ピー‐エッチ‐エス【PHS】
PHS(ぴーえっちえす)
簡易型携帯電話といい、携帯電話と同じように使える。サービス料金が安いことや、データ通信が速い、ということがPHSの強みである。かつては移動中には使えないという欠点などのため、加入者数が減ってきていたが、1999年から新技術が相次いで導入され、最近は人気が回復している。2001年4月からの次世代携帯電話開始に伴い、PHS各社も新戦略を始めるところが目立つ。
NTTドコモはPHSの「ドッチーモ」にiモードを導入してPHSの人気挽回を図る。業界最大手のDDIポケットは10月にカラー画面表示の新機種を発売し、デジカメの映像をE-mailで送受信するサービスを始める。TTNetは年末には新機種を発表し、PHS端末だけでインターネット接続ができるようにする。この端末では、ホームページを見たり電子メールを送受信したり、といったことができる見込みである。
全国に15万ヶ所ある基地局を使った、PHSならではの新しい試みもある。たとえばDDIポケットはPHSを自動車に掲載し、盗難にあったときに基地局を通じて車の位置を特定する、というサービスを4月から始める予定である。PHSの位置特定機能を生かし、痴呆性老人にPHSを持たせ、迷子になった時にPHSの基地局を通じて居場所を探す、という試みもある。
(2000.07.11更新)
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