『アメリカン・スプレンダー』とは? わかりやすく解説

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『アメリカン・スプレンダー』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/10 05:53 UTC 版)

ハービー・ピーカー」の記事における「『アメリカン・スプレンダー』」の解説

ピーカーが自伝的コミックブックシリーズ『アメリカン・スプレンダー』("American Splendor"、「アメリカ輝き」)を書き始めた契機ロバート・クラムとの交友であったクラムクリーブランド在住していた1960年代半ば、ともにジャズレコード愛好家であった二人親交結んだクラムアンダーグラウンド・コミック作品読んだピーカーはコミックスという表現形式可能性気付いたという。「映画できることは何でもコミックスやってのけられるのがわかった。それで俺もやりたくなったんだ。」それが実現するのには10年要した。「10年くらいはコミックス作るための理論固めをしていた」 1972年ごろ、ピーカーは何遍かの作品コマ割り行い棒人間の絵を描き入れてクラムロバート・アームストロング英語版)に見せた乗り気になった二人作画を行うことを申し出た。ピーカーとクラム制作した1ページ作品「クレイジー・エド」("Crazy Ed")はクラム作品集『ピープルズ・コミックス』("The People's Comics")の裏表紙飾った。これがピーカーのコミックスデビュー作となった。後に『アメリカン・スプレンダー』第1号発行されるまで、ピーカーは「クレイジー・エド」をはじめとして様々な形式コミック作品発表した。 「Crazy Ed」、作画ロバート・クラム、『The People's Comics収録ゴールデンゲート1972年) 「A Mexican Tale」、作画グレッグ・バジェット(英語版)、『Flaming Baloney X』収録プロパガンダ1975年ごろ) 「It Pays to Advertise」「Ain' It the Truth」「The Boys on the Corner: A Good Shit Is Best」、作画ウィリー・マーフィー(英語版)、『Flamed-out Funnies』第1号収録(リップオフ・プレス、1975年8月) 「The Kinsman Cowboys: How'd Ya Get Inta This Bizness Ennyway?」、作画グレッグ・バジェットとゲーリー・ダム(英語版)、『Bizarre Sex第4号収録(キッチンシンク・プレス(英語版)、1975年10月) 「Famous Street Fights: The Champ」、作画ロバート・アームストロング、『コミックス・ブック(英語版)』第4号収録(キッチンシンク・プレス、1976年2月) 「Don't Rain on My Parade」、ロバート・アームストロング、『Snarf第6号収録(キッチンシンク・プレス、1976年2月1976年5月には自費出版によるコミックブックシリーズ『アメリカン・スプレンダー』第1号発行された。アーティストとしてクラムダムバジェット、ブライアン・ブラム(英語版)が制作参加した故郷クリーブランド高齢化が進む区域に住むピーカーの日常を描く作品であった第1号赤字であったが、年月とともに売れ行き上がり90年代終わりには毎号1万部を発行するようになったシリーズ作画長く務めた著名なアーティストにはクラムダムバジェットのほかスペイン・ロドリゲス(英語版)、ジョー・ザベル(英語版)、ゲリー・シャムレー(英語版)、フランク・スタック英語版)、マーク・ジンガレッリ、ジョー・サッコがいる。2000年代にはディーン・ハスピエル(英語版)とジョシュ・ニューフェルド(英語版)がレギュラーとして作画担当した。このほかにピーカーと共作したアーティストには、ジム・ウッドリング(英語版)、チェスター・ブラウン(英語版)、アリソン・ベクデル(英語版)、ギルバート・ヘルナンデス(英語版)、エディー・キャンベル(英語版)、デヴィッド・コリアー(英語版)、ドリュー・フリードマン(英語版)、ホー・チェ・アンダーソン(英語版)、リック・ギアリー(英語版)、エド・ピスカー(英語版)、ハント・エマーソン(英語版)、ボブ・フィンガーマン(英語版)、ブライアン・ブラム、アレックス・バルトがいる。そのほか、ピーカーの妻ジョイス・ブラブナーやコミック原作アラン・ムーアなど、職業的なアーティスト以外の人物作画担当している。 『アメリカン・スプレンダー』コミックブックシリーズに書かれ作品数多く作品集アンソロジー収録されている。

※この「『アメリカン・スプレンダー』」の解説は、「ハービー・ピーカー」の解説の一部です。
「『アメリカン・スプレンダー』」を含む「ハービー・ピーカー」の記事については、「ハービー・ピーカー」の概要を参照ください。

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