希薄

実用日本語表現辞典

希薄

読み方：きはく

希薄（きはく）とは、何かが薄く、濃度が低い状態を指す言葉である。物質の濃度や、空気、光、音などの強度が低い状態を表す際に用いられる。また、比喩的に、人の感情や意識、関心などが薄れている状態を表すのにも使われる。例えば、「彼の興味は希薄だ」というように、興味や関心が薄れている、あるいは存在しない状態を示す。このように、希薄という言葉は、物理的な状態だけでなく、心理的な状態を表すのにも広く用いられている。

（2023年9月21日更新）

デジタル大辞泉

き‐はく【希薄／^×稀薄】

読み方：きはく

［名・形動］

１ 液体や気体などの濃度・密度がうすいこと。また、そのさま。「酸素の—な山頂」

２ ある要素の乏しいこと。物事に向かう気持ち・意欲などの弱いこと。また、そのさま。「問題意識が—だ」

ウィキペディア

希薄

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2021/04/17 06:18 UTC 版)

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関連項目

• 濃厚

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

希薄

出典:『Wiktionary』 (2021/08/14 05:16 UTC 版)

別表記

• 稀薄

語源

『希』と『薄』は、両方とも同じく「うすい」「すくない」を意味する字。「稀薄」の「同音の漢字による書きかえ」

名詞・形容動詞

希 薄（きはく）

1. 色や密度が小さいこと。薄いこと。淡いこと。
2. 何らかの要素が感じられないか、感じられても弱いこと。
   • 希薄な権利意識。
   • 繋がりが希薄になる。
3. 可能性が低いこと。

発音^(?)

き↗はく

類義語

• （語義1）淡薄

対義語

• 濃厚

Weblio日本語例文用例辞書

「 希薄」の例文・使い方・用例・文例

• 高くのぼればのぼるほど，空気は希薄になる
• 山の希薄な空気
• 音は空気の圧縮と希薄によって生み出されます。
• 私たちの友人関係は希薄になった。
• 私たちの友情が希薄になる。
• 私たちの関係は希薄になっている。
• 今日オゾン層は希薄になりつつある。
• 高山では空気が希薄になる。
• 高く登るにつれて、空気は希薄になる。
• 高く上がれば上がるほど空気は希薄になる。
• コミュニケーションの方法が多種にわたって増加する一方で人間関係が希薄なものになりつつある。まさに本末転倒だ。
• この高度になると空気は希薄だ.
• 濃[希薄]溶液.
• この標高では空気が希薄だ.
• 高山では平地より空気が希薄だ.
• そのような高さの所では空気がきわめて希薄である.
• 豪州は人口希薄なり
• 彼の作品は、少数の学者の心の中に希薄に残る
• ラヴェンダーのかすかな甘さを持った希薄な散文
• より希薄になる