mdmaとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 製品 > 医薬品 > > 薬物 > mdmaの意味・解説 

MDMA

別名:メチレンジオキシメタンフェタミン、3,4-メチレンジオキシメタンフェタミン
英語:methylenedioxymethamphetamine、3,4-methylenedioxymethamphetamine

特定の脳内物質分泌促す作用がある向精神薬合成麻薬として知られている。興奮作用幻覚作用があり、多幸感などが得られる。また性感向上させる作用もあるとされる麻薬取締法により所持禁じられている。

関連サイト
薬物の種類と害悪 - 内閣府

MDMA

別表記:エムディーエムエー

「MDMA」とは、科学的に合成して製造される麻薬1種のことを意味する表現である。

「MDMA」とは・「MDMA」の意味

「MDMA」とは、「メチレンジオキシメタンフェタミン(methylenedioxymethamphetamine)」の略名である。科学的に合成して作られ合成麻薬で、市場出回っているMDMAは「エクスタシー」と呼ばれ麻薬及び向精神薬取締法規制の対象となっている。エクスタシー中には、全くMDMAが含まれていないものや、売人ですら何が含まれているのか分からないものも多く、危険度は非常に高い。使用する脳内セロトニンドーパミンなどの物質放出され一時的に陶酔感幸福感得られる

見た目は、赤色や、黄色青色など様々な色があり、ラムネの様な丸い形をしていることが多い。また、の上部に王冠などのマーク刻印されていて、若者抵抗感なく手にしやすいデザインとなっている。さらに、植物から合成される麻薬比べて安価製造できるため、10代から20代若者でも手に入れやすい。

MDMAの効果は、摂取してから3~6時続き陶酔感幸福感得られる。その一方で幻覚作用もある。また、乱用続けると、高熱高血圧強烈な不安、不整脈心臓発作脳卒中痙攣などを引き起こすことが分かっている。さらに、アルコール一緒に摂取することで有害な健康被害引き起こし、命の危険性も高まる。

MDMAの用途一つで、PTSD心的外傷後ストレス障害)の治療薬考えられている。アメリカではMDMAによるPTSD治療の研究長年されていて、その結果PTSDの治療にMDMAは効果があると示している。PTSDとは、死の危険にさらされたときなど、その体験トラウマとなり、フラッシュバックのように思い出されたり、悪夢見たりするようになることで、不安や緊張の高まりが起こる病気である。PTSDは珍しい病気ではなく誰もが患う可能性のある病気で、多くの人は不安や、不眠動悸などの症状あらわれる。

MDMAの治療薬実用化に向けアメリカで行われた研究で、実際にPTSD苦しんできた被験者対象実験行ったところ、約3分の2被験者PTSD苦しなくなったという結果得られた。その一方で、MDMAを治療薬として使用するデメリットとして、他の薬物同様に依存性副作用大きさ挙げられ治療薬としてデメリット上回る有効性があるのか懸念されている。

MDMAと似たような症状あらわれ合成薬物にmdaがある。mdaはMDMAと同様、メチレンジオキシメタンフェタミンの略名である。通称はラブドラッグで、覚醒剤似た化学構造をしている。mda多く白色粉末だが、その純度によって黄色茶色のもの、まれに琥珀色液体存在するmdaは、精神的依存性が強く心身ともに障害引き起こす可能性が高い。特に、脳への影響大きく使用する死亡するケースもある危険な薬物である。

lsdは、ライ麦麦角菌から作られる合成薬物である。色や、におい、味がなく、少ない量で効果あらわれる。そのため、乱用薬物中でも最も強力な幻覚剤一つとされていて、一滴でも体内入り込め幻覚症状あらわれる。主にアメリカ密造工場製造され結晶の状態で作られるが、販売する時には液体錠剤紙片角砂糖ゼラチンなど様々な姿に形を変えるアシッドやマイクロドット、ウインドウ・ペーンなどと呼ばれ売られている。

lsdは摂取すると、30分から90分で症状あらわれ始め躁鬱の状態を繰り返し天井や壁のシミが人に見えたり周りの物が揺れているように見えたりする。また、lsdを摂取したことがある人の多くは、かなりの時間経った後に、幻覚症状フラッシュバック経験する。そのため、lsdの使用者は、長い間精神的に異常をきたしたり、深刻なうつ状態になったりすることがある

エム‐ディー‐エム‐エー【MDMA】

読み方:えむでぃーえむえー

methylenedioxymethamphetamine》⇒メチレンジオキシメタンフェタミン


(−)‐3,4‐メチレンジオキシメタンフェタミン

分子式C11H15NO2
その他の名称(-)-3,4-Methylenedioxymethamphetamine、(-)-3,4-メチレンジオキシメタンフェタミン、(R)-N,α-Dimethyl-1,3-benzodioxole-5-ethanamine、R-(-)-MDMA、(-)-MDMA、(-)-メチレンジオキシメタンフェタミン、(R)-N,α-Dimethyl-3,4-(methylenedioxy)benzeneethanamine、(R)-MDMA、l-3,4-メチレンジオキシメンタンフェタミン、l-3,4-Methylenedioxymethamphetamine
体系名:(R)-N-メチル-1-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル)プロパン-2-アミン、(αR)-N,α-ジメチル-1,3-ベンゾジオキソール-5-(エタンアミン)、[R,(-)]-N,α-ジメチル-1,3-ベンゾジオキソール-5-エタンアミン、(R)-N,α-ジメチル-1,3-ベンゾジオキソール-5-エタンアミン、(R)-N,α-ジメチル-3,4-(メチレンジオキシ)ベンゼンエタンアミン


MDMA

分子式C11H15NO2
その他の名称(+)-3,4-Methylenedioxymethamphetamine、(+)-3,4-メチレンジオキシメタンフェタミン、S-(+)-MDMA、MDMA、(S)-N,α-Dimethyl-1,3-benzodioxole-5-ethanamine、[S,(+)]-N,α-Dimethyl-1,3-benzoxol-5-ethanamine、(+)-MDMA、3,4-Methylenedioxymethamphetamine、3,4-メチレンジオキシメタンフェタミン、メチレンジオキシメタンフェタミン、Methylenedioxymethamphetamine、(+)-メチレンジオキシメタンフェタミン、メチレンジオキシメチルアンフェタミン、Methylenedioxymethylamphetamine、(S)-N,α-Dimethyl-3,4-(methylenedioxy)benzeneethanamine、(2S)-N-Methyl-1-(1,3-benzodioxole-5-yl)-2-propanamine、(αS)-N,α-Dimethyl-3,4-(methylenebisoxy)benzeneethanamine、(S)-MDMA、d-3,4-メチレンジオキシメタンフェタミンd-3,4-Methylenedioxymethamphetamine
体系名:(S)-N-メチル-1-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル)プロパン-2-アミン、[S,(+)]-N,α-ジメチル-1,3-ベンゾジオキソール-5-エタンアミン、(S)-N,α-ジメチル-1,3-ベンゾジオキソール-5-エタンアミン、(S)-N,α-ジメチル-3,4-(メチレンジオキシ)ベンゼンエタンアミン、(2S)-N-メチル-1-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル)-2-プロパンアミン、(αS)-N,α-ジメチル-3,4-(メチレンビスオキシ)ベンゼンエタンアミン


MDMA

薬物MDMA
英名
化合物名or商品名3.4-メチレンジオキシ-N-メチルアンフェタミン
分子式C11H15NO2
分子データ
用途サイケデリック
副作用
胎,授乳児への影響
備考多幸感自我意識強調をおこす
融点
沸点
LD50(マウス)/mg kg-1
LD50(その他)/mg kg-1
» 「動く分子事典」の分子モデル表示の特性について、「生活環境化学の部屋」より補足説明をいただいております。

メチレンジオキシメタンフェタミン

(mdma から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/02 13:10 UTC 版)

3,4-メチレンジオキシメタンフェタミン (: 3,4-methylenedioxymethamphetamine)、あるいはMDMAは、アンフェタミンと類似した化学構造を持つ化合物である[3]。愛の薬などと呼ばれ共感作用がある。幻覚剤に分類される[4][5][6]




「メチレンジオキシメタンフェタミン」の続きの解説一覧

「MDMA」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「mdma」の関連用語

mdmaのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



mdmaのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
新語時事用語辞典新語時事用語辞典
Copyright © 2024 新語時事用語辞典 All Rights Reserved.
実用日本語表現辞典実用日本語表現辞典
Copyright © 2024実用日本語表現辞典 All Rights Reserved.
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
独立行政法人科学技術振興機構独立行政法人科学技術振興機構
All Rights Reserved, Copyright © Japan Science and Technology Agency
生活環境化学の部屋生活環境化学の部屋
Copyright © 2024 Home Page for Learning Environmental Chemistry, All rights reserved.
Jmol is a free, open-source software licensed under the GNU Lesser General Public License
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのメチレンジオキシメタンフェタミン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS