SF作家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/23 14:15 UTC 版)
SF作家(エスエフさっか)とは、サイエンス・フィクション(SF)を主として著す小説家のことである。
代表作がSF作品であったり、SF雑誌やSFの新人賞、同人誌からデビューした作家はSF作家と見なされる。SFファンの作家が誇りを込めてSF作家と自ら名乗ることもある。様々なジャンルを扱うライトノベルの作家の中でも、主にSFを扱う作家はSF作家とされる。SFとその他のジャンルの作品の線引きが明確でないため、SF作家かどうか議論が分かれる作家もいる。
SF作家の特徴の1つとしてファンとの距離の近さが挙げられる。SF作家がデビュー後も同人誌に携わったり、SF大会に参加するなどファン活動を続けることも多い。また、ハードSFを中心として科学者、技術者出身の作家も多い。
代表的なSF作家
日本
1900年代の押川春浪や1930年代の海野十三は日本のSF作家の草分け的な存在とされる[1]。戦後に翻訳中心だった日本のSFを変化させた星新一、小松左京、筒井康隆は日本SFの御三家と呼ばれ[2]、古典とされる名作を残している。
欧米
アーサー・C・クラーク、アイザック・アシモフ、ロバート・A・ハインラインこの三人は御三家(ビッグ・スリー)と呼ばれ、古典とされる名作を残している[要出典]。フィリップ・K・ディック、ジェイムズ・ティプトリー・Jr.、アーシュラ・K・ル=グウィン、テッド・チャン、グレッグ・イーガン、ウィリアム・ギブスン、ブライアン・オールディス、J・G・バラード、ジョン・W・キャンベル、ハーラン・エリスン、レイ・ブラッドベリ、スティーヴン・バクスター、ジョージ・オーウェル、ジェイムズ・P・ホーガン、シオドア・スタージョン、アルフレッド・ベスター、カート・ヴォネガット、オースン・スコット・カード、ケン・リュウ、アーサー・コナン・ドイル、ロバート・シルヴァーバーグ、ハワード・フィリップス・ラヴクラフト、ジュール・ヴェルヌ、H・G・ウェルズ、ポール・アンダースン、ダニエル・キイス、フレドリック・ブラウン、ダン・シモンズ、エドガー・ライス・バロウズ、グレッグ・ベア、エドモンド・ハミルトン、ウィリアム・S・バロウズ、コードウェイナー・スミス、ジョージ・R・R・マーティン他多数
組織
アメリカでは一定の条件[3]を満たしたプロ作家だけが加入できるアメリカSFファンタジー作家協会(SFWA)が存在する。SFWAは会員の投票によって優れた作品を選び、ネビュラ賞を授与している。
SFファンが会員となる非営利団体、ワールドSFソサエティによるヒューゴー賞も有名である。
日本では1963年に設立された日本SF作家クラブが存在し、多くの日本のSF作家が所属している[4]。
関連項目
脚注
- ^ 石川喬司『SFの時代』双葉社<双葉文庫>、1996年、128-132頁。ISBN 4-575-65833-2。
- ^ 宮崎哲弥『100分de名著「小松左京スペシャル」』 NHK出版、2019、p.5
- ^ SFWA Membership Requirements
- ^ SFWA Awards Rules (2005/1/1時点)
外部リンク
SF作家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/19 20:14 UTC 版)
SF作家としてのデビューは、1963年のマリオン・ジマー・ブラッドリーとの共作 "Phoenix" で、これを長編に発展させたのが《クワナール》シリーズの1作目『異次元世界の扉』(1966年)である。処女長編 Invasion from 2500(1964年)はテリー・カーとの共作で、Norman Edwards というペンネームで出版された。1964年から1978年まで、2つのシリーズと11作の独立した長編を書いており、中にはキャプテン・アメリカの小説版もある。そのうち2作は Dave van Arnam との共作、1作はデイヴィッド・ビショフとの共作、また1作はマーヴ・ウォルフマンとの共作である。 1966年には Larry McCombs との共作短編 "The Peacock King" がネビュラ賞にノミネートされた。
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