『ウルトラマンX』に登場するM1号
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「ウルトラQの登場怪獣」の記事における「『ウルトラマンX』に登場するM1号」の解説
『ウルトラマンX』第19話「共に生きる」に登場。 スペースデブリとともに地球の衛星軌道上に浮遊し、思考し続けている人工生命体。かつて人間に科学の力で創造されたが、事故で見捨てられた旨を語る。人間は怪獣などの「他者」との共存を否定し、破滅の道を進む存在であると考えている。一人称は「私」。 実験で実体化したもののダークサンダーエナジーでEXゴモラと化して暴れ回るゴモラを、強制的にスパークドールズへ戻すことで事態の収拾を図ったウルトラマンエックスもろとも大地を捕らえ、あらゆるカードの力を封じる三角フラスコに封じ込める。怪獣を凶暴化させる黒幕かと疑う大地に対してはそれを否定し、彼の信念に揺さぶりをかけるが、EXゴモラに何度吹き飛ばされても身を呈してゴモラとの絆を涙ながらに訴えるアスナの姿を目の当たりにして心が動き、大地とエックスを解放する。最後は、これからも地球人の監視は続けていく旨を告げ、再び空間を漂流していった。 声:飯塚昭三 公式ブログでは『ウルトラQ』の登場個体と同一とされており、本編内の画面にもいなづま号のシーンが登場している。また、去り行く際には『ウルトラQ』の登場個体と同様にテレシコワの言葉を呟いている。 本作品では宇宙空間に任意の画面を映し出したり実験室の設備を現出させる能力を持ち、流暢な日本語で話しているが、これは長い年月を経て知能と超能力がパワーアップしたためであることが、本編終了後の総集編で語られている。 元のスーツは演者の眼が見える形になっていたが、本作品では「究極の生物」となったことを表現するために黒いつぶらな瞳を入れ、眼に地球が写っているという演出を行っている。 M1号のいる場所は、企画段階ではいなづま号の残骸内や地上を映したモニターが多数置いてあるなどさまざまな案があったが、EXゴモラの特撮に注力するため、テーブルのみで表現する形となった。
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