しらこい
「しらこい」とは、知っているにも関わらず知らないふりをしているという状態を意味する表現。
お笑い芸人さんがテレビでこの言葉を話しているのを見て、どこの方言か気になったことがある方も多いだろう。「しらこい」は関西地方の方言であり、大阪を中心に、京都や奈良、兵庫、滋賀、和歌山の関西地方全域で使用されている言葉である。発祥の地は諸説あるが、奈良県から広まったとする説が濃厚である。しかし知恵袋によると、どちらかというと俗に使われる言葉であり、使用される頻度は低くすべての関西地方に住む人が使用する言葉ではないという意見も見られる。動画配信を行っているコムドットという人気グループのメンバーがよく「しらこい」という言葉を使用していることが発端となり、若者言葉として浸透している。これに伴い若者を中心に関西地方に住んでいない人も実生活やSNSの場で使用することがある。
北海道地方では語感がよく似ている「しゃっこい」という方言が使用されているが、これはとても冷たいという意味で、雪や冷たい飲み物に対してよく使用される言葉であり、「しらこい」とは無関係の言葉である。「しゃっこい」というのは液体や固体の温度が冷たいという際に使用される言葉であり、気温が低く寒いということを示す際には使用されない。
「しらこい」と、語感の似ている言葉として、「ふてこい」という言葉が挙げられる。「ふてこい」も「しらこい」と同様に関西地方全体で使用されている方言である。「ふてこい」とは「ふてぶてしい」が由来となった方言であり、「愛想が悪い」「不愛想である」「態度が悪い」「憎らしい」などの意味がある。不愛想で感じの悪い態度ややるきの無い態度を示す相手に対して使うことが多い。関西の方言には「しらこい」をはじめ、語尾に「こい」がつく言葉が他にもいくつか存在している。例としては「ひつこい」は執拗であり執念深いことを示している。味が濃すぎて後に残るような状態に対しても使用される。「ややこい」はややこしいという意味であり、複雑で込み入った状態を示す言葉である。「なれこい」は馴れ馴れしい、人懐っこいという意味で使用される。「ひやこい」「ひゃっこい」は温度が低い様を示し、冷たいという意味を表す。
また、「しらこい顔」「しらこい奴」など名詞の前につけて使用されることも多い。「しらこい顔」とは事情を分かっているのに知らないふりをするようなとぼけた顔や真実を隠しているような表情、胡散臭い表情を示す。
「しらこすぎる」とは言葉通り白々しさの程度が大きいときに使用される。若者の間でよく使用される言葉であり、感情が昂っている時に使用されることが多い。「自分のせいやって分かってるやろうにまた人のせいにして、ほんましらこすぎる!」というように使用される。
「しらこい」とは・「しらこい」の意味
「しらこい」とは、知っているのに知らないふりをしている人に対して使用する表現であり、「白々しい」や「わざとらしい」といった意味がある。嘘であることが見え透いている様や知っているという事実を隠し偽装する様子に対しても使われる。何かを隠していることに気づいていると指摘したり非難する際に使用されることも多い。お笑い芸人さんがテレビでこの言葉を話しているのを見て、どこの方言か気になったことがある方も多いだろう。「しらこい」は関西地方の方言であり、大阪を中心に、京都や奈良、兵庫、滋賀、和歌山の関西地方全域で使用されている言葉である。発祥の地は諸説あるが、奈良県から広まったとする説が濃厚である。しかし知恵袋によると、どちらかというと俗に使われる言葉であり、使用される頻度は低くすべての関西地方に住む人が使用する言葉ではないという意見も見られる。動画配信を行っているコムドットという人気グループのメンバーがよく「しらこい」という言葉を使用していることが発端となり、若者言葉として浸透している。これに伴い若者を中心に関西地方に住んでいない人も実生活やSNSの場で使用することがある。
北海道地方では語感がよく似ている「しゃっこい」という方言が使用されているが、これはとても冷たいという意味で、雪や冷たい飲み物に対してよく使用される言葉であり、「しらこい」とは無関係の言葉である。「しゃっこい」というのは液体や固体の温度が冷たいという際に使用される言葉であり、気温が低く寒いということを示す際には使用されない。
「しらこい」と、語感の似ている言葉として、「ふてこい」という言葉が挙げられる。「ふてこい」も「しらこい」と同様に関西地方全体で使用されている方言である。「ふてこい」とは「ふてぶてしい」が由来となった方言であり、「愛想が悪い」「不愛想である」「態度が悪い」「憎らしい」などの意味がある。不愛想で感じの悪い態度ややるきの無い態度を示す相手に対して使うことが多い。関西の方言には「しらこい」をはじめ、語尾に「こい」がつく言葉が他にもいくつか存在している。例としては「ひつこい」は執拗であり執念深いことを示している。味が濃すぎて後に残るような状態に対しても使用される。「ややこい」はややこしいという意味であり、複雑で込み入った状態を示す言葉である。「なれこい」は馴れ馴れしい、人懐っこいという意味で使用される。「ひやこい」「ひゃっこい」は温度が低い様を示し、冷たいという意味を表す。
「しらこい」の熟語・言い回し
「しらこい」は使い方のバリエーションが豊富である。知っていて知らないふりをする相手に対して「しらこいわ~教えてくれたらいいやん」見え透いた嘘をつく相手に対して「ちゃんと正直に本当のことを話せよ、しらこいぞ」白々しい言い訳をする相手に対して「あいつ、しらこい奴やな」や、「しらこく」「しらこ」というように語尾を変化させて使用されることもある。また、前に他の人が話していたことをあたかも自分が思いついたかのように話している相手に対して「しらこく話してんなあ」と使用することもある。しらこい顔とは
また、「しらこい顔」「しらこい奴」など名詞の前につけて使用されることも多い。「しらこい顔」とは事情を分かっているのに知らないふりをするようなとぼけた顔や真実を隠しているような表情、胡散臭い表情を示す。
しらこすぎるとは
「しらこすぎる」とは言葉通り白々しさの程度が大きいときに使用される。若者の間でよく使用される言葉であり、感情が昂っている時に使用されることが多い。「自分のせいやって分かってるやろうにまた人のせいにして、ほんましらこすぎる!」というように使用される。
- しらこいのページへのリンク