有馬記念
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/18 21:53 UTC 版)
参考文献
- 中山競馬場70年史編集委員会(編)『中山競馬場70年史』日本中央競馬会中山競馬場、1998年。
- 阿部珠樹「第1回有馬記念(中山グランプリ)とその時代 - 『世界一馬券が売れるレース』の原点を探る」『優駿』2008年1月号、日本中央競馬会、32-34頁。
- 「有馬記念ファン投票ベストテン全史」『優駿』2011年1月号、日本中央競馬会、35-37頁。
- 日夏ユタカ「有馬記念“ミニ”クロニクル」『優駿』2011年1月号、日本中央競馬会、38頁。
- 『週刊Gallop臨時増刊 「有馬記念全史」』、産業経済新聞社、2004年12月6日、雑誌82947-1/6。
関連項目
- 中山特別
- 宝塚記念 - ファン投票で出走馬を決定する春のグランプリ競走。
- ジ・オールスターマイル - ファン投票で出走馬を決定するオーストラリアの競走。
- ジョッキーズグランプリ - ファン投票で騎乗する騎手を決定する競走。1995年限りで廃止となった。
- ホープフルステークス - この後に中山競馬場で開催される1年で最後のGI競走。
- サッポロビール - 毎年、有馬記念開催に先駆けて「サッポロ黒ラベル・有馬記念缶」をコラボレーションして通販や全国主要酒類販売店で発売している。これは中山競馬場のある船橋市に工場があるためで、前年の優勝馬のレースシーン写真を缶詰に印刷している。
- 進撃の巨人 - 2013年にジャパンカップとのコラボレーション「進撃のジャパンカップ」に続き、有馬記念とコラボレーションで「進撃の有馬記念」というブラウザゲームが公開された。
有馬記念以外の公営競技におけるグランプリ大会
- 東京大賞典 - 地方競馬の1年間を締め括る競走。2019年にKEIRINグランプリの売上を抜いた。
- KEIRINグランプリ - 競輪の1年間を締めくくる競走。2018年まで売上が東京大賞典を上回っていた。
- 阿佐田哲也杯 - 立川競輪場の師走開催で行われたS級シリーズで、KEIRINグランプリが行われていた時は並列開催していた
- 寺内大吉記念杯競輪 - KEIRINグランプリ開催会場で並列開催されるS級シリーズ。
- オッズパーク杯ガールズグランプリ - 女子競輪選手のグランプリ決定トーナメント。
- ヤンググランプリ - デビュー2年目までの選手を対象とした新人グランプリ決定トーナメント。
- スーパースター王座決定戦 - オートレースの1年を締めくくるグランプリ競走。
- スーパースターシリーズ戦 平尾昌晃杯 - 上記トーナメントと並列開催されるトーナメント。初日に女子選手成績優秀者による特選競走のスーパースターガールズ王座決定戦も行われている。
- 賞金王決定戦競走 - 競艇におけるグランプリトーナメント。2014年から呼称として「グランプリ」が採用されている。賞金ランキング上位18位までの選手が「グランプリ」の部、19-60位までに入った選手(+グランプリの部における1stステージ=1・2日目敗退6選手が3日目から加わる)が「グランプリシリーズ」の部に出場し、2つのSG優勝者を争う。
- 賞金女王決定戦競走 - 競艇の女子選手のグランプリトーナメント。2014年から呼称として「クィーンズ・クライマックス」が採用されているが事実上の女子のグランプリ決定戦。賞金ランキング上位12位までが「クィーンズ・クライマックス」の部(プレミアムGI)、13-54位までの選手は「クィーンズ・クライマックスシリーズ」の部(GIII)に出場する。
- ※開催日・時間的な都合上、スーパースター王座決定戦と賞金女王決定戦が、公営競技における1年を締めくくるグランプリ決定戦と位置付けられている場合がある。
外部リンク
- データ分析:有馬記念 今週の注目レース - 日本中央競馬会
注釈
- ^ 八大競走の中では最も出走条件が緩やかで、クラシックに出走できない騸馬でも出走が可能である(八大競走と同等のジャパンカップも創設時から同。天皇賞も2008年から騸馬が解禁されている。またクラシックや天皇賞に外国産馬(マル外)が出走できなかった時代も、有馬記念とジャパンカップには出走できた。)。
- ^ この他に推薦委員会による選出もあったが、形骸化したため1996年より廃止された。
- ^ 日本の公営競技において、初めてファン投票による競走対象の選定を行ったのは競輪(オールスター競輪)である。
- ^ ただし、マスコミなどでは「第○○回有馬記念」と表記され、「(中山)グランプリ」の文言は殆ど登場しない場合が多い。
- ^ スタンドなどの大規模改築で開催が不可能な年度があっても、できる限り年末の中山開催ができるようにするためで、これまで東京競馬場など他場で代替となった例は一度もない(同じように日本ダービーもできるだけ東京競馬場で行えるようにするため、東京競馬場の竣工した1934年以後は他場振替は行われておらず、改築や、馬インフルエンザによる開催代替が発生しても、開催時期をずらして東京競馬場で開催した事例がある。)
- ^ 中央競馬がアラブ系競走を行っていた時代にはアングロアラブの出走も可能であり、「アラブの怪物」の異名を持つセイユウがファン投票による権利を持っていたものの、アラブの読売カップ(秋)連覇を優先し出走を辞退している。
- ^ 基本的に抽選会場に出席するが、栗東トレセン所属の調教師・騎手であるときは、衛星中継で出演する場合がある(ただし、新型コロナウィルスの対策の一環として、2020-2022年は一般ファンの招待はもとより、すべての関係者の会場の登壇もなく、関係者はすべて衛星中継回線、ないしは電話(2021年は全員が電話出演)での出場となったため、ゲストのうちのもう一人が枠順の抽選を行った)。
- ^ 2023年の地方競馬で施行する競走では、JBCクラシック(JpnI)・東京大賞典(GI)の1着賞金1億円が最高額[17]。
- ^ なお、競輪のKEIRINグランプリ(2023年)の優勝賞金は1億3000万円(その他副賞500万円。総計1憶3500万円)、競艇のグランプリ(同左)のそれは1億1000万円で、それぞれ優勝選手個人で受け取る額である(世界の公営競技においても、1レースにおける優勝賞金額ではKEIRINグランプリが第1位、競艇のグランプリが第2位である)。
- ^ その場合、年内最終日の月曜日には「阪神カップ」が行われた。最も、中央競馬の開催は2007年に一部改訂され、「1開催8日間」固定から、年間10会場・総合計288日間を超えない範囲であれば、「1開催4-12日間で自由に設定」できるようになり、祝祭日を含めた3日間連続開催が年最大4回行われているためでもある。
- ^ 具体的には12月27日、12月28日が日曜日と重複する場合が該当する。(最初の実例は2020年)
- ^ 古馬と3歳馬の混合の芝GIに限れば、年内最後であることには変わりがない。
- ^ 当時の格付表記は、JRAの独自グレード。
出典
- ^ “The LONGINES World's Top 100 Group/Grade 1 Races for 3yos and upwards - 2019” (PDF). 国際競馬統括機関連盟(IFHA). 2020年11月18日閲覧。
- ^ a b c d “重賞競走一覧(レース別・関東)” (PDF). 日本中央競馬会. p. 46. 2023年9月11日閲覧。
- ^ a b c d “令和5年第5回中山競馬番組” (PDF). 日本中央競馬会. 2023年9月11日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q “レースについて:有馬記念 今週の注目レース”. 日本中央競馬会. 2023年9月11日閲覧。
- ^ 「有馬記念創設の歴史」 有馬記念全史 14頁
- ^ a b 「有馬記念創設の歴史」 有馬記念全史 15頁
- ^ INTERNATIONAL GRADING AND RACE PLANNING ADVISORY COMMITTEE "INTERNATIONAL CATALOGUING STANDARDS and INTERNATIONAL STATISTICS 2014" (PDF) - The Jockey Club Information Systems, Inc. 2015年3月7日閲覧
- ^ “世界のトップ100 GIレースがIFHAから発表!”. JRA. 2020年11月23日閲覧。
- ^ “International Federation of Horseracing Authorities”. www.ifhaonline.org. 2021年1月26日閲覧。
- ^ 北島三郎、数百万の馬が9億獲得のボロ儲け…波乱連発の有馬記念、5年連続的中の「裏情報」? - Business Journal 2016年12月19日発信、2017年1月12日閲覧
- ^ 有馬記念枠順決定の方法およびテレビ中継について - 日本中央競馬会、2014年12月9日閲覧
- ^ a b 有馬枠順抽選に新機軸、希望馬番選べる 25日BSフジで生中継 - スポニチアネックス、2014年12月9日閲覧
- ^ “日本中央競馬会競馬施行規程 第87条” (PDF). 日本中央競馬会. p. 25 (2015年6月6日). 2015年10月6日閲覧。
- ^ “日本中央競馬会の競馬の施行等に関する規約 第44条” (PDF). 日本中央競馬会. p. 11 (2014年11月25日). 2015年10月6日閲覧。
- ^ 有馬記念公開枠順抽選の実施(2022年)
- ^ “令和5年度重賞競走一覧” (PDF). 日本中央競馬会. 2023年9月11日閲覧。
- ^ “2023年ダート交流重賞競走一覧”. 地方競馬全国協会. 2023年9月11日閲覧。
- ^ 競馬のG1賞金ランキングと賞金分配の仕組み|有馬記念とジャパンカップが1位(デイリーブックメーカー)
- ^ “同一年度に本会が定める競走に優勝した馬に対する褒賞金交付基準” (PDF). 日本中央競馬会 (2002年1月1日). 2015年12月14日閲覧。
- ^ “有馬記念競走における特別出走奨励金交付基準” (PDF). 日本中央競馬会 (2014年1月1日). 2015年12月14日閲覧。
- ^ 『中山競馬場70年史』58-59頁
- ^ a b c d e f g 『中山競馬場70年史』64-66頁
- ^ a b c d e f g 「第1回有馬記念(中山グランプリ)とその時代 - 『世界一馬券が売れるレース』の原点を探る」
- ^ a b 『中山競馬場70年史』139-140頁
- ^ a b c d e f g h i 『中山競馬場70年史』69-72頁
- ^ 「有馬記念“ミニ”クロニクル」
- ^ “有馬記念・ジャパンCの1着賞金4億円に JRA、22年から”. 日本経済新聞 (2021年11月18日). 2023年10月9日閲覧。
- ^ “【JRA】23年から有馬記念、ジャパンCが5億円 ダービーは3億円に増額 それぞれ今年から1億円増”. スポーツ報知 (2022年11月18日). 2023年10月9日閲覧。
- ^ 2021年12月26日のレース番組一覧。中山で有馬記念のアンダーカードとして「グッドラックハンデキャップ」「20〇〇フェアウェルステークス」が組まれている。
- ^ 令和5年度秋季競馬番組の概要について<4 回中山・4 回阪神(9 月)~5 回中山・5 回阪神(12 月)>
- ^ 中央競馬全重賞成績集、773頁。
- ^ 中央競馬全重賞成績集、822-844頁。
- ^ 中央競馬全重賞成績集
- ^ “第5回中山競馬成績集計表” (PDF). 日本中央競馬会. pp. 3675-3677. 2016年12月13日閲覧。(索引番号: 33093)
- ^ "有馬記念ウィーク限定!"グランプリシート"にご招待!【中山競馬場】". 日本中央競馬会. 19 November 2020. 2020年11月20日閲覧。
- ^ https://db.netkeiba.com/race/195606030410/
- ^ 有馬記念全史 152頁
- ^ グレード制導入後では2:37.2(第44回優勝馬グラスワンダー)
- ^ a b 「別冊宝島」競馬激闘史 122頁 有馬記念データ
- ^ 連続記録はオリビエ・ペリエの3年連続(第47回〜第49回)
- ^ 連続記録は藤沢和雄の3年連続(第47回〜第49回)
- ^ 【有馬記念Q&A】単勝100円の元返しは過去あった? - スポニチアネックス、2015年12月14日閲覧
- ^ 「有馬記念ファン投票ベストテン全史」
- ^ “【有馬記念】ブエナ雪辱へ堂々のファン投票1位”. スポーツニッポン (2010年12月10日). 2014年12月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年12月11日閲覧。
- ^ “ブエナビスタが2年連続1位 有馬記念ファン投票”. スポーツニッポン (2011年12月8日). 2014年12月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年12月11日閲覧。
- ^ “【有馬記念ファン投票】〜最終結果発表、オルフェーヴル1位”. netkeiba.com (2012年12月6日). 2014年12月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年12月13日閲覧。
- ^ “【有馬記念】ファン投票・最終発表〜1位オルフェ、2位キズナ、3位ゴールド”. netkeiba.com (2013年12月5日). 2014年12月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年12月13日閲覧。
- ^ “【有馬記念】ファン投票最終集計〜1位ゴールドシップ、2位ジェンティルドンナ”. netkeiba.com (2013年12月11日). 2014年12月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年12月13日閲覧。
- ^ “【有馬記念】ラスト走ゴールドシップが1位 ファン投票最終結果”. スポニチアネックス. スポーツニッポン新聞社 (2015年12月10日). 2015年12月28日閲覧。
- ^ “【有馬記念】ファン投票最終結果発表~1位キタサンブラック”. netkeiba.com (2016年12月8日). 2016年12月8日閲覧。
- ^ 有馬記念ファン投票 最終結果発表!日本中央競馬会、2017年12月7日閲覧[リンク切れ]
- ^ “有馬記念ファン投票 最終結果発表!”. 日本中央競馬会 (2018年12月6日). 2018年12月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年12月6日閲覧。
- ^ “有馬記念ファン投票 最終結果発表!”. 日本中央競馬会 (2019年12月5日). 2020年11月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年12月5日閲覧。
- ^ “有馬記念ファン投票 最終結果発表!”. 日本中央競馬会 (2020年12月10日). 2021年11月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月10日閲覧。
- ^ “有馬記念ファン投票 最終結果発表!”. 日本中央競馬会 (2021年12月9日). 2021年12月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年12月10日閲覧。
- ^ “有馬記念ファン投票 最終結果発表!”. 日本中央競馬会 (2022年12月8日). 2022年12月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月8日閲覧。
- ^ “有馬記念ファン投票 最終結果発表!”. 日本中央競馬会 (2023年12月7日). 2023年12月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月7日閲覧。
[前の解説]
固有名詞の分類
- 有馬記念のページへのリンク