三省堂 大辞林 |
てんのう ―わう 3 【天王】
てんのう てんわう 【天王】
てんのう ―わう 3 【天皇】
(1)日本国憲法において、国民の総意に基づいて、日本国および日本国民統合の象徴と規定される地位、あるいはその地位にある個人。皇室典範の規定により皇統に属する男系の男子によって継承される。明治憲法においては国家元首として神聖不可侵な統治権の総攬者とされた。
(2)皇帝・君主を敬っていう語。〔「天皇」は中国では、古く最高神の意で北極星を神格化した語。唐代に君主の正式名称として用いた。日本では古代の政治・軍事権力の頂点に立つ者を「おおきみ(大王)」といったが、天武朝ごろから中央集権国家の君主として「天皇」の称号が用いられるようになった。律令用語であることから伝統的に呉音読みをする。古くは、神と一体化させて「現神(あきつかみ)」、天照大神の子孫の意で、「日(ひ)の御子(みこ)」などとも呼ばれた。この他、「みかど」「上(うえ)」「上(かみ)」「皇上」「主上」「天子」など多くの名称が使われていたが、明治憲法によって「天皇」の公称が確立。のち1936年(昭和11)、外交文書でそれまで用いていた「皇帝」(emperor の訳語)との併用をやめ、称号は「天皇」に統一された〕
時事用語のABC |
天皇(てんのう)
明治憲法では、天皇は国会の議決を経ることなく法律制定ができた。さらに軍隊の統帥権があって、軍隊を恣意に動かすことができた。
戦後、そういう歴史があったことを重視して、天皇の行為には厳しい制限が加えられた。天皇は形式的・儀礼的な仕事である国事行為だけを行う。天皇が国政にかかわることはできない。
天皇家は行政機関の1つとして、宮内庁の監督を受ける。宮内庁は、1949年の総理府設置法にもとづき、総理府の外局として設置された。2001年からは、内閣府設置法に基づき、宮内庁は内閣府に置かれている。
宮内庁関係の予算は、2000年度では全体で約189億5000万円に上る。うち皇室費が70億6000万円で、宮内庁費が118億9000万円だ。皇室費が皇族の日常費用や国賓接遇、宮家への支出に当てられるのに対し、宮内庁費は宮内庁運営のための人件費や事務費などに当てられる。
現在の天皇家の構成は、天皇陛下、皇后陛下、皇太子殿下、皇太子妃殿下、紀宮殿下の5人だ。その他の宮家には、秋篠宮家、常陸宮家、高松宮家、三笠宮家、仁親王家、桂宮家、高円宮家がある。
(2000.11.08掲載)
隠語大辞典 |
JMnedict |
てんのうと同じ種類の言葉
てんのうに関連した本
- BIG‐4 ぼくの名前は山田。目覚めたら四天王になってました。 (富士見ファンタジア文庫) 大楽 絢太 富士見書房
- 随筆 上方落語の四天王――松鶴・米朝・文枝・春団治 戸田 学 岩波書店
- 徳川四天王〈下〉 (角川文庫) 南原 幹雄 角川書店
てんのうに関係した商品