ケーブル･クレーン

ダム事典

ケーブルクレーン　（けーぶるくれーん）

ダムの両岸からダムを跨ぐ形でケーブルを張り、荷物を運搬するクレーン。両端固定式、弧動式、両端走行式に分類されます。コンクリートを入れたバケットをつり下げ、バケットを移動させることによって堤体の打設場所までコンクリートを運びます。ダムコンクリートの運搬方法としては最も一般的です。コンクリートのほかに、いろいろな材料・機械なども運びます。

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ケーブルクレーン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/06/07 09:39 UTC 版)

「貨物索道」の記事における「ケーブルクレーン」の解説

ケーブルクレーンは、建設現場に建設車両、砂利、セメントなどの建設資材を輸送したり、廃棄物などを除去したりするために一時的に建設される索道です。砂、砂利、セメントなど輸送専用の索道は、鉱石索道が担う。 高山などアクセスできない地形に索道、鉄道、電波塔、山小屋などを建設する場合、ケーブルクレーンが使用されている。オランダのデルタ計画の堤防もケーブルクレーンを使用して石材を直接海に注ぎ、建設を行った。 リンス–リマーン発電所（英語版）の「リンタール2015」建設プロジェクトは、現在、エネルギー部門で最大のスイスの建設プロジェクトで、スイス最大の水力発電所建設となった。このために、最大30トンの材料を運搬可能な2つのケーブルクレーンが建設された。更に一部のケースでは、懸垂器（ドイツ語版）あたり最大40トンが運搬可能となっている。