お姉ちゃんとその友達
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/18 01:12 UTC 版)
二鳥真穂(にとり まほ) 声 - 水樹奈々 修一の1つ年上の姉。連載開始時は小学6年生で、12歳。中学生、そして高校生になってからも修一と同じ部屋で寝起きしている。 弟とは対照的にとても強気。気分の浮き沈みが激しく、口が悪い。修一や理久に対しては、思い通りにならないとすぐ暴力に訴える傾向にある。アイドルの麻衣子の大ファンで、彼女に会うためにモデルになる。すぐに修一に自分の用事を押し付けようとし、きつく当たることが多いが、彼の性癖を知っても笑わずに慰めるなど思いやりも持っている。しかし初め自分に好意を抱いていた理久が女装した修一に恋をしたことがきっかけで、女の自分よりも可愛い修一が周囲の人たち(特に女性)から愛され過ぎることに嫉妬心を抱き、女装も止めさせようとする等、関係がぎくしゃくするようになってしまった。ただし、その可愛さが仇になる事も心配しており、海で修一が消えた時には誘拐されたと大騒ぎし理久を驚かせた。修一が女装登校した際は彼よりも先に登校拒否し、修一の行為をなじるが、裏では彼が傷つかないように友人関係へ根回しまでしている。 瀬谷理久(せや りく) 声 - 松岡禎丞 2巻から登場。真穂のクラスメート。初登場時は中学1年生で、諒(じゅん)という弟がいる。 当初は隣の席になった真穂に好意を寄せていたが、ある日ノートを届けに二鳥家を訪問した際遭遇した女の子(=修一)を一目見て気に入ってしまう。その後、真穂に頼み込んで念願のデートをセッティングしてもらうが、修一の告白で彼が男だと知り、「恋とは何か」と悩む。後に真穂から告白され、交際するようになる。修一のことも気にかけており、修一が不登校になった際には励ましの言葉をかけている。 末広安那(すえひろ あんな) 声 - 堀江由衣 3巻から登場。通称「あんなちゃん」。モデル。モデル仲間の麻衣子と仲が良い。 プロ意識が高く、プライドの高さと辛辣な物言いゆえに、周囲から反感を持たれることも多い。外見のクールさも手伝って冷たい印象を与えるが、実際には華やかで女の子らしい性格で、深く知りあってからよしのと修一の抱いた印象も「優しい人」というものだった。真穂に連れられて撮影現場にきた修一が自分の女装姿に見惚れているところを目撃し、「変態」と言ったため、彼から苦手意識を持たれてしまう。その後も何かと修一にちょっかいを出すようになる。 修一への好意を否定してきたが、修一から告白され、付き合い始める。交際を始めてからは、それまでの態度とは一転して彼のことを可愛がるようになった。修一のことを「妹みたい」と表現し、彼を女装させたりすることも。だが、修一が女装して登校した事を知りショックを受け彼女を続ける自信がなくなり、元の友人に戻ろうと切り出すが、彼女の素直な気持ちを聞かされた修一は自らの安那への想いを再確認し、交際は続けられる事となった。 修一の「女の子になりたい」という気持ちを理解しつつ、高校進学後の修一を次第に「男」として意識するようにもなってきた。 佐藤環(さとう たまき) 声 - 儀武ゆう子 3巻から登場。新米モデル。通称「たまきちゃん」。背が高い。彼氏あり。他の同期の新米モデルとは一線を画し、仕事に真面目に取り組んでいる。 麻衣子(まいこ) 声 - 高部あい モデル。周りからは「麻衣子ちゃん」と呼ばれている。売れっ子モデルから歌手活動なども行ない、マルチな活躍をしている真穂の憧れの人。 安那と親しいが、安那のきつい言動をたしなめることも。おっとりした性格であるが、内輪ではきわどい話をする事もあり、安那に「清純派」売りなのは間違いだと言われている。会話の端々に優れた洞察力と大人の度量を見せる傑物。普段は眼鏡をかけている。高校入学後は伸ばしていた髪を切って、イメージチェンジをした。
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