あげて

デジタル大辞泉

あげ‐て【挙げて】

読み方：あげて

［副］

１ 多くの物事を全部含めていうときに用いる。残らず。ことごとく。「国を—祝う」

２ 一つ一つ取り上げて。いちいち。「—数えるまでもない」

日本語活用形辞書

挙げて、上げて

読み方：あげて

ガ行下一段活用の動詞「挙げる」「上げる」の連用形である「挙げ」「上げ」に、接続助詞「て」が付いた形。

終止形

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Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

あげて

出典:『Wiktionary』 (2020/12/31 03:29 UTC 版)

副詞

あげて【挙げて・勝げて】

1. それについては何もかもことごとく、あるところに集まる様。残らず。こぞって。
   • 田のもの畑のもの山のもの、柿、栗、蕈、その他の木の実、僕の村では自然物の収穫物は殆ど挙げて秋期の種類のものに限られて居ると云つても好い。（中村憲吉『備後より』）
   • 世は挙げて、老先生のような人材を求めている秋（とき）なのです（吉川英治『剣の四君子 柳生石舟斎』）
2. （後に打消しの言葉を伴って用いる）殊更に取りたてて。特に取り上げて。
   • 朝鮮では挙げて食器と言うほどのものはありませんが、御本手、樫手、やわらか手などいう鉢、高麗雲鶴手鉢、その他日本で抹茶碗に利用しているものに相当のものがあります。（北大路魯山人『近作鉢の会に一言』）

発音^(?)

東京アクセント

あ↗げて→

IPA: /aꜛgete/

類義語

語義1

• こぞって
• すっかり
• すべて
• 何もかも
• 軒並み
• のこらず
• みな
• みんな

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「あげて」の例文・使い方・用例・文例

• 歓呼の声をあげて彼を主将に選んだ
• 私のあとについてこの詩を声をあげて読みなさい
• 名前を呼ばれなかった人は手をあげてください
• 息子が金切り声をあげてわめいていたところに彼女が電話してきた
• 私はこれを好意でやってあげているんです
• 赤い炎をあげて燃える
• 彼女は全財産を貧しい人々にあげてしまった
• 負傷した男は苦痛で一晩中うめき声をあげていた
• 彼にデザートを取り分けてあげて
• 講師はその理論を例をあげて説明した
• チョコレートをこっちの人にあげて，あっちの人にあげないというのは公平ではない
• 2,3日君を家に泊めてあげてもいいよ
• 医学研究に関する限りその大学はすばらしい業績をあげている
• 彼はいくつか例をあげて彼の説明を補足した
• 彼女はぼくの友達に熱をあげている
• 恐ろしい悲鳴をあげて彼はわれわれの視界から姿を消した
• それが特にあざの治療に効果をあげています
• 毎晩帰り道、青い目をした白い雌猫に餌をあげている。
• 患者は殆ど首が動かせず、また自転車に乗るのに殆ど頭をあげていられなかった。
• ジョンは猫にえさをあげていますか？