永安寺東古墳・永安寺西古墳とは? わかりやすく解説

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永安寺東古墳・永安寺西古墳

名称: 永安寺東古墳・永安寺西古墳
ふりがな えいあんじひがしこふん・えいあんじにしこふん
種別 史跡
種別2:
都道府県 熊本県
市区町村 玉名市玉名
管理団体
指定年月日 1992.12.15(平成4.12.15)
指定基準 史1
特別指定年月日
追加指定年月日
解説文: S52-06-022[[永安寺東古墳]えいあんじひがしこふん]・[[永安寺西古墳]えいあんじにしこふん].txt: 本古墳は、熊本県北部菊池川右岸沖積地をのぞむ丘陵裾部に営まれ装飾古墳で、永安寺呼ばれる寺院跡をはさんで東西に約40メートル離れて並列して所在し、永安寺東古墳・永安寺西古墳と並び称せられる。
 永安寺東古墳は、墳丘大半失われているが、丘陵斜面営まれ比較小規模な円墳とみられており、東南開口する横穴式石室のうち、後室及び前室一部残っている。巨大な阿蘇溶岩加工石材組合わせ石室築いており、石室前に石材倒れ落ちている後室正面板石石屋形を設ける。長さ2.6メートル、幅2.4メートル、高さ2.7メートルあり、前縁三角文の刻線がみられ、本来彩色されいたものとみられる前室は、現在、長さ1.6メートル、幅2.3メートル、高さ1.6メートルで、前室奥壁の左右2石に浅い縦線彫り、この左右に連続三角文を線彫りし、赤色に塗る。左右側壁にも、円文、舟や馬かと見られる文様等が描かれている。彩色はあざやかで、華麗である。
 永安寺西古墳はやはり小規模な円墳とみられ、東南開口する単室の石室有する石室は、長さ3.4メートル、幅2.8メートル、高さ3メートル三方巨石1枚石で構築し小切石で持送り1枚天井石している。奥壁の石屋形や敷石一部残存している。奥壁と両側壁にそれぞれ3段の円文が線刻され、一部に赤彩が残っている。また右壁には、武具又は舟かとみられる線刻が2個ある。
 これらの古墳は、玉名市周辺に多い装飾古墳中でも優れたものであり、全国装飾古墳理解していく上で、欠くことのできないのである
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