鶯谷駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/06 18:57 UTC 版)
乗り入れ路線
乗り入れている路線は、線路名称上は東北本線1路線のみであるが、当駅には電車線を走る京浜東北線電車および山手線電車のみが停車し、旅客案内では「東北(本)線」とは案内されていない。また当駅は、特定都区市内における「東京都区内」および「東京山手線内」に属する。
駅番号は京浜東北線がJK 31、山手線がJY 06である。
歴史
- 1912年(明治45年)7月11日:鉄道院東北本線の駅として開業[4]。ホームは既に電車運転を開始していた運転系統としての山手線のみに設置された。このため実際上は上野駅 - 田端駅 -池袋駅 - 新宿駅 - 品川駅 - 烏森駅間に運転された山手線の駅としての開業であった。
- 1925年(大正14年)11月1日:山手線の線路を利用し京浜線の運転が田端まで延長され、乗入路線数が2路線となる[5]。
- 1956年(昭和31年)11月19日:それまで山手線と京浜東北線で共用していた複線が複々線され、ホーム2面となる。
- 1964年(昭和39年)10月1日:荷物扱い廃止[4]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる[4]。
- 1988年(昭和63年)3月13日:京浜東北線の快速運転開始に伴い、日中は京浜東北線が通過するようになる。
- 1990年(平成2年)
- 2001年(平成13年)11月18日:ICカード「Suica」の利用が可能となる[広報 1]。
- 2004年(平成16年)2月:みどりの窓口を廃止し、指定席券売機を設置[7]。
- 2017年(平成29年)4月10日:業務委託化[2]。
- 2019年(平成31年)3月20日:北口が駅遠隔操作システム(現・お客さまサポートコールシステム)導入に伴い終日無人化[8]。
- 2024年(令和6年)4月27日:京浜東北線(1・4番線)ホームにてスマートホームドアの使用を開始(予定)[9][10]。
駅構造
JR東日本ステーションサービスが駅業務を受託している上野営業統括センター管理の業務委託駅[2]。島式ホーム2面4線の地上駅である。北側市街地と上野公園を結ぶ陸橋がこれらを跨いでいる[1]。出口は北口と南口の2ヶ所がある。北口は地上駅舎のようになっているが、南口は橋上駅舎になっている。南口の駅舎は1927年に造られた。なお、北口はお客さまサポートコールシステムが導入されており、終日インターホンによる案内となる[3]。
自動券売機、多機能券売機、指定席券売機(南口のみ)が設置されている[3]。
駅名の「うぐいす」にあやかって、朝の時間帯にはプラットホーム上のスピーカーから、鶯の鳴き声を流している[11]。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | 京浜東北線 | 北行 | 田端・赤羽・大宮方面 |
2 | 山手線 | 内回り | 池袋・新宿・渋谷方面 |
3 | 外回り | 東京・品川・目黒方面 | |
4 | 京浜東北線 | 南行 | 東京・品川・横浜方面 |
(出典:JR東日本:駅構内図)
京浜東北線快速運転時間帯(10時 - 15時の間)は全列車が当駅を通過するため、この時間帯に乗り降りできるのは2・3番線の山手線のみである。
中距離電車(宇都宮線・高崎線・常磐線)はホームがないため全列車が通過する。そのため、当駅を含む上野駅 - 日暮里駅間に特定の分岐区間に対する区間外乗車(東北本線内折り返し乗車)の特例が設けられている。
バリアフリー設備
発車メロディ
1 | 春NewVer |
---|---|
2 | 春(トレモロVer) |
3 | せせらぎ |
4 | 教会の見える駅 |
-
北口改札(2024年3月)
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南口改札(2024年3月)
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1・2番線ホーム(2024年3月)
-
3・4番線ホーム(2024年3月)
記事本文
- ^ a b c d 『週刊JR全駅・全車両基地』第01号、朝日新聞出版、2012年8月5日、35頁。
- ^ a b c “「平成28年度営業関係施策(その4)について」提案を受ける”. 東日本ユニオン東京地本. 2019年11月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年11月15日閲覧。
- ^ a b c d “駅の情報(鶯谷駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2023年9月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年9月11日閲覧。
- ^ a b c 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、389頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 祖田圭介「特集:山手線電車100周年」『鉄道ファン』第50巻第2号(通巻586号)、交友社、2010年2月1日、20頁、OCLC 61102288。
- ^ a b 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '91年版』ジェー・アール・アール、1991年8月1日、191頁。ISBN 4-88283-112-0。
- ^ “みどりの窓口 リストラ JR東 昨年〜今年63駅で廃止 後釜は券売機、客イライラ”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 23 夕刊. (2006年7月11日)
- ^ “「平成30年度営業関係施策(その1)について」提案を受ける”. 東日本ユニオン東京地本. 2019年11月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年11月15日閲覧。
- ^ 『鶯谷駅 京浜東北線ホームのホームドア使用開始について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道首都圏本部、2024年3月27日。 オリジナルの2024年3月27日時点におけるアーカイブ 。2024年3月27日閲覧。
- ^ 『2024年度のホームドア整備計画について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2024年3月12日。 オリジナルの2024年3月12日時点におけるアーカイブ 。2024年3月12日閲覧。
- ^ 浅井建爾『駅名・地名 不一致の事典』(初版)東京堂出版、2016年8月30日、46 - 47頁。ISBN 978-4490108804。
利用状況
- ^ “Suicaご利用可能エリアマップ(2001年11月18日当初)” (PDF). 東日本旅客鉄道. 2019年7月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月23日閲覧。
- ^ 各駅の乗車人員(2000年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2001年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2002年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2003年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2004年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2005年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2006年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2007年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2008年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2009年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2010年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2011年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2012年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2013年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2014年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2015年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2016年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2017年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2018年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2019年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2020年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2021年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2022年度) - JR東日本
- ^ 東京都統計年鑑(平成2年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成3年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成10年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成22年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成23年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成24年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成25年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成26年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成27年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成28年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成29年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成30年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成31年・令和元年)
固有名詞の分類
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