はっ‐かん【発刊】
発刊
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/26 22:41 UTC 版)
岡倉天心、高橋健三の二人が中心となって創刊。雑誌名の由来は、無署名だが文体や内容から天心が執筆したと考えられる創刊の辞の一節「夫レ美術ハ國ノ精華ナリ」から取られている。明治維新に伴う文明開化の風潮が一段落し、廃仏毀釈による江戸時代以前の美術品の海外流出を憂えて、日本・東洋美術の価値を紹介・啓発することをめざした。 『国華』創刊当時、既に『大日本美術新報』『絵画叢誌』などの美術雑誌が出版されていた。ところが、『国華』は採算を度外視して、1冊1円という高価な雑誌だった(当時は小学校教員の月給が5円の時代であり、通常の雑誌は10銭程度だった)。現在の価格は、通常の号が5000円、特集号は最高7000円。 当時はまだカラー写真がなかった。美術作品の図版写真では、モノクロ写真でも濃淡や明暗の微妙な差を出しやすいコロタイプを用いた。創刊以来続く1ページを使った大判のカラーは、浮世絵の多色刷り技術を応用し、模写の色別木版画を数十回刷り重ねて再現した。木版画によるカラー図版は1973年まで行われた。口絵の木版画は特漉紙に一流の職人が刷って雑誌に付け、コロタイプは写真印刷術の第一人者・小川一真を起用していた。 社会的には高い評価を受けたが、発刊早々に資金面で行き詰まった。そこで天心は、1891年(明治24年)、『朝日新聞』の創業者・村山龍平と上野理一の援助を受けて出資権と債権を二人に譲り渡し、示談の上で退社した。両氏は東洋古美術への造詣が深く、その関係で高橋とも懇意になっていた。二人は「金は出すが、口は出さぬ」という不文律を固く守り、『国華』の経営を盛り立て続けた。1905年(明治38年)からは経営に必要な資金を全額負担、上野の没後は村山家が単独で援助したが、1939年(昭和14年)からは朝日新聞社が経営を引き継ぎ現在に至っている。
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発刊
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/03 13:56 UTC 版)
「ビブリオテーカ=イタリアーナ」の記事における「発刊」の解説
オーストリア帝国は高圧的な検閲などを行う代償として愛国的性格を持った文学者たちを糾合し、「ビブリオテーカ=イタリアーナ」を創刊させた。イタリア語での執筆が認められたこれは、ドイツ文学などひろく外国文学への関心を養うことによって、イタリア文学やイタリアの文学的伝統に対する固執をやめさせて、ひいては反ゲルマン的民族感情を忘れさせる効果が狙われた。イタリア思想の弾圧ではなく、ゲルマン思想の浸透を目的としたものだったのである。 しかしビブリオテーカ=イタリアーナ誌の発刊は却って裏目に出る事となった。雑誌内で紹介された外国文学を通じて、当時ドイツやフランスなどに広まりつつあったロマン主義の風潮がイタリアに伝えられたのである。ビブリオテーカ=イタリアーナ誌は元来、権威主義的な古典主義を重視して言論が展開されていたが、これによりロマン主義と古典主義とで執筆者の間に論争が生まれた。そしてロマン主義者の意見はやがてイタリアの愛国的文学や愛国的思想と結びついてシルヴィオ・ペッリコなどがビブリオテーカ=イタリアーナ誌を脱退。やがて彼はフェデリーコ・コンファロニエリや起業家ルイージ・ポロ・ランベルテンギの支援を受けて『コンチリアトーレ』誌が創刊してイタリアにおけるロマン主義の中心となった。 その後も検閲も受けながらもビブリオテーカ=イタリアーナ誌は文学や科学技術、思想についてを論じる雑誌として存続していた。しかしロマン主義者の脱退はその影響力を大きく損なうことに繋がり、1820年代以降は活発な議論が行われなくなる。1859年には、オーストリア帝国はミラノ市民の親ゲルマン的思想形成に失敗したとしてビブリオテーカ=イタリアーナ誌を廃刊とした。
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発刊
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上田万年・松井簡治による『大日本国語辞典』を引き継ぐ事業という性格をもつ。松井簡治の子松井驥、その子松井栄一三代の蓄積していたカード資料に注目した小学館が、1960年(昭和35年)に松井栄一に出版を持ちかける。1964年(昭和39年)に、国語学者・金田一京助や、広辞苑の著者・新村出、大漢和辞典で知られる諸橋轍次を始め、佐伯梅友・時枝誠記・西尾実・久松潜一・山岸徳平という日本の国語学界を代表する学者を編集顧問に迎えて編集委員会が発足し、200名以上の執筆者を動員して本格的に編纂作業を開始する。 1972年(昭和47年)から1976年(昭和51年)の5年間にわたって刊行され、全20巻、45万項目、75万用例という大部の辞典となった。また別冊には主要出典一覧、方言資料などが収められる。活版印刷には図書印刷があたった。完結した1976年(昭和51年)に第30回毎日出版文化賞の特別賞を受賞。 解説案内に、今野真二『『日本国語大辞典』をよむ』(三省堂、2018年(平成30年))がある。
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DERAYD 界境天秤の月、CLAMP、1989年12月22日、新紀元社、ファンタジーコミック、ISBN 4-915146-18-9 DERAYD、秋山たまよ、1993年3月20日、新紀元社、GOKIGEN COMICS、ISBN 978-4-883174-05-8、新装版 この項目は、漫画に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(P:漫画/PJ漫画/PJ漫画雑誌)。項目が漫画家・漫画原作者の場合には{{Manga-artist-stub}}を貼り付けてください。 表 話 編 歴 CLAMP漫画 聖伝-RG VEDA- 破軍星戦記 20面相におねがい!! 東京BABYLON 学園特警デュカリオン CLAMP学園探偵団 X 白姫抄 新・春香伝 不思議の国の美幸ちゃん REX 恐竜物語 魔法騎士レイアース参照カテゴリ わたしのすきなひと 左手 水都の四兄弟 創竜伝・外伝 Wish カードキャプターさくら参照カテゴリ CLOVER ANGELIC LAYER すき。だからすき ちょびっツ 合法ドラッグ XXXHOLiC ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-参照カテゴリ こばと。 GATE 7 ドラッグ&ドロップ 元メンバー名義作品 秋山たまよ名義 DERAYD CLUSTER 聖りいざ名義 COMBINATION 絵本 もこなおうじょのえほん 〜おはなばたけのぎゃくしゅう〜 ソエルとラーグ モコナ=モドキの冒険 漫画以外 かきょうのちきゅうせいふくにっき 私立堀鐔学園 CLAMP in CARDLAND CLAMP IN WONDERLAND CLAMPノキセキ 関連作品 スウィート・ヴァレリアン コードギアス 反逆のルルーシュ参照カテゴリ 魍魎の匣 BLOOD-C参照カテゴリ 元メンバー 秋山たまよ 聖りいざ 七穂せい 関連項目 月刊ウィングス なかよし 週刊少年マガジン 週刊ヤングマガジン 月刊ニュータイプ CCさくら板 Cardcaptors
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発刊
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/12 18:57 UTC 版)
2010年7月5日初版発行、ISBN 978-4-86032-939-6、Relic:001~006を収録。 2011年10月7日初版発行、ISBN 978-4-7992-0135-0、Relic:006.5~012を収録。 2012年11月10日初版発行、ISBN 978-4-7992-0334-7、Relic:012.5~018を収録。 2013年9月6日初版発行、ISBN 978-4-7992-0469-6、Relic:018.5~024を収録。 2015年1月2日初版発行、ISBN 978-4-7992-0677-5、Relic:024.5~032を収録。 2016年11月30日初版発行、ISBN 978-4-7992-0979-0、Relic:029 3/4、033~040を収録。
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