~51年に個体養成及び選抜を行い,51年から栄養系比較及び特性試験を,59年以降「宮崎9号」の系統名で栄養系適応性検定試験等を行い,平成2年にその特性を確認して育成を完了したものである。 |
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