すばるステークスとは? わかりやすく解説

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すばるステークス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/17 02:35 UTC 版)

すばるステークス
開催国 日本
主催者 日本中央競馬会
競馬場 京都競馬場
創設 1989年2月11日
2025年の情報
距離 ダート1400m
格付け L
賞金 1着賞金2400万円
出走条件 サラブレッド系4歳以上(国際)(特指)
負担重量 別定
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すばるステークス日本中央競馬会(JRA)が京都競馬場のダート1400mで施行する中央競馬リステッド競走[1]。競走名のすばるは牡牛座にある散開星団、プレアデス星団の和名で数多くの星によって構成されているが、肉眼できる星は6個程度であることから「六連星」とも呼ばれている。

概要

1989年に京都競馬場芝2000mの5歳(現4歳)以上オープンクラスの特別競走として創設される。翌1990年は阪神競馬場改修工事に伴う開催日程の変更により阪神競馬場芝2000mで開催されている。

1994年に施行距離を現行のダート1400mに変更し、現在に至る(但し、この年は京都競馬場改修工事により阪神競馬場で開催)。

2007年には国際競走に、2019年にはリステッド競走にそれぞれ指定されている。

2021年~2023年は京都競馬場整備工事により、2025年は阪神競馬場リフレッシュ工事により中京競馬場でそれぞれ代替開催された。

負担重量は別定で4歳56kg、5歳以上57kgで牝馬2kg減を基本とし、日本調教馬は収得賞金1600万円超過馬は超過額1200万円毎に1kg増。外国調教馬はG1優勝馬5kg増、G2優勝馬3kg増、G3優勝馬1kg増(2歳時の成績を除く)。

2025年時点での本賞金は1着2400万円、2着960万円、3着600万円、4着360万円、5着240万円となっている[2]


歴史

  • 1989年 京都競馬場芝2000mの5歳(現4歳)以上別定のオープン特別として創設。
  • 1990年 阪神競馬場改修工事に伴う開催日程の変更により阪神競馬場芝2000mで施行。
  • 1994年
    • 施行距離をダート1400mに変更。
    • 京都競馬場の改修工事により阪神競馬場で開催。
  • 1995年 負担重量をハンデキャップに変更。
  • 2001年 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件を「5歳以上」から「4歳以上」に変更。
  • 2007年 国際競走に指定される。
  • 2009年 負担重量を別定に戻す。
  • 2016年 負担重量を再びハンデキャップに変更。
  • 2017年
    • 施行時期を1月に変更。
    • 負担重量を再び別定に変更。
  • 2019年 リステッド競走に指定される。
  • 2020年 特別指定競走に指定される。
  • 2021年 京都競馬場改修工事により中京競馬場で開催(2022年・2023年も同様)。
  • 2025年 阪神競馬場改修工事に伴う開催日程の変更により中京競馬場で開催。

歴代優勝馬

1993年までは芝コース、1994年以降はダートコースで開催。

優勝馬の馬齢は、2000年以前も現行表記に揃えている。

施行日 競馬場 距離 条件 優勝馬 性齢 タイム 優勝騎手 管理調教師 馬主
1989年2月11日 京都 2000m オープン チュニカオー 牡4 2:02.7 田原成貴 谷八郎 北條三郎
1990年2月10日 京都 2000m オープン マヤノオリンピア 牡6 2:01.3 丸山勝秀 坂口正大 田所祐
1991年2月9日 京都 2000m オープン ミスターアロマック 牡5 2:00.2 河内洋 長浜博之 谷水雄三
1992年2月15日 京都 2000m オープン オースミロッチ 牡5 2:02.2 武豊 中尾正 山路秀則
1993年2月13日 京都 2000m オープン ヤマニンフォックス 牡5 2:00.2 山田和広 坪正直 土井宏二
1994年2月5日 阪神 1400m オープン エイシンライジン セ5 1:23.8 小池隆生 太宰義人 平井豊光
1995年2月4日 京都 1400m オープン トーヨーリファール 牡5 1:23.8 松永昌博 松永善晴 (有)トーヨークラブ
1996年2月3日 京都 1400m オープン レザームーン 牡4 1:23.1 内田浩一 高橋隆 齊藤四方司
1997年2月1日 京都 1400m オープン ナムラホームズ 牡4 1:23.6 上村洋行 野村彰彦 奈村信重
1998年2月7日 京都 1400m オープン ビーマイナカヤマ 牡4 1:23.3 鹿戸雄一 高市圭二 (有)中山牧場
1999年2月6日 京都 1400m オープン ビーマイナカヤマ 牡5 1:23.0 鹿戸雄一 高市圭二 (有)中山牧場
2000年2月12日 京都 1400m オープン タガノサイレンス 牡7 1:23.7 松永幹夫 橋本寿正 八木良司
2001年2月10日 京都 1400m オープン ノボジャック 牡4 1:23.6 M.デムーロ 森秀行 (有)池ばた
2002年2月9日 京都 1400m オープン シンコウスプレンダ 牡8 1:23.5 河内洋 古賀史生 石田宏
2003年2月15日 京都 1400m オープン エイシンダンズビル 牡6 1:24.5 C.ルメール 瀬戸口勉 平井豊光
2004年2月14日 京都 1400m オープン ニューベリー 牡6 1:24.4 武豊 音無秀孝 近藤英子
2005年2月12日 京都 1400m オープン ツルマルファイター 牡6 1:23.9 小牧太 橋口弘次郎 鶴田任男
2006年2月11日 京都 1400m オープン メイショウサライ 牡5 1:23.4 秋山真一郎 増本豊 松本好雄
2007年2月10日 京都 1400m オープン モンテタイウン 牡8 1:23.2 武幸四郎 松山康久 毛利喜昭
2008年2月16日 京都 1400m オープン ゼンノパルテノン 牡6 1:22.7 幸英明 松永昌博 大迫久美子
2009年2月7日 京都 1400m オープン ペプチドルビー 牝4 1:23.7 小牧太 境直行 沼川一彦
2010年2月6日 京都 1400m オープン アンクルリーサム 牡9 1:24.1 渡辺薫彦 田島良保 (株)有能
2011年2月5日 京都 1400m オープン アーリーロブスト 牡5 1:23.4 藤田伸二 本田優 (有)三嶋牧場
2012年2月4日 京都 1400m オープン ケイアイテンジン 牡6 1:11.1 藤田伸二 白井寿昭 (株)啓愛義肢材料販売所
2013年2月2日 京都 1400m オープン アドバンスウェイ 牡7 1:23.5 小牧太 武藤善則 西川隆士
2014年2月8日 京都 1400m オープン ベストウォーリア 牡4 1:21.7 浜中俊 石坂正 馬場幸夫
2015年2月7日 京都 1400m オープン レッドアルヴィス 牡4 1:23.0 C.デムーロ 安田隆行 (株)東京ホースレーシング
2016年2月14日 京都 1400m オープン ニシケンモノノフ 牡5 1:22.1 岩田康誠 庄野靖志 西森鶴
2017年1月21日 京都 1400m オープン スマートアヴァロン 牡5 1:23.2 M.デムーロ 西園正都 大川徹
2018年1月20日 京都 1400m オープン ドライヴナイト 牡5 1:23.8 藤岡佑介 奥村豊 桂土地(株)
2019年1月19日 京都 1400m リステッド サクセスエナジー 牡5 1:22.8 松山弘平 北出成人 高嶋哲
2020年1月13日 京都 1400m リステッド ダノンフェイス 牡7 1:24.6 川田将雅 大久保龍志 (株)ダノックス
2021年1月11日 中京 1400m リステッド テイエムサウスダン 牡4 1:23.4 浜中俊 飯田雄三 竹園正繼
2022年1月8日 中京 1400m リステッド ピンシャン 牡5 1:23.8 川田将雅 森秀行 冨士井直哉
2023年1月7日 中京 1400m リステッド バトルクライ 牡4 1:23.8 川田将雅 高木登 (株)Gリビエール・レーシング
2024年1月7日 京都 1400m リステッド テーオーステルス 牡5 1:24.5 川田将雅 奥村豊 小笹公也
2025年1月11日 中京 1400m リステッド フリームファクシ 牡5 1:23.0 M.デムーロ 須貝尚介 金子真人ホールディングス(株)

脚注・出典

  1. ^ 2025年度リステッド競走一覧”. 2025年9月12日閲覧。
  2. ^ 2025年第1回中京競馬番組”. 2025年9月12日閲覧。

各競走の出典


すばるステークス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/09 14:37 UTC 版)

第36回フェブラリーステークス」の記事における「すばるステークス」の解説

2019年1月19日 すばるステークス(L)天候:晴、馬場:良着順馬名性齢騎手斤量タイム着差人気1サクセスエナジー 牡5 松山弘平 56 1:22.8 2 2スマートダンディー 牡5 武豊 56 1:23.4 3馬身1/2 0.6 3 3サングラス 牡8 秋山真一郎 56 1:23.7 1馬3/4 0.9 13 すばるステークスは、サクセスエナジー優勝したサクセスエナジー最後直線入り口先頭通過すると、後続突き放して最終的に後続に3馬身1/2離して通算7勝目挙げた騎乗した松山弘平は、「スタート良くいい形で2番手が取れました直線向いて余裕の手応えで、早めに抜け出すのは嫌だったのですが、それでも突き放して強い競馬をしてくれました。まだ幼くてソラを使う所があるのですが、それだけこれからが楽しみです」と回顧した

※この「すばるステークス」の解説は、「第36回フェブラリーステークス」の解説の一部です。
「すばるステークス」を含む「第36回フェブラリーステークス」の記事については、「第36回フェブラリーステークス」の概要を参照ください。

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