唐衣

デジタル大辞泉

から‐ぎぬ【唐^▽衣】

読み方：からぎぬ

平安時代、十二単(じゅうにひとえ)のいちばん上に着る丈の短い衣。前は袖丈の長さで後ろはそれよりも短く、袖幅は狭く、綾・錦(にしき)・二重織物で仕立て、裳(も)とともにつけて一具とする。唐の御衣(おんぞ)。

から‐ころも【唐衣／^▽韓衣】

読み方：からころも

［名］唐風の衣服。袖が大きく、丈が長くて、上前・下前を深く合わせて着るもの。

「—君にうち着せ見まくほり」〈万・二六八二〉

［枕］衣服に関する意から、「たつ」「きる」「なれ」「かけ」「かへす」「はる」「あふ」「ひも」「すそ」「つま」「そで」などにかかる。

「—竜田(たつた)の山は」〈万・二一九四〉

「—日も夕暮になるときは」〈古今・恋一〉

難読語辞典

唐衣

読み方：カラギヌ（ｋａｒａｇｉｎｕ）

女官が正装するとき着用した短い上衣

唐衣

読み方：カラコロモ（ｋａｒａｋｏｒｏｍｏ）

唐風の衣服

歴史民俗用語辞典

唐衣

読み方：カラギヌ（ｋａｒａｇｉｎｕ）

平安時代以降の公家の女子の晴装束。

短編小説作品名辞典

唐衣

作者諏訪豪明

収載図書とんぼ寸描
出版社玄玄洞書屋
刊行年月2005.11

ウィキペディア

唐衣

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2021/07/24 05:24 UTC 版)

唐衣（からぎぬ）は、女房装束（十二単）の一番上に着用する、腰までの長さの短い上衣である。左右の襟が体の前で向きあう対襟形式で、襟は羽織のように外に折り返し、下に着る袿類よりやや短い袖がつく。基本的には裳と一緒に着用する。

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「 唐衣」の例文・使い方・用例・文例

• 唐衣という,中国の着物