「南海バス」との関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 14:11 UTC 版)
「御坊南海バス」の記事における「「南海バス」との関係」の解説
「南海白浜急行バス#歴史」も参照 御坊南海バスの源流となる御坊市内の路線は、もともと南海電鉄との資本関係を持たない、初代「南海バス」によって運行されていた。後に同社は南海電鉄の資本下におさまり、南海白浜急行バスを経て、再分離後に以前とほぼ変わらない規模の「御坊南海バス」となった経緯がある。南海電鉄より自動車運輸部門が分社化され、2代目「南海バス」が誕生したのは、御坊南海バス誕生から17年後の2001年となってからであった。しかしそれ以前より南海電鉄の自動車運輸部門は「南海バス」の愛称で呼ばれていた。なお、電鉄直営時代のバス車体には「南海電鉄バス」と表記されていた。 御坊地区を走る同社と、大阪地区を走る南海バスは、直接的な路線の繋がりが存在しないながらも、現在は共に南海グループの一員であり、自動車排気ガス規制の厳しいエリアを走行する南海バスから、御坊南海バスへ中古車両を譲渡することも多い。また、すでに存在しない南海バスの観光部門と、御坊南海バスの貸切バスは、類似した塗装を採用していた。 とはいえ、両社は共に南海電気鉄道傘下の兄弟会社という間柄であり、南海バスが大阪府内に持つ2つのバス運営子会社(南海ウイングバス南部・南海ウイングバス金岡)と異なり、南海バスとの間に横断的な資本関係はない。こうした関係は南海グループの他の和歌山県内のバス会社(和歌山バスや南海りんかんバスなど)と南海バスとの関係でも同じであるが、同社の場合は南海電鉄の自動車運輸部門の各営業所から発足した会社ですらなく、従って過去に遡っても同一会社であったことはない。 現在においても、御坊市内など御坊南海バスの走行エリアにおいては「南海バス」といえば御坊南海バスのことを指すことが多い。
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