『プリティー・レックレス』と『ライト・ミー・アップ』:2008年 - 現在
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2008年10月、モムセンは音楽プロデューサーのケイトー・カンドゥワラ(約十年間をともにしたがバイク事故の影響により、2018年4月25日永眠)とソングライターのベン・フィリップスと会った。後に楽曲製作に協力してくれていたバンド「フェイマス」のメンバー、ベンとマークとジェイミーを「もう一つバンド作らない?」と引き抜く形で現在のプリティー・レックレスになった。 彼女はバンドをしていた友人に手伝ってもらい、2009年の5月5日、ニューヨークはロウアーイーストサイドにあるThe Annex.で、モムセン率いるバンドとして初めてのライブを行った。 7回程そのような形でライブをした後、2009年にジョン・セコロ、マット・チャレリ、ニック・カルボーネと正式にバンドを結成し、同じくThe Annex.で同年6月3日に始動した。上半期にはいくつかのデモをレコーディングしたり、2009年9月 G-STAR RAW S/S 2010 NYFWに当時モムセンが呼ばれていたため何日かバンド演奏もしていた。人気姉妹デュオだったザ・ヴェロニカズの北米ツアーに同行した。これが初めてのライヴツアー。 モムセンはよりロックを追求するために、メンバーと音楽性の違いを感じたのと新しいバンドを結成することになり、2010年6月4日付けで、セコロらバンドメンバー3人と別れた。初期のバンドと比較して、その後のプリティー・レックレスはよりダークなスタイルである。 2009年、モムセンは雑誌『OK!』のインタビューにおいて、バンドがインタースコープ・レコードを契約し、2010年にアルバムを発表することを明かした。バンドはインタスコープとの契約を発表した後、新たにレコーディングしたデモ曲「He Loves You」「Zombie」を彼らのMySpaceに公開した。 モムセンは別のインタビューで、バンドのサウンドについて言及した。それは「人々が期待しそうにないもの」であり、暗くて重いを特徴とするが、「より軽い、楽しいもの」だと述べた。MTVのインタビューにおいて、バンドビートルズやオアシス、オーディオスレイヴ、サウンドガーデン、ニルヴァーナといったグランジに、更にモムセン個人としてジョーン・ジェットや、デボラ・ハリー、カート・コバーン、コートニー・ラブ、シェリー・カーリーらに影響を受けているという。 2009年12月30日に楽曲「メイク・ミー・ワナ・ダイ」を、インタスコープの彼らの公式ホームページ上で期間限定でファン向けに無料配信され、翌2010年8月に発売されるアルバムへの先行シングルとして、5月17日にデビュー・シングルとして発売された。公開の映画『Kick-Ass』のサウンドトラックとして起用された。この年の4月9日にヴァンズ・ワープド・ツアー、翌月1日にはバンブーズル・ミュージック・フェスティバルに参加した。 2010年6月22日、アルバムに向けての1枚目のEP『プリティー・レックレス』が発売された。大多数の批評家は歌詞とプロデュースを称賛したが、音楽雑誌『ローリング・ストーン』はサウンドを「ジェネリック」と分類した。EPに収録された「メイク・ミー・ワナ・ダイ」「ゾンビ」「マイ・メディシン」「ゴーイン・ダウン」はデビューアルバムにも収録されている。最初のシングル「メイク・ミー・ワナ・ダイ」は2010年5月17日に発売され、イギリス・ロック・チャートで6週間連続1位を獲得した。バンドはMySpaceで、デビュー・アルバムの題名が『ライト・ミー・アップ』に決定した事とアルバムに収録される楽曲名を公開した。アルバムはカンドゥワラがプロデュースし、全ての楽曲はフィリップスが手がける。アルバムは2010年8月30日にイギリス、翌31日に全世界で発売される。 2010年8月9日、デジタル・スパイが2枚目のシングルとして「ミス・ナッシング」が発表されると公表した。それは同年7月22日にイギリスのラジオ局BBCラジオ1で排他的に放送された。バンドはヴァンズ・ワープド・ツアーのパフォーマンスの後、それが次のイギリスのシングルとして発売されることを明かした。同年7月22日、VEVOで同曲のミュージックビデオが初公開された。
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