その後の改訂
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/23 06:11 UTC 版)
本書の改訂は、技術の変遷や社会事情を考慮しおおむね7 - 8年ごとに行われるが、車両制限令の改訂や兵庫県南部地震などが相次いだ1990年代は、2 - 4年程度の短期間で改訂が繰り返された。 1990年(平成2年)- 橋梁技術の進歩、調査結果の反映。耐震設計手法として保有水平耐力法の導入。 1994年(平成6年)- 車両制限令改訂により、大型車の荷重を20tから25tへ。これに伴う荷重関係の改訂。旧来の一等橋、二等橋の区分を廃止し、活荷重(自動車荷重)をA活荷重(二等橋相当)、B活荷重(一等橋相当)に区分した。 1996年(平成8年)- 1995年に発生した兵庫県南部地震の甚大な被害を受け、耐震設計法およびこれに関する細目規程を全面改定。 2002年(平成14年)- 旧来の仕様規程から性能規程への移行。耐久性の確保を目的とした記述の追加。 2012年(平成24年)- 設計段階における維持管理への配慮、2011年に発生した東北地方太平洋沖地震の被災を踏まえた見直し、近年の知見に基づく改定等。 2017年(平成29年)- 安全性や性能に対しきめ細やかな設計が可能な設計手法を導入した大幅改訂。また、設計供用期間の標準を100年としてその間適切な維持管理を行うことを規定。
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