ときめきむろね【トキメキムロネ】(草花類)
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登録番号 | 第4996号 |
登録年月日 | 1996年 3月 18日 | |
農林水産植物の種類 | りんどう | |
登録品種の名称及びその読み | ときめきむろね よみ:トキメキムロネ |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | いわい東農業協同組合 | |
品種登録者の住所 | 岩手県東磐井郡千厩町千厩字下駒場283-1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 菅原清一郎 菅原隆儀 菅原茂幸 畠山修一 藤原美喜男 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,ササ系ピンク種にエゾ系ピンク種を交配した実生から選抜,育成さたれ栄養繁殖性の品種であり,花は内面上部が紫ピンク色,外面が明赤味紫色で切花用の極晩生種である。 植物体の形状は直立性,草丈は120~159cmである。茎の直径は5.0~7.9mm,横断面の形状は4稜形,茎上部及び下部の色は淡緑,上部の着色程度は開花下部は少,1節側枝発生数は9~12,位置は上部~中部,2節以上の側枝発生数は7~12である。葉長は7.0~9.9cm,葉幅は2.0~2.9cm,葉身の形状は披針形,葉表面の色は緑,裏面は淡緑,表面及び裏面の着色程度は中である。花房のつき方は茎頂~下位節に群生,開花の順序は下部より,頂部の着花数は13~16,茎当たりの総花数は50~69である。花冠の形状は鐘形,長さは5.0~5.9cm,直径は1.6~1.9cm,先端の直径は3.0~3.9cm,転回は外反転,花冠内面上部の色は紫ピンク(JHS カラーチャート8903),内面中部の色は淡紫ピンク(同8902),外面の色は明赤味紫(同8905),内面中部の斑点は中,色は暗緑(同3716),外面の縞模様の色は淡紫褐である。花冠裂片の長さは8~9mm,幅は10~11mm,形状はⅣ型,がくの裂片数は5,がく片の形状は狭披針形,そろいは不斉,がく筒の形状は筒状である。開花期は極晩で,育成地(岩手県東磐井郡室根村)における開花期は10月中旬である。 「ハイジ」と比較して,茎下部の着色程度が少ないこと,花冠外面の色が明赤味紫であること,花冠内面中部の斑点の色が暗緑であること等で,「ミス 恵美子」と比較して,花冠先端の直径が大きいこと,花冠外面の色が明赤味紫であること,花冠外面の縞模様の色が淡紫褐であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,育成者が昭和62に購入した,ササ系ピンク種の実生選抜にエゾ系ピンク種の実生選抜を平成元年に出願者のほ場(岩手県東磐井郡室根村)において交配し,その実生の中から選抜したものであり,以後,さし木により増殖を行いながら特性の調査を継続し,4年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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