すり‐きず【擦(り)傷】
読み方:すりきず
すりむいた傷。
擦過傷
擦過傷 | |
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概要 | |
診療科 | 救急医学 |
分類および外部参照情報 | |
ICD-10 | T14.0 |
ICD-9-CM | 919.0 |
擦過傷(さっかしょう)とは創傷の一種で、擦りむいてできた傷、いわゆる擦り傷のこと。切れているのではなく、皮膚浅層(真皮まで)が剥がれただけの状態[1]。
概要
傷は鋭的で真皮までに限局することが多く、組織欠損はない[2]。この場合、創面には皮膚付属器が残存しているため、創傷治癒は速やかに行われる[2]。
手当て
傷口は原則として消毒するのではなく、生理食塩水や水道水で洗浄するのがよい[1]。洗浄の目的は異物・付着した血液・壊死組織の除去が目的である[1]。また、傷口は湿潤状態に保った方が、傷口は速やかに上皮細胞に覆われ、跡が目立ちにくく[1]、湿潤療法が広がっている[3][4]。ただし、感染創の場合や傷口が大きかったり深かったりする場合、判断に迷う場合は、医師に相談することが必要である[3][4]。
出典
- ^ a b c d “小児の外傷の初期治療”. 三豊総合病院形成外科 太田茂男,木村知己. 2020年6月27日閲覧。
- ^ a b “皮膚の構造の変化からみた外傷創の分類と治療概念”. 中外医学社. 2020年6月27日閲覧。
- ^ a b 第一三共ヘルスケア. “キズ │ 皮膚症状一覧 │ ひふ研 「ひふ症状、ひふ薬の使い方の疑問に答える情報サイト」 │ 第一三共ヘルスケア”. www.daiichisankyo-hc.co.jp. 2020年6月26日閲覧。
- ^ a b “すり傷|一般社団法人 日本創傷外科学会 一般の皆様へ”. www.jsswc.or.jp. 2020年6月26日閲覧。
「すり傷」の例文・使い方・用例・文例
- すり傷
- 切り傷とすり傷を負う
- 彼はかすり傷ひとつなく脱出した
- 彼はその事故でかすり傷を受けた
- 軽傷,かすり傷
- 彼はかすり傷ですんだ。
- 彼女はその事故でかすり傷を負った。
- 彼の周りのものは全て粉々に吹き飛ばされたが、彼はすり傷1つ負わずに逃げた。
- ここにすり傷があります。
- 「血が出ていますよ」「ほんのかすり傷です」.
- ひざにすり傷をこしらえる.
- 彼はかすり傷ひとつ負わずに逃げきった.
- かすり傷.
- 少しかすり傷を負った以外は大丈夫だった.
- 少々かすり傷を負っただけでどうにか危険を免れることができた.
- 彼はかすり傷一つ負わなかった.
- ほんのかすり傷でこんな大騒ぎをするなんて何て弱虫なんでしょう.
- かすり傷を受ける
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