『記憶鮮明』のあらすじ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/08 05:46 UTC 版)
20XX年。ニューヨークでは連続爆破事件が発生していた。目撃者無し、爆発物などの遺留品無しの難事件であったが、ただ一人だけ犯人を目撃したという言葉を残して死んだ少女パセリ・モーガンがいた。 パセリ・モーガンの目撃証言を取るために、刑事のアーボガストはEPIAに遺体からのクローン人間の製造を依頼する。しかし、クローンから得られた証言はいい加減なものだった。更に2人のクローン人間を製造させてみたものの、結果は同じ……むしろ悪化していた。パセリ・モーガンが事故に遭う直前に観た古い映画の内容と混ざった証言しか得られなかった。アーボガストはEPIAに怒鳴り込むものの、EPIAのレイモンド・ヴィジョン博士は記憶が失われているのは当然のことと意に介さない。 捜査協力のために、EPIAのESPセクションから、エスパーのジョジョ・シュミットが派遣されることになった。起爆装置や火薬類といった爆発物の遺留品が無いこと、犯人が目撃されていないこと、爆破された場所が全て「エスパーお断り」の看板を掲げていたことを理由に挙げ、ジョジョは事件の犯人がエスパーであることを主張した。アーボガストは、パセリ・モーガンの目撃証言を信じ、犯人が現場に居なかった=エスパー説を否定する。パセリ・モーガンの証言を不審に思ったジョジョは、クローン3人に面会に行くのだが、捜査のために製造されたクローン人間が過去の例では「処分」されたことを話してしまい、クローン3人の中のイングリッドとオードリーは逃走、最後に製造されたエリザベス(リズ)だけが捜査に協力すると残った。 リズの思い出す内容は映画のシーンばかり、行き詰まってたリズをジョジョは食事に連れ出す。途中で出会ったマリリン・モンロー似のメリンダやマリリン・モンローの看板に不快感を現すリズ。その頃、犯人からニューヨーク市警に犯行予告の電話がかかってくる。逆探知に成功し電話の発信場所に警官隊が駆けつけたものの、犯人は警官隊の目の前で瞬間移動を行い、逃亡した。また、イングリッドとオードリーも自主的にニューヨーク市警に戻ってきていた。「脳裏でマリリン・モンローが嘲る」と。クローン3人に共通する「マリリン・モンロー」に、今度はジョジョがパセリ・モーガンは犯人を目撃していたことを主張する。犯人を捕まえたい、真実を知りたいというクローン3人の想いをアーボガストも認め、犯行予告のされたセントラル・パークでのライヴコンサート(エスパーお断り)の張り込みに参加する。 ライヴ開催中にクローン3人は「何か」を感じ、「あの向こうに犯人がいる」と瞬間移動した。そこにはマリリン・モンローが大きく描かれたTシャツを着た男が……
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