れん‐せい【連星】
連星 binary star
連星
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/05 10:04 UTC 版)
連星(れんせい、英: Binary star)とは2つの恒星が両者の重心(共通重心)の周りを軌道運動している天体である[1]。
- ^ 日本大百科全書(ニッポニカ). “連星”. コトバンク. 株式会社DIGITALIO. 2022年2月8日閲覧。
- ^ 太陽もかつては連星だった!? ナショナルジオグラフィック
- ^ “Gale - Enter Product Login”. go.galegroup.com. 2016年12月2日閲覧。
- ^ Filippenko, Alex, Understanding the Universe (of The Great Courses on DVD), Lecture 46, time 1:17, The Teaching Company, Chantilly, VA, USA, 2007
- ^ “重星・連星”. 宇宙情報センター. JAXA. 2016年12月2日閲覧。
連星
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/13 15:27 UTC 版)
「アンドロメダ座オメガ星」の記事における「連星」の解説
アンドロメダ座ω星 (A) が、視覚的に分離できない連星であることが、2010年代になって明らかになってきた。 元々、アンドロメダ座ω星のスペクトル型は、F型準巨星であるとみられていた。絶対等級が、主系列星である場合より4分の3等級程明るかったからである。しかし、後発の分類では主系列星とされ、また、絶対等級の明るさは単独星でないことで説明できる、という主張もあった。 アンドロメダ座ω星のスペクトルは、連星であることを示す吸収線の二重の谷や、視線速度の変化はみられなかった。ただし、吸収線の輪郭には、単独成分の場合と一致しないくぼみがみられた。その後、オート=プロヴァンス天文台の91cm望遠鏡による高分散分光観測を重点的に行った結果、吸収線の輪郭にみられるくぼみは、幅の広い2本の吸収線が重なり合った結果と考えるのが妥当との結論に至り、アンドロメダ座ω星のスペクトルは、2つの恒星が合わさったものと考えられるようになった。更に、ウィルソン山天文台の光学干渉計による観測から、連星の離角と方位角及びその時間変化を推定した結果、連星であることは確実となった。 アンドロメダ座ω星 (A) 系を形成する2つの恒星は、スペクトル型がF3 VとF5 Vというよく似たF型主系列星と考えられる。公転周期は約255日で、質量は大きい方が太陽の9割から太陽程度、小さい方が太陽の8割から9割程度と推定される。
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連星
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/28 14:46 UTC 版)
「とある飛空士への夜想曲」の記事における「連星」の解説
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連星
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/01 02:26 UTC 版)
恒星系力学では三体相互作用を通じて連星を形成するチャンネルが存在し、その効果が系全体の進化に影響を及ぼすため重要視されている。一方、近接連星に関して伴星から主星へのガス降着という問題におけるロッシュモデルは円制限三体問題に基づいて構築されている。
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連星
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/08 01:19 UTC 版)
オリオン座π5星の視線速度変化は、20世紀の初めにフロストとアダムズによって発見され、すぐに分光連星であると考えられるようになった。その10年後には、軌道要素も詳しく求められるようになった。 オリオン座π5星系の軌道周期は、3.7日と短く、離心率はほぼ無視できる値である。軌道長半径は、太陽半径の26倍程度と見積もられる。 オリオン座π5星の主星は、質量、半径とも太陽の12倍程度のB型巨星と考えられ、有効温度はおよそ21,000Kと見積もられる。一方伴星は、質量が太陽の3倍、半径が太陽の5倍、有効温度が16,500K程度であると予想されている。オリオン座π5星の年齢は、およそ1800万年と推定される。輝星星表では、オリオン座π5星の伴星のスペクトル型はB0 Vとされているが、これが正しいとすると、主星と伴星の明るさが観測と矛盾するため、誤りではないかと指摘されている。
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連星
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/27 14:26 UTC 版)
「カシオペヤ座V509星」の記事における「連星」の解説
HR 8752には、伴星が存在している。伴星は、1978年に国際紫外線天文衛星 (IUE)による紫外線スペクトルの観測から、G型星では説明が付かない紫外超過がみられたことで、発見された。紫外線スペクトルは、有効温度25,000Kとすると最も観測によく合うので、伴星はスペクトル型がB1 Vの恒星で、絶対等級はおよそ-4.5、視等級はおよそ10と推定される。主星からの距離は、大体200AUで、公転周期は500年程度と予想される。主星から放出された物質が形成する星周殻は、半径1,400AUに達するという見積もりもあり、だとすると伴星は、星周殻の中に埋もれているということになる。HR 8752のスペクトルの特徴である、窒素イオンの禁制線の輪郭は、時間と共に大きく変化しており、この輝線が星周殻と高温の伴星との相互作用によって生じていると考えられることから、輝線の時間変化は伴星の公転に伴う位置関係の変化を反映していると考えられる。
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連星
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/26 03:08 UTC 版)
TOI-1338は連星を成しており、それぞれ太陽の1.13倍と0.313倍の質量をもち、互いに14.6日の周期で公転している。それぞれスペクトル分類はG型、M型(赤色矮星)である。年齢は44億年。
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連星
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/08/08 22:02 UTC 版)
太陽と似た恒星GJ 3021 Aの近傍を注意深く観測した結果、伴星GJ 3021 Bが発見された。使用した測定法により、推定年齢には1億5000万歳から88億歳と幅があったが、2005年時点では約8億歳と考えられている。太陽よりも多くの鉄を含み、彩層は活発で、速く自転している。GJ 3021 B はM4型の赤色矮星で、主星から68天文単位離れている。
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連星
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/12 09:23 UTC 版)
「GSC 02620-00648」の記事における「連星」の解説
2008年、トランジット法によって系外惑星が発見されていた14個の恒星について、小型望遠鏡による観測が行われた。さらに、スペインのカラル・アルト天文台に設置された2.2mの反射望遠鏡によって3個の恒星について追観測が行われた。その結果、GSC 02620-00648 は他の2つの恒星と同様に連星であることが明らかになった。新たに発見された伴星は主星から755天文単位の位置にある橙色あるいは赤色矮星で、天球上では主星から1秒角ほど離れている。この発見により主星と惑星のパラメータが再計算された。なお、伴星は惑星 (TrES-4 = GSC 0620-00648 b) との混同を防ぐため、"B" を避けて "C" の名称がつけられた。
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連星
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/11 02:04 UTC 版)
「アンドロメダ座ウプシロン星」の記事における「連星」の解説
大きさの比較太陽アンドロメダ座υ星A アンドロメダ座υ星Aはスペクトル型F9VのF型主系列星で、太陽と比較的似ているが、より若く、重くて明るい。Geneva-Copenhagen surveyによると、年齢は約31億歳で、水素に対する鉄の量の比は太陽と近い。1.3太陽質量を持つため、寿命は太陽よりも短い。ハビタブルゾーンへ放射する紫外線の量は、太陽から地球への紫外線量とほぼ同じである。 アンドロメダ座υ星Bはスペクトル型M4.5Vの赤色矮星で、主星から750天文単位離れているが、アンドロメダ座υ星と地球の間の視線が不明であるため、2つの恒星の間の本当の距離は分からない。この星は2002年に、2MASSによるデータ収集の過程で発見された。太陽と比べ、若干小さく、かなり暗い。 ワシントン重星カタログには、双方の恒星が登録されている。
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連星
出典:『Wiktionary』 (2021/08/21 02:56 UTC 版)
名詞
発音(?)
- れ↗んせー
関連語
翻訳
- アイスランド語: tvístirni (is)
- アイルランド語: déréalta (ga) 女性
- イタリア語: stella binaria (it) 女性
- イド語: duopla stelo (io)
- 英語: binary star (en)
- エスペラント: duuma stelo (eo)
- オランダ語: dubbelster (nl) 女性
- カタルーニャ語: estrella binària (ca)
- ガリシア語: estrela binaria (gl) 女性
- スウェーデン語: dubbelstjärna (sv)
- スペイン語: estrella binaria (es) 女性
- セルビア・クロアチア語: двојна звезда (sh) 女性, dvojna zvezda (sh) 女性, бинарна звезда (sh) 女性, binarna zvezda (sh) 女性
- タミル語: இரும விண்மீன் (ta)
- チェコ語: dvojhvězda (cs)
- 中国語: 聯星 (zh)
- デンマーク語: dobbeltstjerne (da)
- ドイツ語: Doppelstern (de) 男性
- ハンガリー語: kettőscsillag (hu)
- フィンランド語: kaksoistähti (fi)
- フランス語: étoile binaire (fr)
- ポルトガル語: estrela binária (pt) 女性
- ロシア語: бина́рная звёздная систе́ма (ru) 女性, бина́рная звезда́ (ru) 女性, двойна́я звезда́ (ru) 女性
「連星」の例文・使い方・用例・文例
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