『ダイアモンドは女の親友』
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「紳士は金髪がお好き」の記事における「『ダイアモンドは女の親友』」の解説
詳細は「w:Diamonds Are a Girl's Best Friend」を参照 『ダイアモンドは女の親友』は本作で使用されている楽曲で最も有名なものの一つである。ピンクのドレスを着たモンロー演じるローレライが、真紅のステージで燕尾服に盛装した多数の紳士らに取り囲まれ、傅かれ、愛の象徴であるハートのプレートを示され、最後に宝石を差し出されるなか、場所がパリに因み『ラ・マルセイエーズ』の冒頭のフレーズで「フランス人は愛のために戦うという。愛のために死ぬのに喜びを見出すのね…でも私は宝石をくれる生きた男が好きなの」と歌いだし「キスは素晴らしいけれど、家賃や食費にならないわね…女が年をとれば男たちは見限るけれど、ダイアモンドはずっとそばにいてくれる…ダイアモンドは女の親友よ」などと高らかに歌い上げ、愛より富を欲することを宣言する。 ジュール・スタイン作詞、レオ・ロビン作曲の本楽曲は1949年のミュージカルでローレライを演じたキャロル・チャニングが歌唱したのが初演である。しかし現在では映画での印象的な場面でマリリン・モンローの歌として知られている。 この場面は、本作を象徴する場面であり本作を紹介する際にはしばしば取り上げられる。また、前述のようにマドンナの『マテリアル・ガール』のミュージックビデオにもオマージュされたほか、2001年の映画『ムーランルージュ』ではニコール・キッドマン演じるヒロインが歌詞の一部を変えて歌唱している。またミュージカルナンバーとしてカイリー・ミノーグ、ニコール・シャージンガーの女性歌手やテレビドラマ『glee/グリー』の作中などに多数カバーされているが、コンサートなどでの演出ではピンクのドレスに身を包み男たちを従えて歌うという本作の場面のオマージュがなされることが多い。 モンローはほとんどの映画で自分で歌唱していたが、本作においては歌詞のない冒頭の高音部分のフレーズはマーニ・ニクソンが担当した。本楽曲はアメリカン・フィルム・インスティチュートで「映画史上の12大映画楽曲」にリストアップされている。
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