『ウエツフミ』・「竹内文献」の相違点とは? わかりやすく解説

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『ウエツフミ』・「竹内文献」の相違点

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/15 08:56 UTC 版)

ウガヤフキアエズ王朝」の記事における「『ウエツフミ』・「竹内文献」の相違点」の解説

ウエツフミ』では、第74ウガヤフキアエズの命も存在する。その幼少期の名前は「カムヌナガワミミの命」と書かれており、綏靖天皇すいぜいてんのう)のことと解される宗像本第39第4章)。のちに「ホホデミの命」と改名したとあり、日本書紀における神武天皇の別名をも襲名した解されるこの後ウエツフミ記述途切れてしまうので、綏靖天皇治世人物像について詳細不明である。 「竹内文献」では17女帝には天津馬鞍之男尊という世幸男がいたことになっている。しかし『ウエツフミ』では17女帝生涯独身であり、アマツマクラノオノミコトは宿老級の大臣として登場し女帝結婚したような様子はまったくない。また『ウエツフミ』では48代と49代の間に、47女帝事実上重祚をしているがこれは代数数えられておらず、摂政あつかいのようになっている。しかし「竹内文献」では48代から49代に直接譲位したことになっていて、47女帝再登場たような記述はない。 『ウエツフミ』は54代の後半記事から68代までの記事散逸して失われしまっている。吾郷清彦によると、「竹内文献」は歴史内容叙述は『ウエツフミとまった違っているものの、系図部分は『ウエツフミ』と一致しているため、『ウエツフミ』の散逸部分を「竹内文献」で補うことができるという。 「竹内文献」は天皇が天之浮船という空を飛ぶ乗り物にのって万国巡幸する話と越中にあったという皇祖皇太神宮頻繁に出てくるほか、ミヨイ国、タミアラ国という沈没した大陸や、ヒヒイロカネという謎の金属などが登場する。 しかし『ウエツフミ』には、「星の神々惑星)が大鳥乗って高天原太陽系)を巡幸した」(宗像本第16第12章)という天体観測に基づくと考えられる記述や、「ニギハヤヒ十神磐船天降りした」(宗像本第41綴第16章)という旧事本紀共通する伝承があるが、天皇が空を飛んで世界巡幸したという描写は無い。そのかわり神霊現象神道祭祀天文学産業技術医学政治制度文学歌謡)・外国との交渉裁判記録民間伝承など多岐にわたり、「竹内文献」よりもはるかに内容豊富でバラエティー富んだ記事満ちている。

※この「『ウエツフミ』・「竹内文献」の相違点」の解説は、「ウガヤフキアエズ王朝」の解説の一部です。
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