こしら-え

デジタル大辞泉

こしらえ〔こしらへ〕【^×拵え】

読み方：こしらえ

１ 物の出来あがったようす。出来ぐあい。つくり。「草庵風の—の離れ」

２ 準備。用意。したく。「朝食の—」「船出の—」

３ 手を加えて飾ること。

㋐化粧したり衣服を整えたりすること。身じたく。「地味な—で訪れる」

㋑外見上の役作り。扮装(ふんそう)。「町娘の—で登場する」

㋒刀の柄(つか)・鞘(さや)に施す、細工や塗りなどの外装。刀装。

４ はかり巡らすこと。計画。工夫。

「竜女が仏に成ることは、文殊の—とこそ聞け」〈梁塵秘抄・二〉

５ やり方。方法。

「一日一日物の足らぬ—」〈浮・胸算用・二〉

６ 嫁入りじたく。

「あの身代(しんだい)の敷銀(しきぎん)は二百枚も過ぎもの、—なしに五貫目」〈浮・胸算用・二〉

[補説] 2の意で、「こしらえ」が他の語の下に付いて複合語をつくるとき、一般に「ごしらえ」となる。「身ごしらえ」「足ごしらえ」「腹ごしらえ」など。

日本語活用形辞書

拵え

読み方：こさえ、こしらえ

ア行下一段活用の動詞「拵える」の連用形、あるいは連用形が名詞化したもの。

終止形

拵える  » 「拵える」の意味を調べる

用例

腹を拵える、顔を拵える

拵え

読み方：こしらえ

【文語】ヤ行下二段活用の動詞「拵ゆ」の連用形、あるいは連用形が名詞化したもの。

終止形

拵ゆ  » 「拵ゆ」の意味を調べる

用例

腹を拵える、顔を拵える

日本語活用形辞書はプログラムで機械的に活用形や説明を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ。

文語活用形辞書

拵へ

読み方：こしらえ
かな表記：こしらへ

ハ行下二段活用の動詞「拵ふ」の連用形、あるいは連用形が名詞化したもの。
「拵ふ」の口語形としては、ハ行下一段活用の動詞「拵える」が対応する。

口語形

拵える » 「拵える」の意味を調べる

文語活用形辞書はプログラムで機械的に活用形や説明を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ。

高松の方言

こしらえ

方言	意味
こしらえ	したく(支度・仕度)・整える。「拵(こしら)える」こと。

JMnedict

拵

姓	読み方
拵	こしらえ

栫

姓	読み方
栫	こしらえ

Weblio日本語例文用例辞書

「こしらえ」の例文・使い方・用例・文例

• 彼は欠席の口実をこしらえた
• 彼女は子どもに食事をさっとこしらえた
• 彼は遅刻の口実をこしらえた。
• 彼は借金をこしらえた。
• ２人の兄弟は協力して食事をこしらえた。
• サラダをこしらえる.
• 彼には友だちをこしらえる才能がある.
• 言い訳をこしらえる.
• むちゃな借金をこしらえる.
• 借金をこしらえる.
• ひざにすり傷をこしらえる.
• 彼は何かと口実をこしらえては義務を避けようとする.
• こしらえ事は直ぐはげる.
• まったくこしらえ事だ.
• 彼は小金をこしらえて結婚した.
• お金はいつまでにこしらえてもらえますか.
• どうやら算段をして 5 万円こしらえた.
• ご注文次第でいかようにもこしらえます.
• 2 人の少年が出し合って 5,000 円こしらえた.
• 体裁など構わないから丈夫にこしらえてもらいたい.