横浜スタジアム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/02 02:32 UTC 版)
特徴
日本初の多目的スタジアム
内野スタンドの前段とピッチャーズマウンドは日本で初めて可動式を採用した。野球開催時(通常時)はグラウンドの形状が扇形になっているが、アメリカンフットボールなどの試合を開催する際は一塁側・三塁側の可動スタンドを移動させてグラウンド形状を長方形に変更することが可能であった[16]。マウンドは昇降式であり、野球以外のイベント開催時にはマウンドを降下させ、その上に骨組みを組み、さらに人工芝マットを敷くことでグラウンド全体を水平にすることができる。
可動スタンドや昇降式マウンドは、いずれもプロ野球以外の興行への使用を前提に設置されており、横浜スタジアムは日本で初めて設計段階から多目的スタジアムとして造られた建築物といえる。二塁ベース後方を中心として真円形に作られたフィールドなど、アメリカで1960年代から1970年代にかけて流行したアメフト兼用球場の影響が見てとれる。この設計思想は後のドーム球場等にも取り入れられた。また、日本のプロ用野球場としては初めて、建設時から全面人工芝グラウンドと電光掲示式スコアボード、および映像表示装置を設置している。
可動スタンドは一・三塁側とも半月状で、全長36mの2本のレールの上に乗っていて、毎分1mの速度で移動できるようになっていた。しかし、2001年11月23日に開催された横浜ベイスターズと横浜F・マリノスとの合同ファン感謝イベントを最後に移動を見合わせている。2003年シーズンから敷設された「フィールド・ターフ」のメンテナンスを優先させたことによるもので、フィールドシート(2013年よりファウルゾーンに設置されたエキサイトシート)の基礎工事を施してからは、可動スタンドが2本のレールの上に乗ったまま一・三塁側に事実上固定されている[17]。
また、設計の段階から、一・三塁側にロッカールームを2室ずつ設けることを計画。一塁側には、監督室とコーチ室も2部屋ずつ設置された。このような設計からは、横浜公園平和野球場の再建が協議されている最中に、(横浜)大洋ホエールズとロッテオリオンズが「ダブルフランチャイズ方式」で横浜スタジアムを本拠地として共用する案が検討された形跡が窺える[17]。
関東大震災後の横浜公園復興工事では、実質的な野球場の「横浜公園運動場」(のち横浜公園平和野球場と改称)とともに野外音楽堂の「横浜公園音楽堂」も建設された[18]。横浜スタジアム建設に際して、横浜公園平和野球場とともに横浜公園音楽堂も取り壊されており、横浜スタジアムには野外音楽堂の代替機能も求められた。
横浜スタジアム建設前には大型の競技場やコンサートホールなどが存在せず、横浜市はスポーツイベントや音楽興行の分野では立ち遅れた都市であったが、横浜スタジアムの完成がこれらの解消にも大きく寄与した。長年にわたり横浜国際女子駅伝の発着会場となった[注 4]ほか、Jリーグ草創期の1994年には、横浜フリューゲルスの招待によるパルメイラスとのプレシーズンマッチを開催した。プロサッカーの試合での使用はこのプレシーズンマッチが初めてで、人工芝のグラウンドに天然芝を試合の前日に手作業で敷き詰めることを想定していたため、開催の2年ほど前から神奈川県内の圃場を借りた上で大型トラック150台分の量の天然芝を育てていたという[19]。
コンサート会場としても数多く利用され、国内外の多数の有名アーティストが大規模なコンサートを行なってきた。国内人気ロックバンドであるTUBEは1988年から1990年を除いて30年以上にわたり毎年8月、横浜スタジアムでライブを実施しており夏の風物詩となっているのをはじめ、そのほかの人気国内アーティストも毎年夏に1組程度[注 5]野外コンサートを開催している。加えて2006年から2009年、2011年には横浜レゲエ祭も開催された。しかし、屋根がない横浜スタジアムは、天候によってイベント開催の可否が左右されやすく近隣への騒音問題もあり、また3万人収容という施設に応じた集客が難しいことから、横浜アリーナや横浜国際総合競技場が完成した1990年代以降、野球以外の大規模イベントで使用される機会は減少傾向にある。しかし、2014年から2015年にかけてはSCRAP主催の体感型謎解きイベントであるリアル脱出ゲームの野外ツアーとして、2014年は進撃の巨人とのコラボ『ある城塞都市からの脱出横浜公演』が、2015年はONE PIECEとのコラボ『頂上戦争からの脱出横浜公演』が開催され、リアル脱出ゲーム野外ツアー横浜公演の会場として利用された。
建蔽率の問題
建物の立体的な外観は、他の野球場に見られるような垂直的なそれではなく、スタンドの上辺が広く下辺が狭い逆円錐形をしている。これは都市公園法施行令第6条1項1号で定められている「都市公園内運動施設の建蔽率規制」によるもので、スタンドの下辺をもって建蔽率を計算する[注 6]ためのいわば苦肉の策であり、面積上の問題をクリアするために様々な特徴ある設計を行っている。
また、1990年代以降に建設されたいわゆる「国際規格」の野球場に比べ、収容観客数の少なさやグラウンド面積の狭さが指摘されて久しいが、法規上の制限ギリギリ[注 7]で設計されていることから、スタンドの増築を伴う観客席増設や、スタンドの構造変更を伴うグラウンド面積の拡張なども、法令の改正がなされない限り事実上不可能であったが、2012年の法改正に伴い建蔽率が12%まで緩和された[注 8]。
以上の理由によりブルペンはダッグアウト裏やグラウンド内に場所が確保できなかったため、外野スタンドの下に存在する。ブルペンは目隠し用のテントと侵入防止用の鉄柵を隔てただけで横浜公園に面しているので、リリーフ投手の投球を受ける捕球音やブルペン捕手の掛け声を球場外から聞くことができる。ダッグアウトとブルペンの間は連絡路がなく隔絶されているため、プロ・アマ問わずリリーフ投手は試合前からブルペンで待機するか、試合中の攻守交替時にファウルグラウンドを歩いてブルペンに向かわなければならない。
プロの試合における投手交代時は通常、リリーフカーを使用する。球場誕生時は日産自動車のブルーバード910型のオープンカー[注 9]を使い、その後は同社のBe-1やエスカルゴ、トヨタ自動車のスポーツカー・MR-Sを経て、2017年シーズンからは日産・リーフを改造したものを使用している[注 10]。
ブルペンを外野スタンド下に収める構造を採用した結果、横浜スタジアムの外野フェンスは高さがドーム球場並み[注 11]の5メートルに達した。このため、グラウンド内でバウンドした打球がフェンスを越えてエンタイトルツーベースに至ることはまずあり得ず、フェンスによじ登ってのフライ捕球もまず不可能である(内野エキサイティングシートのフェンスは低いため、こちらに入ってのエンタイトルツーベースは何度か起きている[注 12])。フェンスが高いものの外野スタンドの奥行きは狭いため、プロのパワーヒッターであれば場外ホームランを打つことも可能である(詳細後述)。
2009年8月27日開催の横浜-阪神戦において泥酔した観客がライトスタンドから1メートルあるフェンスを乗り越えて5メートル下のグラウンドに転落したことで2日後に死亡する事故が発生している[20]。
ゲーリッグとルースのレリーフ
1934年11月18日、横浜スタジアムの前身となる横浜公園球場で日米野球が開催され、MLB選抜がベーブ・ルース2本、ルー・ゲーリッグ1本、ジミー・フォックス1本、アール・アベリル1本の計5本、全日本選抜が井野川利春1本の本塁打を放った[21]。なお、MLB選抜は3年前の1931年にも11月29日に全横浜[注 13]と、11月30日に横浜高商と横浜公園球場で試合を行っている[22]。
横浜公園球場は戦後の占領期にルー・ゲーリック・メモリアル・スタジアムと称していたこともあり、ゲーリッグやルースというMLBの歴史に名を残すスターがこの地でプレーしたことを記念して、後身となる横浜スタジアムには、かつて外野ライトスタンドのポール際にルー・ゲーリッグのレリーフが、レフトスタンドのポール際にベーブ・ルースのレリーフがそれぞれ設置されていた。現在は場内の内野 (STAR SIDE側) コンコース内に展示されている。
名球会入り選手のプレート設置
2006年からは、ホエールズ、ベイスターズ在籍時に名球会入りした選手の名前を入れたボール模様のプレートをライト外野スタンドに設置し、その功績を称えている。当初は外野フェンスに設置されていたが、2012年シーズンよりリボンビジョンが導入されたのに伴い外野席上部へと移動され、デザインも顔写真入りに変更された。
配置は右中間からライトポール際に向かって、以下の通り。
- 「1980.4.23 2000HITS 松原誠」(最終記録2095安打)
- 「1983.10.21 200WINS 平松政次」(最終記録201勝)
- 「2000.9.6 2000HITS 駒田徳広」(最終記録2006安打)
- 「2005.4.14 250SAVES 佐々木主浩」(最終記録381セーブ…NPB252セーブ、MLB129セーブ)
- 「2006.5.11 2000HITS 石井琢朗」(最終記録2432安打)
- 「2013.4.6 2000HITS アレックス・ラミレス」(最終記録2017安打)
- 「2013.5.5 2000HITS 中村紀洋」(最終記録2101安打)
売店
売店は内野スタンド2階通路と外野スタンド1階に設置されている。内野スタンド一塁側にはサーティワン アイスクリームが、三塁側にはケンタッキーフライドチキンがあり、一・三塁側双方にドミノ・ピザがワゴン形式で出店している[注 14]。場内で販売されていた牛丼は2000年頃までは吉野家、2001年頃からはなか卯となっていたが、現在はいずれも撤退している。
スタジアム内で売られている「みかん氷」が名物となっている。かき氷の上に缶詰のみかんが乗り、その上に缶詰みかんのシロップをかけたもの。特に真夏のデーゲームや、高校野球神奈川大会の際には売り場に長蛇の列ができる。2009年までは1,3塁側の内野売店(2004年までは3塁側のみ)での販売であったが、2010年より外野席の売店でも販売するようになった。2007年からは1塁側のみだが、みかんの代わりに缶詰パイナップルとシロップを使った「パイナップル氷」が発売された。
「みかん氷」以外にも、DeNAが球場運営に関わってからはスタジアムのオリジナルメニューが非常に豊富で、オリジナルビールの「ベイスターズエール」と「ベイスターズラガー」はお土産用の瓶入りも販売されており、ベイスターズの選手寮「青星寮」で選手が食べているカレー「青星寮カレー」はお土産用の缶詰が販売されている他、実際に横浜市内にある公立小学校の学校給食として出されたことがある。他にも「ベイカラ」「ベイメンチ」「ベイ餃子」などの新メニューも登場して人気を博している。
崎陽軒のシウマイ弁当の掛紙は、横浜スタジアムオリジナルの物が使われている。関内駅にある崎陽軒売店では、定価で売られているが掛紙は通常のものである。
内野席中程の3階には、2005年に既存のレストランを改修した「カフェ・ビクトリーコート」があり、店内にはホエールズおよびベイスターズの歴代のユニフォームや優勝ペナントが飾られている。
スタンドの傾斜が激しいこともあり、長年客席での生ビールタンクサーバー売りは実施されていなかったが、2013年シーズンよりタンク売りが開始した。
場内のビール販売員が販売しているおつまみは、ちくわと地元の美濃屋あられ製造本舗の横濱ビア柿の2種類である。
場内の自販機及びワゴンで、ペットボトル飲料の販売が行われている(他球場では投げ込み防止の観点から、ペットボトルの持ち込み・販売を禁止しているところがほとんど)。
現在は球団の公式ショップが場外に開店しているが、球場オープンからしばらくは場内に「大リーグショップ」という名称で当時は珍しいメジャーリーググッズも扱っていた。
注釈
- ^ 横浜スタジアムの公式ウェブサイトでは「ハマスタ」の通称が使用されている。
- ^ 施設命名権により、2010年4月1日より、「保土ケ谷・神奈川新聞スタジアム」2015年4月1日より「サーティーフォー保土ケ谷球場」としている。
- ^ ドームも含めた野球場での初採用例は、2002年(平成14年)の東京ドーム。
- ^ 2003年から大会が終了した2009年までの発着場所は横浜赤レンガ倉庫。
- ^ 2014年の計5組(水樹奈々、氷室京介、TUBE、ONE OK ROCK、ポルノグラフィティ)のように大きく上回る開催実績もある。
- ^ スタンドのいわゆる「軒下」にあたる部分は公共の通路であり、グラウンドは広域避難場所に指定されているため、それぞれ法令上の「建築物」とはみなされず建蔽率の計算対象から除外される。
- ^ 建設当初の法令では建蔽率7%以下でなくてはならないとされた。“座談会 横浜公園とスタジアム (3)”. 有鄰 No.398 (2001年1月1日). 2015年11月9日閲覧。
- ^ 都市公園法改正に伴い2013年4月より横浜市の条例で12%以下に緩和された。“市第87号議案 横浜市公園条例の一部改正”. 横浜市 (2012年12月6日). 2024年4月29日閲覧。
- ^ ひらけ!ポンキッキの歌『はたらくくるま3』のリリーフカーとして登場した。
- ^ 2016年のオールスターゲームではスポンサー上の理由により、マツダ・アクセラのオープンカーが使用された。
- ^ スタンドが真円形で可動席を持つ球場の特徴である。
- ^ 2015年9月22日の筒香嘉智・2017年6月27日の會澤翼の事例などがある。
- ^ 横浜高商・横浜高工・横浜一中・横浜商それぞれのOBチームによる連盟「母校連盟」からの選抜チーム。
- ^ 以前は一塁側にマクドナルドが、三塁側にミスタードーナツが出店していたが、現在はいずれも撤退している。
- ^ オーナーズ・クラブを作り、内野席年間シートを45年間与えるというプレミアムをつけ、募集一口250万円の市民株主を800口募集し20億円の資金を得る。(有隣堂『有鄰』第398号 2001年1月1日発行)
- ^ 横浜スタジアムとの間に契約を交わし、20年契約で入場料収入の29%、シーズン席の収入の30%と販売経費を球団から球場へ払い、球場内広告に対して5,000万円、物販協力金として350万円を球場から球団へ支払うというものだった。1978年(初年度)の横浜スタジアムは広告収入5億3,300万円、物販収入9億2,000万円。1993年は、球場収入13億9,200万円、広告収入13億9,300万円、物販収入15億6,500万円で、経常利益は13億9,600億円、資産は現金・預金・有価証券で64億3,800万円であった。この契約が現在でも有効かどうかは不明。
- ^ 1973年は保護地域が東京都のままであったため準本拠地扱い。
- ^ 一部では両球団の合併報道や国土計画が横浜スタジアムおよび大洋球団に出資していたことから、「西武が大洋を買収」という報道もあった。
- ^ 1973-77年は地方開催扱いとして年3-18試合を開催。1978年から正式に本拠地となり、1992年に千葉県(ZOZOマリンスタジアム)への移転後も2試合だけであるが川崎球場で主催試合を開催した。後述の通り1993年のセ・リーグ公式戦が中止となったため、結果的にこの2試合が川崎球場における最後の1軍公式戦となった。
- ^ 代替試合は川崎球場ではなく横浜スタジアムで開催された。
- ^ ただし、オープン戦は1994年と2000年に開催された。なお、1995年(平成7年)にもオープン戦の日程が組まれていたが雨天中止となっている。また、ロッテ主催の大洋とのオープン戦は1991年(平成3年)までの間に行われ、2000年のオープン戦は「プロ野球サントリーカップ」として開催された。
- ^ 横浜スタジアム社長が渡辺会長に反論「もうかってない」 読売テレビ 情報ライブ ミヤネ屋によれば物販と広告の収入は全て球場側に権利があり、入場料についてもそのうちの25%が球場側に入っている(2011年11月4日放送より)。
- ^ スポンサーは設置当初〜1991年までが日産自動車、1992年〜1993年がリョービ、1994年〜2005年までがパロマ。
- ^ 9・11・13・15・17ゲート周辺、可動席部分を除く。
- ^ 2017年シーズン開幕前に初代広告が新設された後は原則2年ごとに広告の取り換え工事が行われている(工事期間は基本的にオープン戦の間)。
- ^ 1989年3月23日に行われた大洋対巨人のオープン戦では、試験的に秒単位で時間が表示されていたが、公式戦では分単位の表示に改められた。
- ^ アメリカンフットボールの各クォーターの残り時間や、ロードレースのタイム表示にも使用。
- ^ 風に流された風船が架線に付着し、列車がストップする恐れがあるため。根岸線では1951年に架線トラブルが大惨事へと繋がった桜木町事故が発生しているため、とりわけ慎重な扱いが求められていた。
- ^ セントラル・リーグにクライマックスシリーズが導入された2007年以降は、DeNAが2016年・2017年に進出。いずれの年もレギュラーシーズンを3位で終えていたため、クライマックスシリーズには、上位球団の本拠地球場でビジターゲームとして臨んでいた。
- ^ オープン戦のオリックスvs阪神(大阪ドーム)でも同様の事例が発生する場合がある。
- ^ 東京ドーム・2008年(西武)、2019年(ソフトバンク)、神宮球場・1992年(西武)、2015年(ソフトバンク)、2022年(オリックス)、ナゴヤドーム・1999年(ダイエー)、2004年(西武)、2010年(ロッテ)、甲子園球場・1962年(東映)、1964年(南海)、2005年(ロッテ)、マツダスタジアム・2016年(日本ハム)、2018年(ソフトバンク)。
- ^ 横浜スタジアム建設の際に募集した800口の市民株主によるオーナーズ・クラブの存在により、新規に建設される球場は(株)横浜スタジアムの運営、および横浜DeNAベイスターズの新球場への移転が前提とされる。このオーナーズ・クラブの存在によって、2023年まで横浜DeNAベイスターズは専用球場を(株)横浜スタジアムの運営する球場以外の場所に設置できないと規定されている。
- ^ 当時、特に外野自由席は私設応援団やその関係者による座席の大量占拠によって立ち見を余儀なくされる一般入場客が多く、問題化していた。これは、1999年(平成11年)の外野座席のコンパートメントシート化や外野指定席の導入によって多少は改善したが、絶対的な座席数にはほとんど変化が見られなかった。
- ^ 旧建設省出身で土木・建築業界を支持基盤としていた高秀は、1998年(平成10年)の市長選で、ベイスターズの優勝を条件にドーム球場建設を公約している。
- ^ この当時、ベイスターズの公式戦が行われる日に横浜公園内で「横浜ドームを実現する会」という団体が連日署名運動を行っていた。この署名活動にはかつてベイスターズ(大洋ホエールズ)に所属していた選手も多数署名したという。「実現する会」の実体は、横浜商工会議所の青年部や建設関連業者など、主に新球場建設の利権に絡む人々であった。一方で、ベイスターズファンの一部から試合中ライトスタンドにおいて「ハマドーム、イラン」や「横浜ドームはいらない」と書かれた横断幕掲示が見られた。
- ^ 中田市長はラジオ番組に出演した際「横浜ドームは不要。横浜スタジアムの可動式スタンドを使えなくしてでも天然芝にするか、東京ドームで今年(2002年)から導入されたフィールドターフを導入すればよい」と発言していた。
- ^ 横浜高速鉄道みなとみらい線の新高島駅構内の柱や改札口などに「マリノスタウン」と書かれている。
出典
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- ^ “未明に衝突 弾みで横浜スタジアムに車突っ込む 4人軽傷”. カナロコ 神奈川新聞. 2022年7月30日閲覧。
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