ひおうぎとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 文化 > 道具 > > ひおうぎの意味・解説 

ひ‐おうぎ〔‐あふぎ〕【×檜扇】

読み方:ひおうぎ

ヒノキ細長い薄板重ね上端を糸で下端を要(かなめ)で留めた扇。近世の板の数は、公卿25殿上人23女子39男子のものは白木のままとするが、女子のものは、大翳(おおかざし)・衵扇(あこめおうぎ)ともいい、表裏ともに美しく彩色し親骨色糸長く垂らして装飾とした。→扇

アヤメ科多年草本州中部以西山野自生。剣形のが2列に互生し扇形広がる。夏、黄赤色で内側多数暗紅色斑点をもつ6弁花を開く。実は秋に熟す裂け光沢のある黒い種子現しうばたまぬばたまよばれるからすおうぎ。《 夏》

檜扇の画像
撮影広瀬雅敏
檜扇の画像
檜扇(1)
檜扇の画像
檜扇(1)

ひおうぎ〔檜扇〕

薄板作った扇。
内裏雛女雛などに用いる。

ひおうぎ (檜扇)

Belamcanda chinensis

Belamcanda chinensis

わが国本州から四国九州それに台湾中国分布してます。日当たりのよい山地の草原生え、高さは60100センチになりますは剣状で、長さ3050センチあります8月から9月ごろ、上部分枝して数個の花をつけ、橙色の花を咲かせます。花披の内外片は同じ大きさで、内側に赤い斑点あります蒴果なかには真っ黒な種子があり、これが「烏玉ぬばたま)」と呼ばれます万葉集では「黒」や「夜」を導く枕詞として引用されました。たとえば柿本人麻呂の歌。「烏玉ぬばたま)の黒髪山山菅(やますげ)に、小雨降りしき、しくしく思ほゆ
アヤメ科ヒオウギ属の常緑多年草で、学名Belamcanda chinensis。英名は Blackberry lily
アヤメのほかの用語一覧
ニワゼキショウ:  シシリンキウム・ベルム  庭石菖
パルダンカンダ:  パルダンカンダ
ヒオウギ:  檜扇
ホザキアヤメ:  バビアナ  バビアナ・アーリーブルー  バビアナ・ケダルベルゲンシス

ひおうぎ

出典:『Wiktionary』 (2021/08/21 06:20 UTC 版)

名詞

ひおうぎ】(歴史的仮名遣い: ひあふぎ)

  1. 日本宮中用いられ木製
  2. アヤメ科アヤメ属多年草長く扇状広がり宮廷人が持つ檜扇似ていることから命名されとされる。別名烏扇からすおうぎ
  3. ヒオウギガイ」のこと。

発音(?)

ひ↗お↘ーぎ

語源




ひおうぎと同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ひおうぎ」の関連用語



3
夏扇 デジタル大辞泉
100% |||||

4
大翳 デジタル大辞泉
100% |||||

5
板扇 デジタル大辞泉
100% |||||

6
三重襲の扇 デジタル大辞泉
96% |||||

7
五重の扇 デジタル大辞泉
96% |||||

8
御所解模様 デジタル大辞泉
96% |||||

9
袿袴 デジタル大辞泉
96% |||||


ひおうぎのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ひおうぎのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
社団法人日本人形協会社団法人日本人形協会
Copyright (C) 2024 社団法人日本人形協会 All rights reserved.
※このホームページに掲載されている文章・写真・イラストなどの無断転載を禁じます。
ボタニックガーデンボタニックガーデン
Copyright 2001-2024 shu(^^). All rights reserved.
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryのひおうぎ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS