家庭薬とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 化学 > 薬学 > > 家庭薬の意味・解説 

かてい‐やく【家庭薬】

読み方:かていやく

完成した製法安定した効能持ち古くから用いられている医師処方不要な大衆薬の一。家庭常備しておき、微熱すり傷など軽い症状のときに用いる。伝統薬。→置き薬


家庭薬

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/02 07:49 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

家庭薬(かていやく)は、一般用医薬品(医師の処方箋がなくても購入出来る)に含まれ、長い伝統と使用経験を積んだ薬のこと。

日本の家庭薬

日本で行政によって家庭薬が規定されたのは、昭和21年(1946年)6月27日の厚生省衛生局長通牒が初出であり、1943年の薬事法制定以前は売薬と呼ばれていた[1]。衛生局長通牒による定義では、家庭薬は「医薬品でその成分、分量、剤形、用法、用量、効能等より見て、医薬品に関する専門的知識のない者に使用させることを主な目的とするのが適当と認められるものは、これを家庭薬という」とされている[1]

家庭薬は衛生意識の高まりと製薬各社の宣伝活動によって明治・大正時代を通じてと盛んに販売されたが、昭和36年(1961年)にスタートした国民皆保険制度によって、誰もが低い自己負担で医療を受けられるようになり、かつて程の需要は失われている[1]

脚注

  1. ^ a b c 滋野宣明「家庭薬物語 第1回 家庭薬って何? 家庭薬の由来」『ファルマシア』第48巻第6号、日本薬学会、2012年、 542-544頁、 doi:10.14894/faruawpsj.48.6_5422019年9月16日閲覧。

関連項目

外部リンク




家庭薬と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「家庭薬」の関連用語

家庭薬のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



家庭薬のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの家庭薬 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS