ミュージックフェア
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『シオノギ・ミュージックフェア』(英 : SHIONOGI MUSIC FAIR)は、フジテレビ系列の一部で1964年8月31日から放送されている音楽番組。放送時間は複数回の変遷を経て、2001年4月以降は毎週土曜日 18:00 - 18:30(JST)に放送されている。それ以前の放送時間などについては別節を参照。
注釈
- ^ NHKを含めば、最長寿の番組はNHKのど自慢となる。
- ^ 2016年4月2日放送分からはCM出稿については塩野義製薬からコンシューマーヘルスケア部門(一般用医薬品・医薬部外品事業)を分社化して発足したシオノギヘルスケアの製品を中心としているが、引き続き塩野義製薬本体の企業CMも出稿しているため、スポンサー表記上はそのまま「シオノギ製薬」単独であるが、2022年7月2日放送分からはスポンサー表記が「SHIONOGI」に変更された。なお、シオノギヘルスケアにはロート製薬も出資している。
- ^ このため、移行当時としては珍しい深夜枠の音楽番組であった。
- ^ 日本における『パンテーン』の販売は1983年まで塩野義製薬が行っていた。
- ^ 番組開始当初から少なくとも1980年代中盤ごろまでは、『パンテーン』を除き、これらの製品の効能や服用方法をナレーションだけで説明する程度のものだった。1980年代後半以後、通常の商品イメージやタレントを起用したCMが放送され今日に至っている。
- ^ 食事ができる人は司会者および出演者に限られていたが、例外としてウルフルズが出演していた2001年5月12日放送分では観客にも配られたことがある。
- ^ 『2010 FNS歌謡祭』は12月12日13:00 - 17:10(JST)に時差ネットされた。
- ^ フジテレビを含む一部地域では、18:30から生中継。
- ^ 2000年以降は西暦4桁。
- ^ 2000年以降では、放送2,000回記念特別月間(2004年3月6日・13日・20日・27日放送分/全4回)、放送2,200回記念特別月間(2008年3月)、放送2,400回記念特別月間(2012年3月)、並びに放送2,600回記念特別月間(2016年3月)が東京国際フォーラムにて収録されている。
- ^ 2023年3月7日放送分のフジテレビ『めざましテレビ』にて、軽部真一アナウンサーが公表。
- ^ 例として、1969年11月25日放送分は長門が単独で進行。
- ^ 県内に塩野義製薬の金ケ崎工場がある。
- ^ 1993年12月までは、「T34」
- ^ 富山県では製薬工場が多数あるため製薬業が盛んであり、富山駅近くには塩野義製薬富山分室がある。
- ^ 該当期間中は「ミエと良子のおしゃべり泥棒」をローカルセールスにて放送。
- ^ 開始以来打ち切ることなくネットされ続けているのはこのような理由によるもの。なお、関西テレビ自体は自社制作のローカル番組(番組によってはフジテレビ等でも時差ネット)が充実しているため、フジテレビ製作のローカルセールス番組・地域限定スポンサードネット番組のキー局同時ネットが少ない(数少ない実例としては、前者は『坂上どうぶつ王国』などが(自社制作の『ちまたのジョーシキちゃん』放送開始まで)、後者は本番組と『ONE PIECE』などが該当。例示した2番組は、いずれも過去は時差ネットだった)。
- ^ 日本テレビ系列からネットチェンジ。
- ^ 2019年9月までは新潟総合テレビ[14]。新潟県の放送局は塩野義製薬グループとの直接的な広告取引が少ないため、他局も含めて塩野義製薬およびシオノギヘルスケアのCMは、スポットCMも含めて全く流れないわけではないが、頻度が比較的少ない。ただし、塩野義製薬およびシオノギヘルスケアがスポンサーに参加した複数社提供の全国ネット番組(『はじめてのおつかい』等)についてはそのままスポンサードネットやCMの放送が行われている他、新潟市内には塩野義製薬新潟分室がある。
- ^ 『演歌の花道』(テレビ東京)の時差ネットに伴い打ち切り。
- ^ この場合、一社提供スポンサーの推薦を受けないとネット出来ないという制約がある。
- ^ スポンサーの関係で再放送および番販用に別素材を製作した実例としては『おでかけ!パレット』(東海テレビ。初回放送のみタイトルロゴに『JR東海プレゼンツ』が入っていたが、再放送や独立局への番販で使用した素材では省かれていた)がある。
- ^ クロスネット時代には福島テレビはTBS系列を、鹿児島テレビは日本テレビ系列を優先ネットとした時期があった。
- ^ フジテレビほか一部系列局では、土曜19:00 - 19:30に先行裏送りネットとしていた。
- ^ ロンドンオリンピック中継、2012年の日本シリーズ中継、ラグビーワールドカップ2019中継、2020年東京オリンピック中継、2022年北京オリンピック中継など。
- ^ 日本シリーズを中継しないテレビ大分でも休止となり、2年連続で別番組で穴埋めとなった。
- ^ 同時ネット局は報道特番内でスポンサーCMをそのまま消化したほか、FNN冠が付いた関係上当番組未ネット局でもネットされたが、CMは全てACジャパンのものに差し替えられた。
出典
- ^ “鈴木杏樹『MUSIC FAIR』涙で卒業発表 恵俊彰と3月末でラスト”. 2016年2月19日閲覧。
- ^ a b c d e “ABOUT MUSIC FAIR”. フジテレビ=. 2016年7月2日閲覧。
- ^ ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム。
- ^ “『MUSIC FAIR』世界最長寿週刊音楽番組としてギネス認定 放送3000回記念公演を6週にわたり放送”. RealSound. 2024年3月13日閲覧。
- ^ “『MUSIC FAIR』世界最長寿週刊音楽番組としてギネス世界記録に認定 6週にわたり3000回記念コンサート放送、16組34人が夢の競演”. ORICON NEWS (2024年3月12日). 2024年3月12日閲覧。
- ^ “MUSIC FAIR 2500回記念コンサート”. フジテレビ. 2014年4月5日閲覧。
- ^ “放送ライブラリー公式サイト 検索結果”. 放送ライブラリー. 2016年7月2日閲覧。
- ^ 1959年6月25日朝日新聞(東京版)8面
- ^ 鶴田裕介「「ミュージックフェア」放送50年」『読売新聞』2014年2月14日付朝刊、12版、14面、文化面
- ^ 「極KIWAMI対談」『サンケイスポーツ』2016年12月13日付、7版、24面
- ^ ゴスペラーズ版と同様の尺に縮小したものを使用する場合もあるが、放送内容のダイジェスト映像を交えながら従来のサイズで流す回もある(提供クレジットは従来番組タイトルを表示していたアウトロ部分で表示)。
- ^ “16/03/05 2600回記念コンサート 第一夜”. フジテレビ (2016年3月5日). 2016年7月2日閲覧。
- ^ 『富山新聞』1981年9月29日 - 1983年10月2日付朝刊、テレビ欄。
- ^ “【WEB】190911「NST社名変更のお知らせ」” (PDF). 新潟総合テレビ (2019年9月11日). 2024年1月30日閲覧。
- ^ 『長野放送二十年の歩み』(1989年5月25日、長野放送発行)174p『昭和44年4月基本番組表』より。
- ^ a b 『北國新聞』1981年9月29日、10月6日付朝刊、テレビ欄。
- ^ “MUSIC FAIR@MUSICFAIR_Fujiのツイート(2020年2月29日作成)”. 2020年2月29日閲覧。
- ^ “「MUSIC FAIR」が緊急報道特番で休止”. 日刊スポーツ(2020年2月29日作成). 2020年2月29日閲覧。
- ^ “フジ コロナ禍で放送休止「ゆず特集」を4月4日に…「ミュージックフェア」”. デイリースポーツ(2020年3月5日作成). 2020年3月5日閲覧。
ミュージックフェア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 03:31 UTC 版)
1964年の放送開始からフジテレビ系列の一部(2022年4月現在17局ネット、11局非放送、TVerでのサイマル配信やBSフジでの遅れ放送は皆無)で、今日まで放送されている音楽番組『ミュージックフェア』(2001年4月7日から2008年9月27日までは『ミュージックフェア21』)のスポンサーを40年以上にわたって継続している。但し、東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)の影響から2011年3月19日放送分のみスポンサー自粛を行い、ACジャパンなどのCMで穴埋めをすることとなった。 長きにわたって、企業CM中心で放送しており、1970年代からは、声優でナレーターの野田圭一→仲村秀生を起用し「シオノギはあなたの健康に奉仕するため 今日もたゆみない努力をつづけています」と銘打ち、総合ビタミン剤のポポンS、総合感冒薬(カプセル剤)のパイロンカプセル(現在はパイロンMX。なお、風邪が比較的少ない冬以外の季節は放送がなかったこともある)、解熱鎮痛剤のセデスA錠(現在は新セデス錠)の3つをセットとして、薬店で手に入る市販薬(OTC医薬品)の宣伝をミニ・インフォマーシャル形式でオンエアしていた(薬の紹介についてのナレーションは宮崎総子→北浜晴子が担当した)。本編終了後のエンディングでは、シオノギの社章である分銅マークについての説明を述べるCM、という構成になっていた。 1970年代当時、日本のテレビ業界では、まだCMにおけるBGMの必要性を認識していた人物が少なかったことや、映像機材が高価であったことに加え、宣伝にも多額の費用がかかる時代だったこともあり、この番組でのシオノギのスポンサークレジットの読み上げや、CMは全て無音映像ならびに、スチル画像の連続による映像の構成、野田圭一→仲村秀生と宮崎総子→北浜晴子によるナレーションのみで放送されていた。なお、『ミュージックフェア』開始初期の1971年頃まではスチル映像ではなくフィルム構成の映像が使われていたが、バックが無音で、ナレーションが入る構成はこの頃から変わっていない。 番組内で流れるCMは、その後、1983年は上記の構成を踏襲しながらも、スキャニメイトを用いたVTR形式に変わりBGMも追加された。1984年からは現在の一般的なCM放映に変更されたが、1997年3月までの番組開始ならびに番組終了の際のスポンサークレジットの読み上げは、2001年4月に「ミュージックフェア21」として土曜18時枠へ移動するまで、依然として無音ならびに固定画面映像という状況が続いた。 更に2009年10月以降、番組終了の際のスポンサークレジットの読み上げは、地上アナログ放送がセミレターボックスでの放送に移行後も、依然として歌手やシンガーソングライターやアーティストなどの人たちがスタジオで歌っている固定画面映像、という状況が今も続いている。 なお、2001年の『ミュージックフェア21』のスタートと同時に、同社のローマ字表記であるSHIONOGIから「SONG(ソング)」を取り上げた、歌とクスリをテーマにした「SONG For You(ソング・フォー・ユー)」という企業CMを放送中である(三原徹司→磯部弘のナレーション付)。この時はこれに加え、「SONG For You」のキャッチフレーズが、個々の製品CMにも使用されていたが、2013年6月に当社の公式サイト及びセデス・ハイのCMがリニューアルしたことを皮切りに、この前述の企業CM及びポポンSプラスのCMを除いてキャッチフレーズを外していた。2015年3月以降は「クッションコレクトEZ」のみだったが、同年11月は「コレクトXYLクリーム/さわやかコレクトW抗菌」のCMにもキャッチフレーズを付加しており、2016年4月から2019年まではシオノギ製薬のロゴ部分をシオノギヘルスケアに差し替えしただけであるためキャッチフレーズはそのままである。 当番組の出演では、同業他社のCM出演中の歌手は原則として出演していないが、同業他社契約中であってもシオノギが手がけていない製品の場合、歌手の出演は可能となっている。また、2001年から2016年3月までの司会者だったホンジャマカの恵俊彰の場合は、相方の石塚英彦が同業他社(第一三共ヘルスケア)の一般用胃腸薬のCMに出演しているものの、グループではなく個人で扱っている関係上、恵が出演していないため問題はないとしている。 前述の『ミュージックフェア』のスポンサーを長年にわたって担当していることもあり、フジテレビとの関係は非常に密接で、『ミュージックフェア』以外にも、現在も提供している『FNSの日(タイトルはその年により異なるが、2002年以降は基本的に『FNS27時間テレビ』と称している)』や、過去には『笑っていいとも!』や『クイズ!ヘキサゴン』などのスポンサーを担当したこともあった。 なお、コンシューマーヘルスケアについては事業がシオノギヘルスケアへ分社化された2016年4月以降、『ミュージックフェア』のスポンサークレジットは従来通り「シオノギ製薬」のままだが(塩野義製薬本体も医療用医薬品事業などの企業CMを出稿しているため)、同年7月に放送された30回目の『FNSの日』である『FNS27時間テレビフェスティバル!』のスポンサークレジットは「シオノギヘルスケア」となった。 1970年代中期以降、スポンサードネットの対象を人口規模の多い都道府県の系列局限定としているため、1973年に当時3系列クロスで編成が逼迫していたNST新潟総合テレビが放送を打ち切り、1981年に2・3局といった収益の面で割に合わない片田舎と判断した県の系列局を中心に、スポンサー出稿や放送の打ち切りを通告している(秋田テレビ・石川テレビ・さんいん中央テレビ・沖縄テレビなど)。また、他系列優先だった期間が長かった福島テレビや鹿児島テレビでは放送経験がない。またこれらの地域で(タイトルから『シオノギ』を外した上での)別スポンサー(またはスポットCMのみ)での番組販売扱いでの放送を可能とする便宜も一切図っていない。ただし、その他の複数社提供番組については当該地での放送分(他系列局の番組を含む)でもスポンサーを降板せずにそのまま出稿しているほか、スポットCMの出稿や各局制作ローカル番組への小口提供スポンサー(複数社提供)への参加については頻度は少ないが皆無ではない(いずれも、分社後は個人向けを対象としたシオノギヘルスケア単独での出稿が中心)。
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