こじし座
名称:こじし座(小獅子座)
学名:Leo Minor
小分類:北半球
構成する主な星雲、星団、恒星:NGC3395(渦巻き星雲)/NGC3396(渦巻き星雲)
神話の主な登場人物:
日本で観測できる時期:1月〜7月の約7カ月間
見ごろの季節:春(20時正中は4月下旬)
しし座の北側にある、平べったい三角形の形をした星座がこじし座です。ちょうどししの背中の上に乗っているような位置にあります。こじし座は比較的新しい星座で、17世紀の学者ヘヴェリウスによって作られました。一番明るい星でも4等星ですので、暗くて見つけにくく、天文学的にもそれほど面白い見物はありません。
1.見つけ方のポイント
しし座の首にあたる部分、「ししの大鎌」の上へ目を移していくと、北斗七星とのちょうど中間あたりに、3個の4等星で作られた、平べったい三角形があります。それがこじし座ですが、明るい星がなく見つけにくい星座です。
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2.神話の内容について
こじし座は、17世紀のポーランドの学者、ヨハンネス・ヘヴェリウスによって命名された星座です。しし座などと比べると歴史が新しく、ギリシャ神話などには関係ありません。
3.同じ時期に見える星座について
南(下)にしし座、北(上)に北斗七星のあるおおぐま座と、大きく明るい星座にはさまれています。また、明るい星座ではないものの、東にりょうけん座やかみのけ座、西にやまねこ座などを見ることができます。
4.主要都市での観測について
日本では全国で観測することができます。ただし、暗い星の集まりなので、都市部などの人工光の明るい場所では見つけにくいでしょう。
※参考文献:「星座クラブ」沼澤茂美著(誠文堂新光社)、「星のポケットブック」(誠文堂新光社)、「星座天体観測図鑑」藤井旭著(成美堂出版)、「星座・夜空の四季」小学館の学習百科図鑑、「星座博物館・春」、「同・夏」、「同・秋」、「同・冬」、「同・星座旅行」瀬川昌男著(ぎょうせい)、「星空ガイド」沼澤茂美、脇屋奈々代著(ナツメ社)
固有名詞の分類
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