つやおとめ【ツヤオトメ】(食用作物)
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登録番号 | 第14526号 |
登録年月日 | 2006年 12月 14日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | つやおとめ よみ:ツヤオトメ |
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品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 福岡県 | |
品種登録者の住所 | 福岡県福岡市博多区東公園7番7号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 濱地勇次、川村富輝、大里久美、今林惣一郎、和田卓也、西山壽、龍知子、吉野稔 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「ヒノヒカリ」に「葵の風」を交配して育成された固定品種であり、育成地(福岡県筑紫野市)における成熟期は中生の晩、草型が偏穂重、耐倒伏性が強の水稲、粳種である。草型は偏穂重、稈長は中、稈の細太はやや太、剛柔はやや剛、止葉の直立の程度はやや立、葉身及び葉鞘の色は緑である。穂長は中、穂数はやや少、粒着密度はやや密、穂型は紡錘状、穎色は黄白、ふ先色は黄白-黄、護穎の色は淡黄、芒の有無と多少は稀、芒長は短、芒色は黄白-黄である。玄米の形は中、大小は小、色沢は中、精玄米千粒重は小、玄米の見かけの品質は上の下、光沢は良、腹白の多少は極少、食味は上の中である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期及び成熟期は中生の晩、穂揃日数は短、穂発芽性は難、耐倒伏性は強、脱粒性は難、地上部全重及び収量は中である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-i、穂いもちほ場抵抗性は中、葉いもちほ場抵抗性はやや弱、白葉枯病抵抗性品種群別は金南風群、白葉枯病ほ場抵抗性はやや弱である。アミロース及び蛋白質含量は中である。「ツクシホマレ」と比較して、草型が偏穂重であること、稈長が長いこと、精玄米千粒重が小さいこと等で、「ヒノヒカリ」と比較して、成熟期が晩いこと、耐倒伏性が強いこと、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-iであること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成3年に福岡県農業総合試験場(筑紫野市)において、「ヒノヒカリ」に「葵の風」を交配し、6年に雑種第5代で個体選抜を行い、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、14年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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