あやひめ【アヤヒメ】(食用作物)
登録番号 | 第12825号 | |
登録年月日 | 2005年 3月 14日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | あやひめ よみ:アヤヒメ | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 北海道 | |
品種登録者の住所 | 北海道札幌市中央区北三条西六丁目 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 沼尾吉則、木内均、平山裕治、前川利彦、木下雅文、相川宗巖、菊地治己、田中一生、丹野久、佐藤毅、新橋登、田縁勝洋、佐々木一男、吉田昌幸、前田博、菅原圭一 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、出願者所有の育成系統に「キタアケ」を交配して育成された固定品種であり、育成地(北海道上川郡比布町)における成熟期は中生の早、葉いもち圃場抵抗性が強、アミロース含量が低の水稲、粳種である。草型は偏穂数、稈長はやや短、稈の細太、剛柔及び葉身毛茸の有無と多少は中、止葉の直立の程度はやや立、葉身及び葉鞘の色は緑である。穂長はやや短、穂数は中、粒着密度はやや密、穂軸の抽出度は中、穂型は紡錘状、穎毛の有無と多少は中、穎色は黄白、ふ先色は黄白-黄、護穎の色は淡黄、芒の有無と多少は稀、芒長は短、芒色は黄白-黄である。玄米の形は中、大小はやや小、粒色は白、色沢は中、精玄米千粒重はやや小、玄米の見かけの品質は上の下、光沢はやや良、香りは無、腹白及び胴割の多少は極少、食味は上の下である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期及び成熟期は中生の早、穂揃日数は中、障害型耐冷性、出穂遅延型耐冷性及び耐倒伏性はやや強、脱粒性は難、地上部全重及び収量は中である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-a,k、穂いもちほ場抵抗性は中、葉いもちほ場抵抗性は強、しま葉枯病抵抗性品種群別は日本水稲型(+)である。アミロース含量は低、蛋白質含量はやや低である。「はなぶさ」と比較して、穂長が短いこと、玄米が小さいこと、収量が多いこと等で、「彩」と比較して、精玄米千粒重が小さいこと、出穂期が早いこと、葉いもちほ場抵抗性が強いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成4年に北海道立上川農業試験場(上川郡比布町)において、出願者所有の育成系統に「キタアケ」を交配し、6年に雑種第4代で個体選抜を行い、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、13年に特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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