こしいぶき【コシイブキ】(食用作物)
登録番号 | 第11357号 | |
登録年月日 | 2003年 8月 19日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | こしいぶき よみ:コシイブキ | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 新潟県 | |
品種登録者の住所 | 新潟県新潟市新光町4番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 星豊一、阿部聖一、重山博信、小林和幸、平尾賢一、松井崇晃、田村隆夫、浅井善広、中嶋健一、金山洋、佐々木行雄、石崎和彦、東聡志、樋口恭子、阿部徳文、近藤敬、原田惇、小関幹夫 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「東北143号(後の「ひとめぼれ」)」に「山形35号(後の「どまんなか」)」を交配して育成された固定品種であり、育成地(新潟県長岡市)における成熟期は早生の晩、耐倒伏性がやや強 、脱粒性が難の水稲、粳種である。草型は中間、稈長、細太、剛柔及び葉身毛茸の有無と多少は中、止葉の直立の程度はやや立、葉身及び葉鞘の色は緑である。穂長及び穂数は中、粒着密度はやや疎、穂軸の抽出度は中、穂型は紡垂状、穎毛の有無と多少は中、穎色は黄白、ふ先色は黄白-黄、護穎の色は淡黄である。芒の有無と多少は極少、芒長は短、芒色は黄白-黄である。玄米の形及び大小は中、粒色は淡褐、色沢及び精玄米千粒重は中、玄米の見かけの品質は上の下、腹白の多少及び胴割の多少は極少である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期及び成熟期は早生の晩、穂揃日数及び障害型耐冷性は中、穂発芽性はやや易、耐倒伏性はやや強、脱粒性は難、地上部全重は中、収量はやや多である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-i、穂いもちほ場抵抗性及び葉いもちほ場抵抗性は中である。アミロース含量は中、蛋白質含量はやや低である。「ゆきの精」と比較して、耐倒伏性が強いこと、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-iであること等で、「コシヒカリ」と比較して、稈長が短いこと、耐倒伏性が強いこと、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-iであること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和63年に新潟県農業試験場(現新潟県農業総合研究所、長岡市)において、「東北143号(後の「ひとめぼれ」)」に「山形35号(後の「どまんなか」)」を交配し、平成2年に雑種第2代で個体選抜を行い、以後、系統育種法により固定を図りながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
こしいぶき
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/23 07:37 UTC 版)
こしいぶきは、日本のイネの品種名および銘柄名である。新潟県の早生品種。
- ^ a b 日本食糧新聞社 編 2018, p. 68.
- ^ “水稲早生品種「こしいぶき」について”. 新潟県農林水産部 農産園芸課. 2020年10月10日閲覧。
- ^ 「夢の早生新品種開発物語「こしいぶき」誕生」(PDF)『新潟県民だより』平成13年特別編集号 新潟県政の紹介、新潟県、2001年、17頁。
[続きの解説]
「こしいぶき」の続きの解説一覧
- 1 こしいぶきとは
- 2 こしいぶきの概要
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