タガログ族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/21 04:20 UTC 版)
![]() 労働者階級の男性と伝統的衣装を身にまとった女性(1900年) | |
居住地域 | |
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言語 | |
タガログ語、英語、スペイン語 | |
宗教 | |
主にキリスト教(多数派カトリックと少数派プロテスタント)、イスラム教、仏教、民俗宗教 |
タガログ族またはタガログ人(英:Tagalog)は、フィリピンの主要民族の一つである。単に、タガログとも呼ぶ。
概要
主にルソン島中部・南西部、ミンドロ島海岸平野部、ボアク島などに住み[1]、フィリピン共和国の人口の28.1%を占める(2012年)[2]。
「タガログ(Tagalog)」の名称は、「水辺の人々」を意味する「タガ・イロッグ(Taga-ilog)」に由来すると考えられている[3]。
文化
言語
オーストロネシア語族に属するタガログ語を母語とし、多くの人が英語を話せる[注 1]。かつての宗主国スペインのスペイン語は次第に使われなくなっている[4]。また、この二言語が混じったタグリッシュがある。
宗教
300年にわたるスペインの植民地支配により、民族人口の8割以上がカトリック教徒である[5]が、土着の民間信仰も残っている[3]。
脚注
注釈
出典
- ^ “世界大百科事典 第2版「タガログ族」”. コトバンク. 2022年5月14日閲覧。
- ^ “講義-2013S1-#01東南アジア11か国概要一覧-2012年版” (PDF). 2022年5月14日閲覧。
- ^ a b “日本大百科全書(ニッポニカ)「タガログ」”. コトバンク. 2022年5月14日閲覧。
- ^ “フィリピンの基礎知識”. フィリピン政府観光省. 2022年5月10日閲覧。
- ^ “ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「タガログ族」”. コトバンク. 2022年5月14日閲覧。
タガログ族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 11:36 UTC 版)
フィリピンの主要民族はタガログ族であり、ルソン島のリサール州、ラグナ州、タルラック州、ブラカン州、バターン州などに住む、タガログ語は他のフィリピン諸語と同じく、オーストロネシア語に属する。これを母語とする者は2500万人以上と推計される。16世紀後半から約300年にわたるスペイン人の支配により、タガログ族の80%以上がカトリック教徒となっている。大半が木やニッパヤシでつくった小さな高床式の家屋に住み、水稲耕作を主とする農業を営んでいるが、主要な換金作物はサトウキビとココナッツである。19世紀から20世紀初頭にかけて起こった白人(スペイン人、アメリカ人)と日本人の植民地支配に対する革命運動で、最も重要な役割を演じた民族でもある。そのため、フィリピン国民の主要な英雄や、独立後の政府の指導者多く輩出している。ルソン島にはその他にもイロカノ族(人口約810万人)、ビコラノ族(人口約540万人。ビゴール語を話す)、カパンパンガ族(約人口300万人)、パンガシナン族(約人口110万人。但し、イロカノ族との混血が進んでいる)など、他にも多数の中小部族を抱えている。
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