「デジタル放送の日」制定の趣旨(全文)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/28 21:05 UTC 版)
「デジタル放送の日」の記事における「「デジタル放送の日」制定の趣旨(全文)」の解説
デジタル放送の日の制定 国民視聴者のデジタルテレビ放送に対する理解を深めるとともに、デジタルテレビ放送の普及促進及び発展を図ることを目的として「デジタル放送の日」を設ける。 デジタル放送の日は12月1日とし、今後はその前後の期間において関係者が連携して、テレビの情報番組やスポット広告を中心とした地上デジタルテレビ放送の魅力を伝えるためのキャンペーンや地上デジタルテレビ放送の受信方法についての普及啓発活動等を重点的に行う。また、同期間にBSデジタルテレビ放送の普及啓発活動等も重点的に行う。 我が国の地上デジタルテレビ放送は、去る平成15年(2003年)12月1日に東名阪の三大広域圏から開始された。以来、まる三年を経た本日、全国都道府県において、テレビジョン放送事業者全社が、地上デジタルテレビ放送を開始するに至った。 また、衛星デジタル放送は、平成12年(2000年)12月1日に開始して7年目に入る。 平成23年(2011年)には、地上アナログテレビ放送・BSアナログテレビ放送がともに終了し、デジタル放送に全面移行することになる。これに向け、我々は今、地上・衛星デジタルテレビ放送を最大限普及させ、未来の世代の大きな財産とすべく、我が国の放送の歴史における新たなスタートラインに立ったと考える。 こうした認識に立ち、我々は、国民視聴者のデジタル放送に対する理解を深めるとともに、デジタル放送の普及促進及び発展を図るため、 この12月1日を「デジタル放送の日」と定め、ここに宣言する。 平成18年(2006年)12月1日 地上デジタル推進全国会議 議長 山口信夫 12月1日が「デジタル放送の日」に選ばれた背景には、全国会議の宣言文にもあるとおり2000年(平成12年)12月1日のBSデジタル放送の開始、2003年(平成15年)12月1日の東京・名古屋・大阪(東名阪)の地上デジタル放送の開始、そして2006年12月1日には全国の都道府県で地上デジタル放送の開始に至った経緯がある。2011年にアナログ放送は廃止される予定だったところ、現実には2015年春まで「デジアナ変換」方式を用い、ケーブルテレビ回線で地上波アナログテレビの視聴は可能だった。
※この「「デジタル放送の日」制定の趣旨(全文)」の解説は、「デジタル放送の日」の解説の一部です。
「「デジタル放送の日」制定の趣旨(全文)」を含む「デジタル放送の日」の記事については、「デジタル放送の日」の概要を参照ください。
- 「デジタル放送の日」制定の趣旨のページへのリンク