か‐に
かに【可児】
かに【×蟹】
読み方:かに
1 十脚目短尾下目の甲殻類の総称。体は頭胸部にあたる甲と、一対のはさみ脚および四対の歩脚からなる。腹部は甲の腹側に折れ曲がって密着し、雌のほうが幅広い。海水・淡水・陸のいずれにも分布し、食用とするものが多い。ふつう横向きに歩行するが、前または後方に歩ける種もある。サワガニ・スナガニ・ガザミ・ケガニなど。《季 夏》「原爆許すまじ—かつかつと瓦礫あゆむ/兜太」
かに【蟹】
佳に
かに
蟹
蟹
- 剪刀ノコトヲ云フ。〔第二類 金銭器具物品之部・大阪府〕
- 掏摸者ノ所持スル鋏カニノハサミヨリ云フ。〔第二類 金銭器具物品之部・福岡県〕
- 鋏ノコトヲ云フ。〔第二類 金銭器具物品之部・秋田県〕
- 鋏ノコトヲ云フ。〔第二類 金銭器具物品之部・石川県〕
- 鋏ノコトヲ云フ。〔第二類 金銭器具物品之部・和歌山県〕
- 鋏。〔第六類 器具食物〕
- 鋏のこと。盗賊掏摸仲間の隠語。
- 鋏類の刃物のことをいふ。又蟹のことを「ばね」ともいふ。〔犯罪語〕
- 鋏。
- 鋏を云ふ。
- 鋏。江差。
- はさみ。〔一般犯罪〕
- 鋏。がに、かにどん、またはかねともいう。〔掏摸〕
- 鋏。形態類似(蟹にはさみがあるところより)。〔す〕
- はさみのこと。「がに」「かいどん」又は「かね」ともいう。
蟹
カニ
かに
出典:『Wiktionary』 (2021/06/21 12:54 UTC 版)
名詞
- 甲殻綱・十脚目・短尾下目に属する甲殻類の総称。体の左右に出た5対の足と、一番前の足にある鋏が特徴とされる。食用となるものも多く、肉や蟹味噌を食す。
なお、短尾下目に属していなくても、前後の体幹に比べ、左右の付属肢が長い甲殻類も、「かに」と慣習的に称しており、タラバガニやヤシガニは異尾下目(ヤドカリ下目)に属するが、「かに」と同種に認識されている。
関連語
- かに座
- 蟹味噌
- かにあるき
- がに
- 成句: 蟹の穴這入り, 蟹の念仏, 蟹は食ってもがに食うな, 蟹は甲羅に似せて穴を掘る, 月夜の蟹
翻訳
- イタリア語: granchio (it) 男性
- 英語: crab (en)
- 沖縄語: がに
- スウェーデン語: krabba (sv) 通性
- スペイン語: cangrejo (es) 男性
- セルビア語: рак (sr)/rak (sr)
- 中国語: 蟹 (zh), 螃蟹 (zh)
- 朝鮮語: 게 (ko)
- タイ語: ปู (th) (puu)
- ドイツ語: Krabbe (de) 女性
- トルコ語: yengeç (tr)
- ビルマ語: ကဏန်း (my) (ka ṇanʻ")
- フランス語: crabe (fr) 男性
- ポーランド語: krab (pl) 男性
- ポルトガル語: caranguejo (pt)
- モン語: ဂတာံ (mnw) (gatāṁ)
- ルーマニア語: crab (ro)
参照
蟹
蠏
「かに」の例文・使い方・用例・文例
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- 彼は英語のほかにフランス語も話せる
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かにと同じ種類の言葉
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