土管化とは? わかりやすく解説

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どかん‐か〔ドクワンクワ〕【土管化】

読み方:どかんか

[名](スル)《「土管」はネットワークなどの回線設備象徴的に表した語》通信事業者が、端末機器サービスを提供できず、回線提供するだけの状態になること。


土管化

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 03:50 UTC 版)

ネットワークインフラただ乗り論争」の記事における「土管化」の解説

日本の携帯電話事業者においてはフィーチャー・フォンいわゆるガラケー)からスマートフォンへの移行期にネットワークインフラのただ乗り進み従来型ビジネスモデル弱体化により通信収入への依存が高まることによる収益先細りいわゆる「土管化」(ダムパイプ化)が問題になった2008年7月iPhone日本上陸以降日本でもスマートフォンの普及進み従来型携帯電話事業者主導携帯電話端末開発サービス開発や、コンテンツ提供プラットフォームiモードEZwebYahoo!ケータイなど)の囲い込みによる収益モデル弱体化していった。また2006年10月には番号ポータビリティ開始され2010年12月には総務省が「SIMロック解除に関するガイドライン」が制定され2012年ごろから携帯電話回線の提供に特化した仮想移動体通信事業者MVNO)が普及しだすなどの事情もあり、携帯電話事業者の土管化は避けられなくなってしまった。 そこで2010年代前半には、各社各様ビジネスモデル転換することになったNTTドコモは、通信回線の提供・インターネット使用したコンテンツサービス事業の実施や、コンテンツサービス事業者出資するというビジネスモデル転換KDDIは、携帯電話固定電話インターネット回線ケーブルテレビなどを連携させた通信事業コンテンツサービス全体収益を得るビジネスモデル転換ソフトバンクは、グループ全体事業再編ソフトバンク(旧 ソフトバンクモバイル)携帯電話事業専念し親会社ソフトバンクグループ(旧 ソフトバンク)は通信事業者から投資会社先祖返りすることになった

※この「土管化」の解説は、「ネットワークインフラただ乗り論争」の解説の一部です。
「土管化」を含む「ネットワークインフラただ乗り論争」の記事については、「ネットワークインフラただ乗り論争」の概要を参照ください。

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