国際原子力事象評価尺度
国際原子力事象評価尺度
原子力発電所における故障・トラブルについての内容は、一般国民に理解を得ることが困難であるため、平成4年8月、国内の評価尺度から国際原子力事象評価尺度への切替が行われ、分類は、次のように3つの基準により評価される。
- 基準1:施設外への影響基準
- 放射性物質の外部放出や、これに伴う一般公衆の被ばく線量等、発電所外の影響の観点からの基準。
- 基準2:施設内への影響基準
- 原子炉の炉心損傷、放射性物質の施設内の汚染や従業員の過剰被ばく等、発電所内への影響の観点からの基準。
- 基準3:深層防護の劣化の基準
- 深層防護とは、原子力発電所の安全を確保するために用意されている、多重、多彩な安全システムや運転時の定例試験、定期検査、保守点検、運転方法等のハード、ソフトの両面にわたる安全追求手段のことで、これらの劣化の観点からの基準。
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