ニホンアシカニホンアシカの概要

ニホンアシカ
	ニホンアシカ Zalophus japonicus
保全状況評価
	EXTINCT; (IUCN Red List Ver.3.1 (2001));
分類
学名
	Zalophus japonicus (Peters, 1866)
シノニム
	Zalophus californianus japonicus
和名
	ニホンアシカ
英名
	Japanese sea lion

脚注

注釈

^ 当時、島根県竹島研究顧問の杉原隆は山陰中央新報の取材において、この証言から韓国漁民らによる捕獲が絶滅の原因ではないかと推測した発言を行っていた（李ライン翌年竹島にニホンアシカ多数生息（ウェブ魚拓）山陰中央新報 2007年5月10日）。ただし、この発言以前の1998年(『生きていた!生きている? 境界線上の動物たち』, p. 154)においても駐留中の韓国人が非常用食料にしていた点は記述されており、絶滅の要因は同書籍において他にも指摘されている。
^ アシカを含む鰭脚目の特色として1種類の個体数が飛び抜けて多い事が挙げられ、1種類で十数万頭というのが普通である（和田一雄『海のけもの達の物語 -オットセイ･トド･アザラシ･ラッコ-』成山堂書店、2004年、11頁。ISBN 978-4425981311）。この時点で絶滅の危機にあったといえる。
^ 1970年代の韓国紙は竹島駐在の「警備隊員たちの銃撃で絶種」と報道しており、世界自然保護基金（WWF）の1977年度報告書では韓国人研究者さえ「最上の保護策は警備隊の島からの撤収だ」と主張している^[30]。また、1976年には、東亜日報が、アシカの生殖器が韓国で人気の精力剤の材料だったため、乱獲によってアシカが絶滅の危機に瀕していることを報道している^[31]。
^ 『フィールドベスト図鑑12 日本の哺乳類』学習研究社、2002年、51頁。ISBN 9784054013742
^ (『生きていた!生きている? 境界線上の動物たち』, p. 148-159)。ただし、島根大学医学部（当時）の井上貴央によると、繁殖記録に該当する記録を韓国では確認できなかったという。
^ 鳥取県岩美町でアシカ?目視（2012年7月19日時点のアーカイブ） - 海棲哺乳類情報データベース
岩美・羽尾海岸に珍客アシカ（インターネット・アーカイブ） - 日本海新聞 2003年7月21日
この事例では写真が撮影され、当初ニホンアシカとされていたものの、一応カルフォルニアアシカへ変更されている。ただし、決め手に欠けるため、海棲哺乳類情報データベースの分類では種不明のカテゴリーにも入っている。
^ 鹿児島県薩摩川内市で種不明アシカ出現 Archived 2016年6月2日, at Archive.is- 海棲哺乳類情報データベース　こちらはかごしま水族館がアシカと断定している。
^ VANKの活動家で誠信女子大学校の客員教授でもあるソ・ギョンドク（徐坰徳）は、竹島からアシカが消えた理由を説明する動画を2015年2月21日にYouTubeに公開し、「独島のニホンアシカは、戦前の日本の乱獲によって絶滅した」と主張して日本を非難する行動を展開している^[30]。

出典

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[前の解説]

[続きの解説]

「ニホンアシカ」の続きの解説一覧

[28] 当時、島根県竹島研究顧問の杉原隆は山陰中央新報の取材において、この証言から韓国漁民らによる捕獲が絶滅の原因ではないかと推測した発言を行っていた（李ライン翌年竹島にニホンアシカ多数生息（ウェブ魚拓）山陰中央新報 2007年5月10日）。ただし、この発言以前の1998年(『生きていた!生きている? 境界線上の動物たち』, p. 154)においても駐留中の韓国人が非常用食料にしていた点は記述されており、絶滅の要因は同書籍において他にも指摘されている。

[30] アシカを含む鰭脚目の特色として1種類の個体数が飛び抜けて多い事が挙げられ、1種類で十数万頭というのが普通である（和田一雄『海のけもの達の物語 -オットセイ･トド･アザラシ･ラッコ-』成山堂書店、2004年、11頁。ISBN 978-4425981311）。この時点で絶滅の危機にあったといえる。

[34] 1970年代の韓国紙は竹島駐在の「警備隊員たちの銃撃で絶種」と報道しており、世界自然保護基金（WWF）の1977年度報告書では韓国人研究者さえ「最上の保護策は警備隊の島からの撤収だ」と主張している^[30]。また、1976年には、東亜日報が、アシカの生殖器が韓国で人気の精力剤の材料だったため、乱獲によってアシカが絶滅の危機に瀕していることを報道している^[31]。

[37] 『フィールドベスト図鑑12 日本の哺乳類』学習研究社、2002年、51頁。ISBN 9784054013742

[38] (『生きていた!生きている? 境界線上の動物たち』, p. 148-159)。ただし、島根大学医学部（当時）の井上貴央によると、繁殖記録に該当する記録を韓国では確認できなかったという。

[40] 鳥取県岩美町でアシカ?目視（2012年7月19日時点のアーカイブ） - 海棲哺乳類情報データベース
岩美・羽尾海岸に珍客アシカ（インターネット・アーカイブ） - 日本海新聞 2003年7月21日
この事例では写真が撮影され、当初ニホンアシカとされていたものの、一応カルフォルニアアシカへ変更されている。ただし、決め手に欠けるため、海棲哺乳類情報データベースの分類では種不明のカテゴリーにも入っている。

[41] 鹿児島県薩摩川内市で種不明アシカ出現 Archived 2016年6月2日, at Archive.is- 海棲哺乳類情報データベース　こちらはかごしま水族館がアシカと断定している。

[43] VANKの活動家で誠信女子大学校の客員教授でもあるソ・ギョンドク（徐坰徳）は、竹島からアシカが消えた理由を説明する動画を2015年2月21日にYouTubeに公開し、「独島のニホンアシカは、戦前の日本の乱獲によって絶滅した」と主張して日本を非難する行動を展開している^[30]。

[iucn-1] Lowry, L. 2017. Zalophus japonicus (amended version of 2015 assessment). The IUCN Red List of Threatened Species 2017: e.T41667A113089431. doi:10.2305/IUCN.UK.2017-1.RLTS.T41667A113089431.en. Downloaded on 28 December 2020.

[nakagawa-2] ^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h ⁱ ^j ^k ^l ^m ⁿ ^o ^p ^q ^r ^s ^t ^u ^v ^w 中川元「ニホンアシカ」『レッドデータブック2014 －日本の絶滅のおそれのある野生動物－1 哺乳類』環境省自然環境局野生生物課希少種保全推進室編、株式会社ぎょうせい、2014年、30 - 31頁。

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[Itoo2001-5] 伊藤徹魯, 藤田明良, 久保金弥「朝鮮半島周辺海域の鰭脚類: 朝鮮の古文献のニホンアシカとゴマフアザラシ」『野生生物保護』第6巻第2号、「野生生物と社会」学会、2001年、51-66頁、doi:10.20798/wildlifeconsjp.6.2_51、ISSN 13418777。

[6] 武田幸有『新島炉ばなし』（増補改訂版）新島観光協会、1974年。ASIN B000J9GLI2。

[7] 山形の絶滅種・絶滅危惧種データベース - ニホンアシカ. 山形県立博物館. 2014年6月11日閲覧

[8] 「悲劇の海獣」ニホンアシカの絶滅. 原久庵. 2014年6月11日閲覧^{[出典無効]}

[nakamura-9] ^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h ⁱ ^j 中村一恵「ニホンアシカは幻か」『動物たちの地球哺乳類II 3 アザラシ・アシカ・オットセイほか』第9巻 51号、朝日新聞社、1992年、91 - 92頁。

[itoo1985-10] 伊藤徹魯「ニホンアシカ Zalophus californianus japonicus の頭骨の新資料について」『哺乳動物学雑誌』第10巻 3号、1985年、135 - 148頁

[red-tottori-11] レッドデータブックとっとり（動物） (PDF) 鳥取県公式サイト

[aichi-12] “アシカ Zalophus japonicus （Peters）” (PDF). あいちの環境（愛知県環境部）. 2014年5月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年11月13日閲覧。

[itoo_et_al1994-13] 伊藤徹魯, 井上貴央, 中村一恵「自由集会報告（日本哺乳類学会1994年度大会自由集会の報告），1994年度ニホンアシカ研究会の研究交流会」『哺乳類科学』第34巻第2号、日本哺乳類学会、1995年、164-168頁、doi:10.11238/mammalianscience.34.164。

[14] 船舶遺跡縄文人の海獣狩猟の様子−日本人はるかな旅展（2002年8月6日時点のアーカイブ）国立科学博物館

[OKHOTSK-15] 桑原岳仁 (2002年). “オホーツクの動物 - ヒグマと海獣”. 東京大学コレクション XIII「OKHOTSK」北の異界古代オホーツクと氷民文化. 東京大学総合研究博物館. pp. 第一章オホーツク人の海と陸. 2023年8月30日閲覧。

[wakan-16] 寺島良安「獣類（アシカ・オットセイ）」『和漢三才図会』 38巻、1712年頃、72頁。2010年3月28日閲覧。"其肉亦不甘美唯熬油為燈油"。

[shimane11-17] ^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f 杉原通信「郷土の歴史から学ぶ竹島問題」第11回ニホンアシカと竹島（2009年4月24日時点のアーカイブ）島根県公式サイト 2008年10月3日

[shimane20-18] ^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f 杉原通信「郷土の歴史から学ぶ竹島問題」第20回竹島漁猟合資会社について（2013年2月15日時点のアーカイブ）島根県公式サイト 2009年8月13日

[itoo_et_al1995-19] 伊藤徹魯, 井上貴央, 中村一恵「自由集会報告（日本哺乳類学会1995年度大会自由集会の報告），1995年度ニホンアシカ談話会」『哺乳類科学』第35巻第2号、日本哺乳類学会、1996年、176-179頁、doi:10.11238/mammalianscience.35.176、ISSN 1881-526X。

[20] 磯野直秀「珍禽異獣奇魚の古記録」『慶應義塾大学日吉紀要. 自然科学』第37巻、慶應義塾大学日吉紀要刊行委員会、2005年、33-59頁、CRID 1050564287347305856、ISSN 09117237。

[21] “人魚伝説歴史探検隊江戸中期の鳴門に記録”. ふるさと歴史探検隊. 徳島新聞 (2010年1月18日). 2010年10月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年4月7日閲覧。

[media-club-22] 中国新聞メディアクラブ (2006年2月23日). “ニホンアシカ、100年ぶり再会竹島の日PR”. 週刊中国新聞経済メールマガジン. 中国新聞. pp. 地域ニュース【2月17日（金） - 2月23日（木）】. 2010年4月7日閲覧。^{[リンク切れ]}

[m380822-23] 竹島資料室開設記念展示「明治以降の竹島渡航」 - 開催期間：平成19年4月19日（木）〜5月18日（金）（2014年2月1日時点のアーカイブ）島根県公式サイト

[FOOTNOTE『生きていた!生きている?_境界線上の動物たち』149-24] 『生きていた!生きている? 境界線上の動物たち』, p. 149.

[gakken-25] 『世界絶滅危機動物図鑑 (第1集)』学習研究社、1997年、10-11頁。ISBN 9784055002233

[joins20120819-26] 常習的に侵犯する日本人を決死阻止した独島義勇守備隊中央日報 2012年8月19日

[27] 안성규 (2012年8月19日). “53년 결성된 민간 무장 조직 …무력으로 일본인의 상습 침범 결사 저지” (（朝鮮語）). 中央日報 2014年2月20日閲覧。

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[swift-31] Rosamond Purcell and the staff of Naturlis (1999). Swift as a Shadow: extinct and endangered animals. Mariner Books. pp. 64 "EXTINCT JAPANESE SEA LION". ISBN 0395892287. "The breeding colony of Japanese sea lion (...) was found on the small rocky island of Takeshima, which was occupied by Korea after World War II. There are rumors that during the war Korean soldiers used these animals for target practice."

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[tada-36] (『生きていた!生きている? 境界線上の動物たち』, p. 148)

[39] 「1980年代に玉野市で発見されたニホンアシカについて資料はないか。」（岡山県立図書館） - レファレンス協同データベース 2010年2月13日

[42] ジュゴン保護対象に/鳥獣保護法改正案 - ウェイバックマシン（2016年8月22日アーカイブ分）琉球新報（2002年4月12）

[tada2-44] 『生きていた!生きている? 境界線上の動物たち』, p. 152-154

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[46] ニホンアシカ剝製標本 Zalophus japonicus 島根大学標本資料類データベース

[47] “保存番組リスト” (Excelファイル). 鳥取市視聴覚ライブラリー. 鳥取市. pp. Sheet1. 2011年9月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年4月7日閲覧。 “整理番号312「ふるさとこの一年」（製作局：NKT、85分、1992-12-30）ふるさとの出来事をつづる映像の’92年版。ニホンアシカのフィルム発見”

[48] “日本ニュース戦後編大117号チャプター (6) 淀川にアシカ現る＜時の話題＞（1948年(昭和23年)4月6日）”. NHK 戦後証言アーカイブス (1948年). 2020年5月1日閲覧。

[49] 九大キャンパスで発見された100年前のニホンアシカの剥製 : 忘れ去られた悲劇の海獣を追う（前編）環境・自然・生物文化歴史 (日本ドットコム.2023年7月6日）

[50] 角川書店『日本地名大辞典』

[51] 日本歴史地名大系『和歌山県の地名』

[FOOTNOTE『生きていた!生きている?_境界線上の動物たち』157-159-52] 『生きていた!生きている? 境界線上の動物たち』, p. 157-159.

[53] 谷川健一,『列島縦断地名逍遥』, 265頁

[54] 出雲大社教教務本庁『出雲大社教布教師養成講習会』1989年9月全427頁中235頁

[chugoku20130725-55] 「竹島絵本」読み聞かせ島根県松江（中国新聞2013年7月25日）

[56] すぎはらゆみこ（杉原由美子）・かみなかおさむ『絵本メチのいた島』山陰中央新報社、2017年8月（原著2013年）。ISBN 978-4879031785。

[1]

[2]

[3]

[4]

[30]

[31]

日本の哺乳類	エゾヒグマチョウセンイタチニホンアシカニホンアナグマヤエヤマコキクガシラコウモリ >>固有名詞 >>自然一覧 >>生物一覧 >>哺乳類一覧
アシカ科	オタリアガラパゴスオットセイニホンアシカキタオットセイリャンコ大王 >>自然 >>生物一覧 >>哺乳類一覧

ニホンアシカ ニホンアシカの概要

ニホンアシカ

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ニホンアシカニホンアシカの概要