つぶろまん【ツブロマン】(野菜)
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登録番号 | 第4716号 |
登録年月日 | 1995年 9月 14日 | |
農林水産植物の種類 | いちご | |
登録品種の名称及びその読み | つぶろまん よみ:ツブロマン |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 1998年 9月 15日 | |
品種登録者の名称 | 富山県 | |
品種登録者の住所 | 富山県富山市新総曲輪1番7号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 岡田巖 岡田功 中森紀世 北田幹夫 中井正樹 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「ダナー」に「千代田」を交配して,選抜,育成した固定品種であり,果皮の色が鮮赤,果形が球円錘で,果実が大きく,日本海側の積雪寒冷地のトンネル栽培及び露地栽培に適する品種である。 草姿は立性,草勢は強,草丈はやや高である。ランナー数は中,葉色は濃緑,小葉の大きさはやや大,葉柄のアントシアニンの有無は無である。果皮の色は鮮赤,果形は球円錘,第1番果と第2番果の果形の差はやや少,果実の大きさは大,果肉色は淡紅,果心の色は淡赤である。果実の光沢は中,空洞はやや小,溝は少である。花の大きさは大,花房当たりの花数は中,花柄の太さは太,花柄長は長,切断の難易はやや易である。果実の硬さは硬,無種子帯はかなり少,そう果のおち込みはおち込み小である。果実の香りは中,季性は一季成,花芽分化期は晩,開花始期及び成熟期はやや晩,休眠性は長,可溶性固形物含量は高,酸度は低,うどんこ病抵抗性は中,根腐病抵抗性は高である。 「宝交早生」と比較して,葉柄のアントシアニンの有無が無いこと,果形が球円錘であること,果実の大きさが大きいこと,花柄長が長いこと等で,「ダナー」と比較して,葉柄のアントシアニンの有無が無いこと,果皮の色が鮮赤であること,果実の大きさが大きいこと,果心の色が淡赤であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,富山県農業技術センター野菜花き試験場(礪波市)において,昭和54年に「ダナー」に「千代田」を交配し,57年から60年にかけて選抜を行い1系統を選抜し,以後,トンネル栽培,露地栽培に供して特性の調査を行い,平成4年に特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 なお,出願時の名称は「礪波No.89 」であった。 |
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