『I/O』連続投稿時代
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マリンエイリアン(1980年8月号) 『トマホーク777』の移植で、『I/O』でのデビュー作であり出世作。 ギャラクシアン(1980年9月号) 『ギャラクシアン』の移植。後にアマチュアの移植ゲーム投稿による同名タイトルが問題となり、『ギャラクシーフライ』と改名された。 エイリアンフォール(1980年11月号) 『カミカゼ』の移植。珍しい事にMZ-80K/Cにも再移植されており、MZ版は雑誌掲載されずカセットサービス(通信販売)のみ。 PCGギャラクシアン(1980年12月号) 前述の『ギャラクシアン』を、HAL研究所のプログラマブル・キャラクタ・ジェネレータPCG-8100対応としたもの。次からの投稿ゲームは、PCG版と通常モード版の両方が投稿される様になった。 ルナシティーSOS!(1981年2月号) 『ミサイルコマンド』の亜流で、『ギャラクシアン』的なシューティングゲームにするなど、独自のアイデアが盛り込まれた、初のオリジナルゲーム。もっとも鈴木は掲載誌で「今までに出てきたアーケードの寄せ集めみたい」と語っている。またこれまでは『スペースインベーダー』の様に、特定の場所に特定の色しかつけられなかったが、当作からはそれぞれのキャラに色がついた。敵の名前はトプシダーと命名されているが、これは後に読者コーナーにおいて、小説『宇宙英雄ペリー・ローダン』のトプシドからネーミングした事が指摘されていた。ベーシックマスターレベル3にも移植されている。 アステロイドベルト(1981年4月号) 上記と同じく『インベーダー』『ギャラクシーウォーズ』『ギャラクシアン』を使った寄せ集め的な亜流。またこのゲームではプレイヤーの砲台が連射可能となった。 スネークワールド(1981年6月号) ここからの3作分には、以下の大きな変化が現れた。内容が完全なオリジナルとなった。 従来は『ギャラクシアン』の様な固定画面シューティングゲームだったが、敵も味方も上下左右に動く構成となった。 この頃MZ-80Bも購入。『I/O』一冊に二つのゲームが掲載された事もあり、この時はルリタテハ(趣味の一つである昆虫採集から)またはFalcon.Sの名を使用した。このため一部のゲームはPC-8001+PCG8100版とMZ-80Bの両機種が出る様になった。 ザ・ガーディアン(1981年8月号) 『パルサー』(セガ)の鍵を運ぶというアイデアを、マーカー(数字)を運ぶという発想に置き換えた亜流。 スペースマウス(1981年10月号) 芸夢狂人名義の『I/O』作品で最も売れた作品とされている。自分のキャラクターを左・右・上に操作し、迷路状の通路をスクロール方式で登って行くゲーム。MZ-80BだけでなくVIC-1001にも移植された。後に発売された『ジーザス』(1987年、エニックス)にゲーム中、ミニゲームとして登場する。 スペース・インベーダー(1981年10月号・FALCON.S名義) マイコン用のインベーダーはほぼすべての機種用のものがあるがMZ-80B用がまだない、という理由で作成された。 レーダースコープ(1981年11月号) 同名ゲームの移植で、後に『レーダーファイヤー』と改名された。ここで医学に専念するため、一度引退宣言をしているが、掲載前に朝日新聞にインタビュー記事が掲載され、ペンネームを二つ使った事や(何という名前かは触れていない)、間もなく引退する事について触れていた。 パックマン(1981年12月号・ルリタテハ名義) ゲームセンターでは根強い人気があるようなのでMZ-80Bでも楽しもう、という理由で作成された。
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