《部首》の正しい読み方
「部首」の正しい読み方
部首は「ぶしゅ」と読む。また部首は七種類に分類されており、個々の種類そのものをさして部首ということがある。七種類とは「偏・旁・冠・脚・構・垂・繞」をさし、それぞれ「へん・つくり・かんむり・あし・かまえ・たれ・にょう」と読む。「部首」の意味解説
部首とは、漢字を字形の類似性で分類する際に用いる漢字の一部。またはその漢字ごとに分類された各グループをさす。たとえば「水」「江」「河」などは部首の「水」に、「必」「思」「恥」などは部首の「心」に属するといった類である。部首のまとめ方や配列は統一されておらず字書によって異なっており、その分類法を「部首法」とよぶ。最古の部首法は西暦100年頃に許慎によって編まれた「説文解字」に用いられたとされ、部首を540に分けた。現在では漢和辞典の多くが1716年に編まれた「康煕字典」に典拠しており、同字典では214の部首を立てている。部首法により部首の分類に違いはあるものの、部首自体は比較的容易に見つけ出すことができる。漢字は約9割以上が形声文字から成っており、形声文字は意味を表す部分と、発音を表す部分が組み合わさって構成されている。意味を表す部分は意符といい、意符には部首を当てることが多い。たとえば「江」「河」は「さんずい」が水の意味を表し、「工」「可」が発音を表す。このように、漢字の意味を表す部分にさんずいが含まれていれば、部首は水であるというように見当を付けることができる。なぜ「部首」と読むのか・理由
部首の「部」には、ものごとを整理してまとめるという意味があり、「首」は初め、最初、先頭などの意味をもつ。すなわち、漢字の辞書で、漢字の類似性ごとにグループ化された共通要素の字形を先頭に示し、ある漢字を検索するための索引としての機能も有するため、この検索性を文字の上でわかりやすく表すために「部首」と読んだ。「部」と「首」をどちらも音読みすることから「ぶしゅ」と読む。「部首」の類語・用例・例文
部首の類語としては「偏旁冠脚」があげられる。偏旁冠脚とは、筆画を組み合わせて作られる漢字の構成要素で、左右上下内外の部分に分解できる要素をさして言い、一般的に部首に通じるものとされている。部首の用例・例文としては「そもそも部首というのは,漢字を分類する方法のひとつです。」「部首とは、漢字を形と意味によって分類したとき、共通した構成要素となる文字のことである。」「読みがわからない漢字を調べるときは部首をたよりに漢和辞典などをひくことになります。」などがある。「部首」の英語用例・例文
部首を英語で言う場合は「radical」となる。用例・例文としては「a Chinese character radical called 'ame-kanmuri'」「a Chinese character radical called 'ishi-hen'」などがあげられる。- 《部首》の正しい読み方のページへのリンク