かくゆうごうとは? わかりやすく解説

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かく‐ゆうごう〔‐ユウガフ〕【核融合】

読み方:かくゆうごう

水素などの軽い原子核どうしが高温高圧高密度のプラズマ状態で融合しヘリウムなどのより重い原子核になる現象この際中性子などとともに大きなエネルギー放出する高温高圧高密度のプラズマ状態で生じ場合は特に熱核融合といい、水素爆弾太陽など恒星エネルギーはこれによる。原子核融合核融合反応。→常温核融合核分裂

生物学で、受精の際に精子卵子とが合体すること。


【核融合】(かくゆうごう)

原子核融合して別の元素に変わる時の質量減少分を、エネルギーとして取り出す核反応一種
エネルギー放出量は核分裂反応の1/10であるが、原子そのものが軽いため、同じ質量を核融合させると結果的に核分裂上回るエネルギー取り出せる。
太陽はじめとする恒星エネルギー源としても有名である。

発見され当初は「人類には絶対に手に出来ないエネルギー」とも言われていたが、第二次世界大戦後核分裂爆弾エネルギー利用して水素原子(重水素)を圧縮融合させ、ヘリウムに変わる反応利用する水素爆弾実用化された。
もっとも、あまりに強大な破壊力のため、核兵器中でも特に抑止力として用いられる戦略核兵器としての利用できる関係上、兵器として水素爆弾日の目を見た事はない。

放射性廃棄物少なく反応タイプによっては全く放射性廃棄物出ない)、また燃料である水素からほぼ無尽蔵に取り出せるため、将来化石燃料に変わるエネルギー源として民生分野核融合炉研究されている。
しかし、その膨大なエネルギー制御融合方法難があるため、実用化には至っていない。
また「放射性廃棄物少ない」といっても、中性子電磁波放出される為、炉そのもの放射性物質となってしまうのも問題になっている




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