この指とめよう
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/28 17:15 UTC 版)
小竹が発起人となった「#この指とめよう」の屋外広告企画はCAMPFIREとThe Breakthrough Company GOが連携したプロジェクトとして、「みんなでつくる広告機構 AD FOR GOOD」により行われた。クラウドファンディングで資金を集めることにし、田村淳らの共感も呼んだ。321万6386円の資金を獲得し、屋外広告はMAGNET by SHIBUYA109 ビッグボードに2021年1月18日から同月30日まで設置された。これは写実的な指のグラフィックが特徴的であった。 同年5月25日には、代表理事として一般社団法人「この指とめよう」を設立。監視チームがSNSにおける誹謗中傷の多発を発見するとリアルタイムに啓発広告を表示させるもので、誹謗中傷や風評被害への対策を取り扱うシエンプレ社と提携している。メンタルケア、情報開示請求、損害賠償請求といった被害者へのサポートや、児童向け啓発本の作成・認定も計画。ジャーナリストの津田大介や佐々木俊尚、ブロガーのはあちゅう、相模女子大学特任教授の白河桃子、NPO「D×P」理事長の今井紀明らがアドバイザリーボードメンバーに名を連ねた。 しかし設立後すぐ、過去に小竹がTwitterで行っていた、芸能人に対する不適切なツイートなどが問題となる。同月30日にTwitter上で「私が過去に、SNSで傷つけてしまった方や、その家族、関係者様、支援企業・運営関係の皆さま、全ての方に心からお詫びを申し上げます」「自分の未熟さを後悔し、反省しております」といった謝罪を表明。「方向性の見直しを含めて、関係各所との熟議を重ねて参ります。」とした。2021年11月までには公式サイトや公式Twitterが削除され、活動を停止。同月6日には佐々木俊尚が釈明を行った。 なお、「この指とめよう」は「ガジェット通信ネット流行語大賞2021上半期」にノミネートされている。また、小竹は自書『言葉のアップデート帳』の「おわりに」で不始末について詫びるとともに、他の要因も影響していると断りながらも、屋外広告やその後の反響よりもクラウドファンディングを募っていた間の方が、ネットの誹謗中傷を減らす上で「実効性があったという仮説」を紹介している。
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